「社説」の記事一覧

　放任やネグレクト（養育放棄）、暴力・暴言などの保護者からの虐待を受け、居場所を失った少年らが、非行に追い込まれる県内の厳しい実態が鮮明になった。 　沖縄少年院 ...

　しまくとぅばの復興と継承に取り組む「しまくとぅば連絡協議会」が県議会に対して、しまくとぅばの保護・強化に関する条例を制定するよう陳情した。しまくとぅばでの授業 ...

　本気で子どもの貧困に取り組む気があるのだろうか。 　政府がまとめた「子供の貧困対策大綱」は、既存事業の寄せ集めと指摘される内容で、貧困問題を解決できるのか疑問 ...

　米軍基地を沖縄に集中させ続けることは軍事戦略上も非合理的だ。安全保障・外交の専門家がそう認めたことの意味は小さくない。 　ジョセフ・ナイ元米国防次官補が米ニュ ...

　８月は日本列島各地で豪雨災害に見舞われた。とりわけ、広島市の豪雨は大規模な土砂災害を招き、死者が７２人に及ぶ大災害になった。 　「備えあれば憂いなし」。防災を ...

　ウクライナ情勢が再び緊迫の度を高めている。 　ウクライナのポロシェンコ大統領は、同国内にロシア軍部隊が侵入し、親ロシア派との戦闘が続く東部ドネツク州内の国境の ...

　ストーカーやドメスティックバイオレンス（ＤＶ）への対策が急がれている。 　警察庁は被害者がホテルなどに一時避難する際の宿泊費を来年度から全額補助する方針を決め ...

　県内統一地方選の最初となる５市議選が告示される。各候補者は地域の課題解決に向けた処方箋をきちんと示してもらいたい。 　ことしは県内４１市町村のうち、２９市町村 ...

　昔からそこに住む人たちの意思を一顧だにすることなく、反対の声を力でねじ伏せ、軍事基地を押し付ける。地元の人たちが大切にしてきた美しい海を、新たな基地建設のため ...

　県水産課は沖縄防衛局が提出した米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う本体工事の岩礁破砕申請を許可した。これで防衛局は移設で必要な県への許可手続きを全て取得し ...

　国策に異議を唱（とな）える国民を抑え付けようとする政権党の傲慢（ごうまん）さにあぜんとする。憲法で定められた主権者の権利を奪い取る横暴を断じて許すわけにはいか ...

　文部科学省は大学生や専門学校生への奨学金の無利子枠を３万人分増やす方針を固めた。 　低所得世帯の子どもに対する経済的支援を拡充して家庭の教育費負担を軽減し、経 ...

　いつ果てるともない消耗戦の様相を呈していた戦闘にようやく区切りが付いた。 　イスラエルとハマスによるパレスチナ自治区ガザでの無期限停戦合意が発効した。５０日に ...

　県内市町村の国民健康保険（国保）財政が悪化している問題で、県や市町村などが政府に制度の見直しを求めた。財政悪化は沖縄戦に起因しており、政府は制度を早期に是正す ...

　原発事故と自殺の因果関係を認める画期的な判決と言える。住民の避難生活をめぐり、東京電力の免責を許さない姿勢を司法が明確に示した意義は極めて大きい。 　福島第１ ...

　「だめなものはだめだ」と、辺野古移設強行に反対する民意は固かった。むしろ強固になっている。 　政府が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底掘削調査を開 ...

　小学６年生と中学３年生を対象に実施した２０１４年度全国学力・学習状況調査（学力テスト）で県内の小学生の算数Ａが６位となり、前年度の最下位から順位を４１位上げた ...

　住む場所で公的な扱いが異なるのは、明らかに「法の下の平等」に反する。法治国家でこのような現状の放置は許されない。 　障がいがある人が受け取れる国の障害年金につ ...

　県内で労働災害が急増している。 　人手不足が安全軽視につながる悪循環に陥っているようだ。 　好況に伴う企業活動の活発化と従業員の安全確保対策が反比例してはなら ...

　日本は「ギャンブル依存症大国」と呼ばれても過剰ではない。 　厚生労働省の研究班が、ギャンブル依存症の疑いのある成人が５３６万人（４・８％）に上るとする推計値を ...

　黒人青年が白人の警察官に射殺された事件をめぐり、米国で激しい抗議行動が発生した。一連の出来事は、米国の歴史に刻み込まれた人種差別の根深さを浮き彫りにした。 　 ...

　沖縄は何度こうした意思を表してきただろうか。日本が民主主義国であるなら、今からでも調査を中止する対応を取るべきだ。 　安倍政権が米軍普天間飛行場の名護市辺野古 ...

　日本でのヘイトスピーチ（憎悪表現）に対し、国際的にも厳しい目が注がれている。 　国連人種差別撤廃条約の履行状況を監視する人種差別撤廃委員会の対日審査会合で、各 ...