「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>言葉に体温はあるか
2016/06/08
県議選で、あってはならないことが起きた。県選挙管理委員会の集計ミスによって国頭郡区の当落が入れ替わるという前代未聞の事態である。両陣営は大混乱したのではないか ...
<金口木舌>百万枚が待ち遠しい
2016/06/07
「障がいがあっても、私はみんなと特に変わらない」。車いすシンガーの謝花勇武(いさむ)さん(37)=宜野湾市=は、そんなメッセージを歌に込め、オリジナルCDを無 ...
<金口木舌>変わらない構図
2016/06/06
威圧すれば屈服すると思っているのだろうか。米軍キャンプ・シュワブのゲート前で1日、繰り広げられた市民らと米兵の攻防は米軍の姿勢を浮き彫りにした ▼米軍属女性遺 ...
<金口木舌>自分の問題は社会の問題
2016/06/05
「うちの子が保育所に入れなかったのが、出馬したきっかけだよ」。そう話したのは筆者と年齢がさほど変わらない40代の市議だった。児童福祉法で保育が義務付けられてい ...
<金口木舌>最近うれし泣きしてますか
2016/06/04
うれし泣きや大喜び、最近してますか。大人になるとそんな機会はめったにない。照れや気取りも邪魔をする。この1週間、県高校総体を幾つもの喜びが彩った ▼ソフトテニ ...
<金口木舌>この島に降った雨
2016/06/03
今年はまだ台風が1個も発生していない。通常は4月までに1号が誕生するが、このままだと18年ぶりの遅さになるらしい ▼71年前の沖縄戦中は、今ごろ台風が近づいて ...
<金口木舌>沖縄の「政治色」
2016/06/02
国内から大勢の観光客が訪れる沖縄。好かれる一方で、嫌われてもいるようだ。理由は「妙に政治色が強い」から ▼週刊ダイヤモンドが好きな県・嫌いな県を読者千人余から ...
<金口木舌>「慰霊の月」を迎えて
2016/06/01
昨年5月、大阪市の繁華街であった不発弾処理の費用を地主に負担させるのは不当だとして、地主男性がいったん納めた処理費580万円の返還を市に求めて裁判を起こした。 ...
<金口木舌>観光メニューに闘牛を
2016/05/31
闘牛の蹄(ひづめ)に鎌やノミで隙間をつくる。その作業によって足の裏がポンプの役割を果たし、血の巡りが良くなるという。削蹄師(さくていし)は闘牛の健康状態を見な ...
<金口木舌>「一歩手前」に思うこと
2016/05/30
名護博物館で先日開かれた野鳥展で、ノグチゲラやヤンバルクイナの剥製を見た。生きている実物を見たいが、生息環境に影響を与えないよう我慢したい ▼ノグチゲラやヤン ...
<金口木舌>差別と偏見はやめよう
2016/05/29
電車に乗っていたイスラム教徒の女性が、かぶったスカーフ「ヒジャブ」をそっと外した。イスラム過激派の思想に傾倒する加害者による立てこもり事件が発生し、反イスラム ...
<金口木舌>「ノルマ」どうしてますか?
2016/05/28
「ノルマ」はロシア語とご存じか。社会主義旧ソビエトの計画経済の下、一定時間に遂行せよと割り当てられた労働基準を指す ▼強制労働を課せられたシベリア抑留者が日本 ...
<金口木舌>一本の鉛筆
2016/05/27
昭和の大スター美空ひばりさんに「一本の鉛筆」という歌がある。広島の原爆をテーマにした反戦歌だ。〈あなたに聞いてもらいたい〉で始まり、サビの部分で〈一本の鉛筆が ...
<金口木舌>「琉球」の解放
2016/05/26
突然、風が吹いた。木々は波打ち、線香の煙が立ち込めた。「喜んでいる、喜んでいる」。先祖の歓喜を感じた墓参者が思わず声にした ▼今月17日、沖縄からの墓参団29 ...
<金口木舌>沖縄の慟哭、政府の罪
2016/05/25
広島平和記念公園にある原爆慰霊碑に「安らかに眠って下さい/過ちは/繰返しませぬから」という文字が刻まれている。碑が立ったのは原爆投下の7年後。広島大教授だった ...
<金口木舌>街の底力
2016/05/24
会社名を公共施設などに付けて、企業イメージの向上を図る手法にネーミングライツ(命名権)がある。沖縄市では、市野球場が「コザしんきんスタジアム」になった ▼「こ ...
<金口木舌>兄弟島のイベント
2016/05/23
「きょうだい島だからね」。沖縄から来たことを告げると、行く先々でこう語り掛けられた。訪れたのは国頭村の辺戸岬から約25キロ離れた鹿児島県の与論島だ ▼シーサー ...
<金口木舌>一億総活躍?
2016/05/22
育休取得で「減給」「昇格見送り」-。これらは男性の育休取得者の話だ。全日本育児普及協会の調べによると、男性の育休取得者の23%が、利用申請や職場復帰時の処遇な ...
<金口木舌>「まとも」を磨く
2016/05/21
スイスの高級時計フランク・ミュラー社が商標登録侵害で訴え、特許庁が登録を取り消したパロディー時計「フランク三浦」 ▼大阪の製造会社が取り消し無効を求めた訴訟で ...
<金口木舌>私欲の政治家と無欲の政治家
2016/05/20
「悪魔の辞典」という本がある。米国の作家ビアスが約100年前に書いた、風刺と皮肉たっぷりのパロディー辞書だ。例えば「猫」は「家庭内で事がうまく行かなかった場合 ...
<金口木舌>沖縄の発信力
2016/05/19
「沖縄はもっと伸びるのに…」。日本通の中国人が歯がゆそうにつぶやいた。中国人観光客の「爆買い」現象に沖縄が乗り切れていないことを指してのこと ▼北京に住む彼が ...
<金口木舌>未来へ誘う言葉とは
2016/05/18
幼いころ、家に1台の電蓄があった。若い人は知っているだろうか。電気蓄音機の略、レコードプレーヤーのことだ。よく聴いたレコードに、先日急逝した冨田勲さんの作品が ...
<金口木舌>うまみは足下に
2016/05/17
「地魚」とはその地方の近海で捕れ、その地域の漁港に水揚げされた魚介類を意味する。日本の漁港近辺の漁村風景といえば、地魚を干し網に並べて乾物にする干物の光景が目 ...
<金口木舌>宝を掘り起こす
2016/05/16
パドルの着水音だけが静寂の中に響く。上ったばかりの月が川を照らしている。周りは生い茂ったマングローブ。時折聞こえる鳥の鳴き声が心強い ▼先日、名護市大浦の東海 ...
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