「社説」の記事一覧

　沖縄の将来を占う第１２回県議会議員選挙が２７日告示される。 　今回の県議選は、元米海兵隊員で米軍属の女性死体遺棄事件によって米軍の存在そのものが主要な争点に浮 ...

　主要国首脳会議（伊勢志摩サミット）がきょう三重県伊勢、志摩両市で開幕する。世界経済の持続的成長のため、財政出動で各国の足並みがそろうかが焦点とされる。 　だが ...

　元海兵隊員で米軍属の男による女性死体遺棄事件に抗議する県民大会が６月１９日に那覇市で開かれる。多くの人たちが事件への憤りとやるせない悲しみを胸に参加するだろう ...

　キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の跡地の土壌から最大で基準値の２１倍を超える鉛が検出されていた。基準値以上のヒ素も見つかり、発がん性が指摘されるジクロロメタン ...

　その冷淡ぶりに寒々しい思いを禁じ得ない。うるま市の女性会社員遺体遺棄事件を受け、翁長雄志知事は安倍晋三首相との会談でオバマ大統領と直接話す機会を与えてほしいと ...

　規律を重んじる軍隊組織で決まり事がいとも簡単に破られる。県民に被害を与えかねない危険な犯罪行為を続けるやからが絶えない。実効性のあまりの乏しさから、制度と呼ぶ ...

　１９９５年１０月、少女乱暴事件に抗議する県民大会で、大田昌秀知事（当時）は「行政を預かる者として、本来一番に守るべき幼い少女の尊厳を守れなかったことを心の底か ...

　辺野古新基地建設問題で県民が何を求めているのか、米政府は直接確認すべきだ。これは自国軍を沖縄に置く米政府の責務だ。 　翁長雄志知事はコクラン米上院歳出委員長と ...

　米軍属女性死体遺棄事件の謝罪に訪れた在沖米四軍調整官に対して、安慶田光男副知事は「沖縄の基地全体について県民は反対する可能性が懸念される。事件に対する県民の気 ...

　心ある人と人がつながればもっとできることがある。 　子どもの貧困問題を解決するために何ができるか考えるシンポジウム「希望この手に～沖縄の貧困・子どものいま」で ...

　えたいの知れない重苦しい塊が胸の中に居座り続けている。なぜ繰り返し繰り返し、沖縄は悲しみを強いられるのか。この悔しさはまさしく、持って行き場がない。 　行方不 ...

　県民の尊い命がまたも奪われた。米軍属の男が関与をほのめかしている。元をたどれば、過重な米軍基地を県民に押し付ける日米両政府に行き着く。在沖米軍基地の整理縮小に ...

　いったいどこの国の役所なのか。情けないにも程がある。 　米海兵隊の垂直離着陸輸送機ＭＶ２２オスプレイの普天間飛行場配備直前、日本政府が米側に対し、「オスプレイ ...

　安倍政権は今後１０年間の政策を盛り込んだ「１億総活躍プラン」をまとめた。 　非正規労働者の待遇を改善する「同一労働同一賃金」の実現、保育や介護現場の待遇改善な ...

　沖縄の民意が米国世論にも風穴を開けようとしている。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に対する解決策を探ろうと、訪米中の翁長雄志知事と米有識者が開いた会議では、 ...

　舛添要一東京都知事が政治資金を家族との宿泊費や私的な飲食費に充てていたことを認め、謝罪した。その上で、知事の職務を続ける考えを強調した。 　高額な海外出張費、 ...

　沖縄の基地問題は、軍事理論をめぐる悠長な論議ではない。人権の問題だ。構造的差別・植民地主義をなくすか、今後も続けるかという問いなのである。 　このことをあらた ...

　特定の人種や民族に対する差別的な言動を繰り返す「ヘイトスピーチ」（憎悪表現）をなくす機運を高める契機にせねばならない。 　ヘイトスピーチの対策法案が参院で可決 ...

　「小さな沖縄から日本でトップに立った。ウチナーンチュ万歳」。ふだんは感情を表情に出さない伊佐勉監督が涙ぐみながら、故郷への感謝を表現した。 　故郷の声援を背に ...

　唐突な合流話だ。社民党の吉田忠智党首が１２日の常任幹事会で「民進党との合流も一つの選択肢として考えなくてはならない」と発言した。安倍一強政権に対抗する野党連携 ...

　４４年という歳月は沖縄に何をもたらしのだろうか。１９７２年、県民が願ったのは平和憲法への復帰であり、自治の確立だった。 　現状を振り返ると、米軍基地の重圧は変 ...

　震度７が２回も起きた熊本地震はきょうで発生から１カ月となる。今も多くの人が避難生活や車中泊を余儀なくされている。全半壊した建物は７万棟を超えた。わが家が倒壊し ...

　なぜ基地周辺の学校で防音事業の空調（エアコン）維持費補助を一部廃止するのか。さっぱり分からない。 　中谷元・防衛相は「騒音が発生していなくても空調機を設置して ...