「社説」の記事一覧

　天から災いが降ってくることは、沖縄では空想の類いではない。沖縄戦から７０年もたつ。いったいどれほどの時間を不安のままで過ごさねばならないのだろう。 　米陸軍の ...

　１１日の参院平和安全法制特別委員会に提出された自衛隊の内部資料は、自衛隊と政治の在り方を考えると非常に危険なものだ。 　内容は審議中の安全保障関連法案成立を見 ...

　安倍晋三首相は１４日に閣議決定する戦後７０年談話に「おわび」の文言を記述する方向で最終調整に入った。日本の侵略によってアジア諸国の人々に多大な犠牲と苦痛を与え ...

　このままでは健康長寿の復活など到底おぼつかない。関係機関はそうした危機感を共有しなければならないのではないか。 　沖縄労働局によると、２０１４年に県内事業所の ...

　放射性物質が飛散し、甚大な被害をもたらした東京電力福島第１原発事故は収束していない。大津波への対処策を怠った事故原因の究明も不十分で、責任の所在もあいまいなま ...

　政府が米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古での新基地建設作業を１０日から中断した。 　昨年１月の名護市長選、９月の名護市議選、１１月の知事選、１２月の衆 ...

　長崎原爆から７０年の９日、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典が開かれた。式典の途中、何度か参列者から大きな拍手が起きる場面があった。安全保障関連法案の成立を進める ...

　福島第１原発事故をめぐり、東京電力の旧経営陣３人が強制起訴されることが決まった。 　業務上過失致死傷罪で告訴・告発され、東京地検が２度不起訴処分にした東電の勝 ...

　国会議員の資質、見識の劣化が甚だしい。 　安全保障関連法案に抗議する若者グループ「ＳＥＡＬＤｓ（シールズ）」の主張について、自民党の武藤貴也衆院議員がツイッタ ...

　警察と検察による取り調べの録音・録画（可視化）の義務付けや司法取引の導入、通信傍受の対象拡大を柱とする刑事訴訟法などの改正案が衆院本会議で与野党の賛成多数で可 ...

　環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉で、政府が目標としていた年内の署名が不透明な情勢になった。もう一度立ち止まって国益の在り方を考えてみることが必要だ 　ＴＰＰ交渉 ...

　安倍晋三首相の戦後７０年談話発表に向け、首相の私的諮問機関が報告書を提出した。先の大戦中の日本の行為を「侵略」「植民地支配」と記す一方、「おわび」を盛り込む必 ...

　現実の政治課題に対し、健全な批判力を養うことが主権者教育の要諦である。社会へ主体的に参画していく若者を育む主権者教育の確立を目指したい。 　文部科学省が次期学 ...

　核兵器を「持たず」「造らず」「持ち込ませず」の非核三原則は日本の「国是」である。安倍政権はそれさえも捨て去ろうというのだろうか。 　中谷元・防衛相は安全保障関 ...

　人類初の被爆、広島原爆の日からきょうで７０年を迎えた。一瞬にしておびただしい人命を奪った史上最悪の兵器だ。そのむごたらしさを思い起こせば慄然（りつぜん）とする ...

　菅義偉官房長官が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設工事を１０日から９月９日までの１カ月間停止し、県と集中的に協議すると発表した。 　ここに ...

　もはや情報の不正取得どころの話ではない。国家ぐるみの明白な人権侵害、犯罪行為である。 　米国家安全保障局（ＮＳＡ）が日本の経産相や日銀総裁、商社などの電話を盗 ...

　兵庫県在住の沖縄県系人の絆を紡いできた沖縄県人会兵庫県本部の第７０回定期大会が開かれた。６００人を超える会員らが参加し、戦後７０年の節目を祝った。 　しまくと ...

　全国の被爆者に尋ねた共同通信のアンケートで、憲法９条改正について７割近くが「反対」と答えた。悲惨な体験をしたことから「二度と戦争をするべきではない」と考える被 ...

　児童・生徒の考える力、問う力を育てる上で、新聞が果たし得る役割があらためて照らし出された。自立した主権者を育むためにも新聞を通して「問う力」を育てることの重要 ...

　沖縄に犠牲を強いているのは、日本政府であるという証拠がまた一つ明らかになった。 　１９９５年の米兵少女乱暴事件時に米国務省日本部長を務めたロバート・ライス氏が ...

　バスケットボール男子のナショナルリーグ（ＮＢＬ）とＴＫｂｊリーグを統合し、２０１６年１０月に開幕する新リーグの１部参入１２チームに、琉球ゴールデンキングスが入 ...

　辺野古新基地建設に関する前知事の埋め立て承認を検証する第三者委員会の報告書を県が公開した。承認の不適切性を指摘したが、同時にそれは国の埋め立て申請がいかに非論 ...