「書評」の記事一覧
『沖縄返還と通貨パニック』 米出し抜く「交渉の舞台裏」
2015/08/09
#書評
『沖縄返還と通貨パニック』川平成雄著 吉川弘文館・2100円+税 沖縄復帰時に行われた「米ドル」から「日本円」への通貨交換。その舞台裏を、コザ騒動など時代背景 ...
ベストセラーランキング(2015/8/9)
2015/08/09
#書評
■宮脇書店名護店 (1)平井康嗣・野中大樹著「国防政策が生んだ沖縄基地マフィア」(七つ森書館・1944円) (2)又吉直樹著「火花」(文藝春秋・1296円) ( ...
『東風平恵典遺稿・追悼集 カザンミ』 老いと死とエロス
2015/08/09
#書評
『東風平恵典遺稿・追悼集 カザンミ』東風平恵典著 1000円・カザンミ刊行会 東風平恵典は、1960年前後、「琉大文学」で詩を書いていた。あれから数十年たって ...
『宮良政貴詩集 八重山夜曲』 表現への飽くなき意欲
2015/08/02
#書評
『宮良政貴詩集 八重山夜曲』宮良政貴著 沖縄自分史センター・2000円+税 去る6月28日、八重山音楽協会の主催により「よみがえれ! ふるさとの歌」と題してコ ...
『言振り―琉球弧からの詩・文学論』 歴史引き受ける強さ
2015/08/02
#書評
『言振り―琉球弧からの詩・文学論』高良勉著 未來社・2800円+税 「明治政府による〈琉球処分〉以降の薄っぺらな近代は沖縄戦で総破産した。しかし戦後の沖縄社会 ...
ベストセラーランキング(2015/8/2)
2015/08/02
#書評
■ジュンク堂書店那覇店 (1)照屋寛公著「記憶を刻む家づくり」(ボーダーインク・1620円) (2)下重暁子著「家族という病」(幻冬舎・842円) (3)平井康 ...
『戦場ぬ止み』 激動の現場 当事者視点で描く
2015/07/26
#書評
『戦場ぬ止み―辺野古・高江からの祈り』三上智惠著 大月書店・1400円+税 2014年から15年にかけて、「マガジン9」に連載した「三上智惠の沖縄(辺野古・高 ...
『海を読み、魚を語る』 糸満伝統漁法の喪失危惧
2015/07/26
#書評
『海を読み、魚を語る』三田牧著 コモンズ・3500円+税 本書は著者が大学院生として1996年から1年6カ月にわたり沖縄本島糸満の調査を行い、のち博士論文とし ...
ベストセラーランキング(2015/7/26)
2015/07/26
#書評
■リウボウブックセンターリブロ (1)下重暁子著「家族という病」(幻冬舎・842円) (2)大久保潤・篠原章著「沖縄の不都合な真実」(新潮社・799円) (3) ...
『竹富町史第6巻 鳩間島』 先人の歩み まるごと記録化
2015/07/19
#書評
『竹富町史第6巻 鳩間島』竹富町史編集委員会編 竹富町役場・3000円+税 竹富町史の「島じま編」シリーズは、すでに竹富島編、小浜島編、新城島編が刊行されてお ...
『フォト・ストーリー 沖縄の70年』 「沖縄人」前面に書き綴る
2015/07/19
#書評
『フォト・ストーリー 沖縄の70年』石川文洋著 岩波書店・1020円+税 首里の祖父の実家に並ぶ「の」まんじゅうを記憶の底に抱いている石川文洋少年が沖縄芝居の ...
『清代中国漂着琉球民間船の研究』 記録の行間に埋もれた何か
2015/07/19
#書評
『清代中国漂着琉球民間船の研究』岑玲著 榕樹書林・2800円+税 清代中国漂着琉球民間船の研究 本書は17世紀から19世紀までの琉球国内における帆船航運につい ...
ベストセラーランキング(2015/7/19)
2015/07/19
#書評
■球陽堂書房サンエー那覇メインプレイス店 (1)又吉直樹著「火花」(文藝春秋・1296円) (2)篠田桃紅著「一〇三歳になってわかったこと」(幻冬舎・1080円 ...
『涙のあとは乾く』 果敢な「正義」守る闘い
2015/07/12
#書評
『涙のあとは乾く』キャサリン・ジェーン・フィッシャー著 講談社・1600円+税 著者はオーストラリア国籍で日本に暮らす。ナイフで自身の胸をえぐるがごとく、苦痛 ...
『琉球史を問い直す』 独自の歴史像を再構成
2015/07/12
#書評
『琉球史を問い直す』吉成直樹・高梨修・池田榮史著 森話社・2900円+税 本書は、琉球史研究の課題に近年精力的に挑戦する吉成直樹、高梨修、池田榮史による共著で ...
ベストセラーランキング(2015/7/12)
2015/07/12
#書評
■宮脇書店名護店 (1)平井康嗣・野中大樹著「国防政策が生んだ沖縄基地マフィア」(七つ森書館・1944円) (2)又吉直樹著「火花」(文藝春秋・1296円) ( ...
『池宮正治著作選集 全3巻』 琉球・沖縄文化研究の集大成
2015/07/05
#書評
『池宮正治著作選集 全3巻』池宮正治著 笠間書院・3巻各1万2960円 「おもろさうし」研究を中心に、琉球・沖縄の文化について幅広い研究を展開してきた著者の膨 ...
『未来を変えた島の学校』 高校再興が生んだ好循環
2015/07/05
#書評
『未来を変えた島の学校』山内道雄・岩本悠・田中輝美著 岩波書店・1500円+税 2006年、島根県松江市の北約60キロにある島に移り住み、地元高校の再興に取り ...
ベストセラーランキング(2015/7/5)
2015/07/05
#書評
■ジュンク堂書店那覇店 (1)又吉直樹著「火花」(文藝春秋・1296円) (2)宮本雅史著「少年兵はなぜ故郷に火を放ったのか」(KADOKAWA・1728円) ...
『石になった少女』 戦争体験伝承の課題描く
2015/06/28
#書評
『石になった少女』大城将保著 高文研・1400円+税 戦争の物語を読むたびに、(それが児童書であればなおさらに)そうした読み物を必要とする緊迫した今、を考える ...
ベストセラーランキング(2015/6/28)
2015/06/28
#書評
■リウボウブックセンターリブロ (1)大久保潤・篠原章著「沖縄の不都合な真実」(新潮社・799円) (2)小林弘幸著「聞くだけで自律神経が整うCDブック」(アス ...
『鎮魂の地図』 物言わぬ人々の叫び撮る
2015/06/28
#書評
『鎮魂の地図』大城弘明著 未來社・2800円+税 僕たちの世代は、明治・大正生まれの親達の価値観と、戦後の新しい価値観の両方を合わせ持ち、戦争を体験した親たち ...
『沖縄の自己決定権』 琉球併合の不正から道標探る
2015/06/21
#書評
『沖縄の自己決定権―その歴史的根拠と近未来の展望』琉球新報社編、新垣毅著 高文研・1500円+税 「日本政府は、主体的生き方を法律でつぶそうとする。その象徴が ...
『島嶼経済とコモンズ』 時空を超えた文明論
2015/06/21
#書評
『島嶼経済とコモンズ』松島泰勝編著 晃洋書房・3500円+税 人類の生存の視点から、島嶼社会の現在の位置を把握し、その位相と方向を示す科学的で実証研究を踏まえ ...
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