「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>ヒマワリ色の音
2017/08/21
ものを食べると形を感じ、匂いをかぐと色が見えるという人がいる。比喩ではなく、実際に別の知覚が呼び起こされるもので共感覚と言われる(リチャード・E・シトーウィッ ...
<金口木舌>「愚かな戦争」伝える
2017/08/21
1944年、日本軍が開発した特攻艇「震洋」。国内各地やフィリピン、台湾などにも部隊が置かれ、沖縄では実戦に投入された。ベニヤ板で作られ、船首に約250キロの爆 ...
<金口木舌>「買われた」少女たちの背景
2017/08/20
日本のトップアイドルAKB48。ファン投票でステージの立ち位置が決まったり、高得点を目指し自分に磨きをかけたりと、仕事とはいえ厳しい世界だなと感じる ▼投票権 ...
<金口木舌>新生キングスの幕開けへ
2017/08/19
高校生が力と技をぶつけ合う全国総体は20日の水泳競技の閉会式で全日程を終了する。大舞台での戦いは将来の展望に加え、課題克服に向けたさらなる鍛錬の大切さを選手ら ...
<金口木舌>携帯がなくても
2017/08/18
日に数度、携帯電話を探す。机の上で受信音が鳴るのに見つからない。薄いスマートフォンが本や資料の隙間に紛れてしまう。つまり、整理整頓が下手なのだ ▼ある教育関係 ...
<金口木舌>「温度差」の正体
2017/08/17
1945年6月21日。「六時半、空襲警報発令。二時より工場長から沖縄総決戦の話あり」。太平洋戦争中、14~16歳の少年が書き残した記録がある ▼寺井俊一さんの ...
<金口木舌>危うい「ファースト」
2017/08/16
少年期にファーストという英単語を知ったのは草野球のおかげだった。一塁手で背番号1のホームランバッター王貞治選手の存在も大きい。ファーストは格好良さの象徴だ ▼ ...
<金口木舌>しないことの自由
2017/08/15
普天間高校から出てきた生徒がくるっと振り返り、学校に向かって一礼したのに気付いた。普天間交差点での信号待ちの時だ。正門の内の誰かにしていると最初は思った ▼話 ...
<金口木舌>72年後の卒業式
2017/08/14
沖縄戦で卒業式ができなかった東江国民学校(名護町=当時)の元高等科生徒たちが、同級生に集まるよう呼び掛けている。1931~32年生まれの「昭和6年生」に10月 ...
<金口木舌>声を上げ続け、思いを届けよう
2017/08/13
2012年7月、東日本大震災を受けて原発の再稼働に反対する国会前での抗議集会。主催者発表で20万人が集まった。報道を見て「沖縄で見慣れた抗議集会が、東京でもあ ...
<金口木舌>1勝の難しさと重さ
2017/08/12
頂上決戦の場はドラマが多い。スポーツ取材の醍醐味(だいごみ)だが、優勝に注目するあまり、その過程の1勝の難しさをつい見落として取材することもある。この時期、真 ...
<金口木舌>山に埋もれる悲哀の歴史
2017/08/11
きょうは「山の日」。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することが趣旨である。ことしで施行2年目の祝日を、人々はどんな思いで山を眺めるだろうか。見る人や地域に ...
<金口木舌>オスプレイはレッドカード
2017/08/10
ロンドン世界陸上を最後に引退するウサイン・ボルト選手が、男子100メートルで3位に終わった。競技後「スタートが命取りだった」と敗因を語った。頭の片隅に“悪夢” ...
<金口木舌>境界線越え踏み出す
2017/08/09
知的障がいがある少年2人の成長を描いた記録映画「able(エイブル)」を見た。小栗謙一監督を招いた講演会が名護市の名桜大学であり、講演に先立ち上映された ▼ダ ...
<金口木舌>よみがえった「勝連城」
2017/08/07
民俗学者の柳田国男は「日本人とは何か」を問い続けた。やがて日本文化の源流を沖縄に見いだし、研究を進めた。きょうは柳田の忌日 ▼柳田は、沖縄本島の西海岸と東海岸 ...
<金口木舌>「闘士の顔」
2017/08/07
数多い上原康助さんの写真の中でも、平良孝七さんが撮った一枚は異様な迫力に満ちている。1970年前後であろう。鉢巻きを結び、腕組みする様は30代にして百戦錬磨の ...
<金口木舌>広島の原爆投下から72年
2017/08/06
日本アカデミー賞アニメ作品賞を受賞した映画「この世界の片隅に」は、太平洋戦争時の広島県呉市が舞台。日本一の軍港があった呉で、海に浮かぶ軍艦をスケッチしただけで ...
<金口木舌>デフリンピック 高良選手活躍
2017/08/05
ヨーロッパで今年あった二つのスポーツの祭典が、県勢の夏のドラマの舞台となった。ロンドンのパラリンピック世界陸上とトルコで開催されたデフリンピックだ ▼パラ陸上 ...
<金口木舌>後生畏るべし
2017/08/04
高校の恩師が「後生畏(おそ)るべし」とよく口にした。「論語」の言葉で若者には秘めた可能性がある、といった意味。沖縄の子どもたちの活躍にこの言葉を思い出すことが ...
<金口木舌>強い人間を育てる教え
2017/08/02
「明日はお立ちか/お名残り惜しや/大和男児の/晴れの旅/朝日を浴びて/出で立つ君を/拝むこころで/送りたや」。1942年に発売された軍国歌謡「明日はお立ちか」 ...
<金口木舌>「共生社会へのゲート」
2017/08/02
那覇市の与儀公園に鎮座する蒸気機関車の後方に2基の石碑からなる彫刻作品が立っている。市民の憩いの場、時には政治集会の場となる公園の中で石碑は静かに存在感を放つ ...
<金口木舌>D51がつないだもの
2017/07/31
旅好きに、出発前の準備が一番楽しいという人がいる。幼い日の遠足の前を思い起こすと分かる気もする。この子たちはどうだっただろう ▼45年前の今頃、九州に渡った那 ...
<金口木舌>「おもてなし」の工夫
2017/07/31
中国人観光客の「爆買い」はピークを越え、旅のスタイルが変わってきているという。団体旅行から個人旅行へ。「爆買い」から、体を動かして感動を味わう「体感」重視へ ...
<金口木舌>たかが姓、されど姓
2017/07/30
「結婚後も仕事上は旧姓を使用している」と知人に話したら、不思議そうな顔をされた。幼い頃親の離婚と再婚で2度姓が変わった彼女は、自身の結婚で姓の変更は3度目とな ...
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