「社説」の記事一覧
水俣病最高裁判決 一刻も早く幅広い救済を
2013/04/18
過去の水俣病行政は患者を救うことより、行政と原因企業を免罪とすることにばかり汲々(きゅうきゅう)としてきた。そうした行政を丸ごと断罪したとも言える判決だ。 ...
教育委員会改革 政治介入への道避けよ
2013/04/17
政府の教育再生実行会議は自治体の首長が教育長を任命、罷免できるようにし、教育長に地方教育行政の権限と責任を集中して担わせることなどを柱にした教育委員会改革の提 ...
ボストン爆発 大衆狙う新手のテロ許すな
2013/04/17
卑劣な爆弾テロが、平和の象徴とも言える屈指のスポーツイベントを地獄絵に変えた。 世界で最も古く、117回を数える米国のボストンマラソンのゴール地点で起きた爆 ...
安倍・ケリー会談 北朝鮮は対話へ戻る時だ
2013/04/16
安倍晋三首相とケリー米国務長官が会談し、弾道ミサイルを発射すると挑発を繰り返す北朝鮮に対し、日米が連携し自制を求めると確認した。外交的解決へ向け、日米のぎりぎ ...
淡路島地震 災害に強い街をつくろう
2013/04/16
兵庫県淡路島で13日、マグニチュード(M)6・3の地震が起きた。2011年の東日本大震災や、近い将来の発生が懸念される南海トラフ巨大地震などで、津波災害への警 ...
基地返還と県 独自計画策定に進む時
2013/04/15
在沖米軍基地の存在は沖縄の経済発展、街づくりの足かせとなって久しい。米軍による強制接収の陰影が刻まれた本島中南部の基地は、経済発展の潜在力が大きい、平たんで優 ...
ネット選挙解禁へ 公正な選挙の糧にしよう
2013/04/15
インターネットを使った選挙運動を夏の参院選から解禁する公職選挙法改正案が衆院を通過し、参院での審議を経て今月中に成立することが確実となった。 衆院は全会一致 ...
憲法96条改正 権力の専制化を危惧する
2013/04/14
国会への憲法改正の発議要件を緩和する96条改正が、夏の参院選を前に政治日程に上る可能性が出てきた。自民党憲法改正推進本部の保利耕輔本部長が今国会提出の可能性に ...
原発新基準 廃炉勧告と受け止めよ
2013/04/14
原子力規制委員会(田中俊一委員長)は、東京電力福島第1原発事故を踏まえ、過酷事故や地震、津波、火災などの対策を盛り込んだ新しい原発の規制基準案をまとめた。 ...
京都府立医大手術 組織的な欠陥究明を
2013/04/13
京都府立医大の松原弘明元教授のチームが動物実験をしないまま、急性心筋梗塞の患者に患者自身の幹細胞を移植する手術をしていた。 移植手術は臨床試験として実施され ...
TPP参加合意 国民の安全脅かすのか
2013/04/13
「見切り発車」をして滑り出した車両が、方向も定まらぬまま加速し始めた格好だ。環太平洋連携協定(TPP)交渉への日本の参加について日米間の事前協議が合意に達した ...
知事式典欠席 代理出席は逆効果
2013/04/12
仲井真弘多知事は、サンフランシスコ講和条約が発効した4月28日に政府が主催する「主権回復の日」式典を欠席する。沖縄の歴史を振り返れば当然の決断だ。 知事は「 ...
普天間合意17年 国家的詐欺に終止符を
2013/04/12
1996年に日米両政府が、米軍普天間飛行場の全面返還を電撃的に発表してから、12日で満17年を迎えた。 返還はおろか、危険性の除去さえままならない現状を見る ...
日台漁業協定 素直に喜べない内容だ
2013/04/11
日本政府と台湾が尖閣諸島周辺海域での漁業権をめぐる取り決め(協定)を締結した。日本側の排他的経済水域(EEZ)に属する一部海域で台湾漁船の操業を認めた。県内漁 ...
法曹改革 司法過疎の深刻化招くな
2013/04/11
国民が等しく、多様で良質な法的サービスを受けられる社会が実現する。そんな目標を掲げていた司法制度改革を、政府が見直すことになった。 政府の計画を信じて法曹を ...
砂川事件漏えい 司法の独立放棄は今に続く
2013/04/10
裁判の公正さを保つため、司法権はあらゆる権力の干渉を排し、独立していなければならない。議会、政府などから圧力があっても一切、判断を左右されず、裁判官は独立して ...
原発汚染水漏れ 国は再発防止に積極関与を
2013/04/10
東京電力福島第1原発の地下水貯水槽から放射性物質に汚染された水が漏れだした。9日までに漏えいやその疑いが確認された貯水槽は3槽に上る。3月にはネズミが原因によ ...
破壊措置命令 北朝鮮と冷静に向き合え
2013/04/09
北朝鮮の新型弾道ミサイル情報をめぐり情勢が緊迫している。発射の可能性が高まっているとして小野寺五典防衛相はミサイル防衛(MD)の態勢を整えるよう自衛隊に「破壊 ...
習・福田会談 関係改善の努力加速を
2013/04/09
福田康夫元首相と中国の習近平国家主席が7日、中国海南省で会談した。尖閣諸島問題で日中関係が冷え込む中、会談を関係改善への動きとして歓迎したい。公明党代表との会 ...
基地返還の遅延 人道に反する負担温存策だ
2013/04/08
嘉手納基地より南の六つの米軍基地の返還・統合計画の虚飾をまとった内実が、返還基地を抱えたり、機能を移される市町村長らの反応から浮かび上がってきた。 「返還・ ...
八重山教科書問題 竹富町教委の判断尊重を
2013/04/08
きょうから新学期。児童・生徒は新しい教科書の匂いを感じながら、勉学への意欲を燃やすことだろう。竹富町の生徒たちもぜひ、そうあってほしいと願う。 しかし、中学 ...
新金融緩和策 実体経済の回復につなげよ
2013/04/07
日銀が年2%の物価上昇目標を2年で達成するための大規模な金融緩和を決めた。市場に流すお金の総額を2年間で2倍に増やす。「量・質ともに次元の違う金融緩和」に踏み ...
春の新聞週間 多難な時代のビタミンに
2013/04/07
日本新聞協会が提唱する「春の新聞週間」が6日スタートした。読者、県民に有意義なニュース、情報を数多く確実に届ける。そんな新聞の役割を自覚したい。 4月6日は ...
基地返還・統合計画 沖縄だけの犠牲は限界だ 詐術に等しい「負担軽減」
2013/04/06
これはまさに「沖縄の基地負担温存政策」ではないか。県外に行く基地は一つもない。沖縄だけを犠牲にする政策がもはや限界だと、なぜ気付かないのか。 日米両政府が嘉 ...
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