「金口木舌」の記事一覧

　戦後、日本が五輪に初参加した１９５２年のヘルシンキ大会。競泳で日本は銀３個を獲得したが「水泳ニッポン」への期待は金なしで落胆に変わった。「２位と３位があるから ...

　ジャーナリストの語源「ジャーナル」には日記という意味がある。記者として継続的な観察も時に必要だ。そのせいか、街を見詰め続ける目に出会うとはっとする ▼名護十字 ...

　色とりどりの「スーパーボール」はゴム製で、反発力が強い。幼い頃、地面に投げ付けて、どこまで高く跳ね上がるかを友だちと競った ▼米プロフットボールＮＦＬ王者決定 ...

　スカートの長さや髪形、靴下の色などを定めた校則。「ハイソックスは禁止」「左右の長さの違う髪形はだめ」。規定は事細かい。「こんなことまで」と首をひねりたくなるよ ...

　福岡県で開かれる益子直美カップ小学生バレーボール大会には「監督は絶対に怒らない」という決まりがある。元日本代表の益子直美さんの名を冠した大会だ。学生時代から厳 ...

　久しぶりに恐怖でおののいた。13日深夜に起きた福島県沖を震源とする地震である。最大震度6強。東京も震度4を観測した。気象庁は10年前の東日本大震災の「余震」と ...

　昨年4月から6月にかけて、本紙1面に「新型コロナ対策標語」を毎日掲載した。きっかけは読者からの電話だった。「新聞社として感染防止の啓発をしてほしい。標語を載せ ...

　ジャズピアニストのチック・コリアさんが死去した。「スペイン」「ラ・フィエスタ」など数々の名曲を世に送り出した。若手の発掘でも功績があった ▼知名度は劣るが米ジ ...

　「おばちゃんの井戸端会議じゃないんだから」。女性議員の発言を男性議員が皮肉った。琉球新報社が県内の女性市町村議員を対象に実施したアンケートで寄せられた記述。女 ...

　里親に登録して10年ほどになる。里親は、さまざまな事情で実親と暮らせず、保護された子どもたちを家庭的な環境で養育する支援制度。わが家でも子どもたちが過ごしてき ...

　「頑張ってね。応援しているよ」。緊張した表情の青年たちに、地域で活動を見守ってきた80歳の男性が声を掛ける。青年たちは力強い太鼓の音と勇壮な舞で声援に応える ...

　旧満州（現中国東北部）で終戦を迎えた当時15歳の坪谷五光雄さんにとって、本当の地獄が始まったのは敗戦後だった。１９４５年８月９日、ソ連軍侵攻で開拓地を離れたが ...

　こんなどでかい山芋を、どのように調理するのか気になっていた。年末年始にかけて県内各地で開かれる山芋スーブ（勝負）だ。大きい物は一つ３０キロを軽く超える。山芋は ...

　ミスマッチとは釣り合いの取れないこと。スポーツでは身長差、体重差の大きな選手同士が相対する状況を指す。バスケットボールでは戦術的にこの場面をつくりだすことも ...

　澄み切った空気や視界全体を覆う奥深い森。神秘的な森でヤンバルクイナと遭遇したときの感動はやんばるでしか味わえない ▼1981年に新種登録されたヤンバルクイナは ...

　熊本県で弁護士として活動した板井優さん＝旧姓・具志堅、那覇市出身＝が亡くなってから11日で1年となる。享年70。水俣訴訟や公共事業のあり方を問う川辺川利水訴訟 ...

　「今年は一番の逆境だった。でもそんな機会はめったにない。僕にとっては大きなチャンス」。米大リーグで活躍したイチローさんが、2009年に史上初の9年連続200安 ...

　ロシアの巨額横領事件を告発した弁護士セルゲイ・マグニツキーは１年以上の勾留の末に２００９年、獄中で死去した。米国は12年、人権侵害に関与した外国当局者のビザ発 ...

　緊急事態宣言下での政治家の行動を巡り「上級国民」という言葉がＳＮＳ上で再び目に付くようになった。憲法は「国民は法の下に平等」とあるが現実は違う。国民にそんな疑 ...

　プロ野球が一斉にキャンプインした。２月に入ると一気に冷え込んでしまう年もあるが、今年は暖かい。無観客のトレーニングに沖縄の日差しが少しでも張り合いになればいい ...

　本紙連載「セピア色の春―高校人国記」は各高校の卒業生の記憶をたどって校風を描く。在学中にスポーツや音楽、演劇、文芸と出合い、その道を究めた人々が生き生きと往事 ...

　浦添市の伊祖旗頭保存会。勇壮な掛け声とともに持ち上げられる旗頭の頭（トゥールー）は、色鮮やかな太陽（てぃーだ）がイメージされたもの ▼母親が太陽を飲み込む夢を ...

　中学の頃、母親が入院した。当時の担任は給食を余分に確保し、毎日持ち帰らせてくれた。わが家は後に生活保護を受けるような経済状況で、給食は命綱。現在は食中毒予防の ...