「連載:セピア色の春―高校人国記」の記事一覧
さまざまな分野で活躍する人々の青春期をたどりながら、地域の歴史とともに県内各高校の歩みや校風を描く。
コザ高校(10)磨いた話芸「楽しんで」「刺激し合い」 藤木勇人さん、屋比久知奈さん<セピア色の春ー高校人国記>
現在のコザ高校の校舎 「うちなー噺(ばなし)家」の藤木勇人(60)はコザ高校の36期である。沖縄の芸能と音楽に新風を吹き込んだ笑築過激団、りんけんバンドで活動 ...
コザ高校(9)アイデンティティー、劣等感…人生の転換期になった青春 宮里好一さん、安村光滋さん<セピア色の春ー高校人国記>
宮里好一氏 1972年の施政権返還を前にした沖縄の激動期、各地の高校も揺れた。医療法人タピックの理事長でコザ高校27期の宮里好一(67)は激動のただ中、高校生 ...
コザ高校(8)定時制で触れた人の情 高校で披露しなかった歌三線 饒辺愛子さん、仲宗根創さん<セピア色の春ー高校人国記>
コザ高校の正門。英字でも校名を記している 沖縄市・中の町社交街の民謡クラブ「なんた浜」を拠点に歌う民謡歌手の饒辺愛子(78)はコザ高校の定時3期生。「肝がなさ ...
コザ高校(7)独自のチャンプルー文化を形成 各地から人が集うおしゃれな都会に 豊川あさみさん、前川英之さん<セピア色の春ー高校人国記>
広大な米軍基地を抱え、独自の歩みを続けてきたコザ。県内各地からさまざまな人が集まり、街が形成された。「チャンプルー」と例えられる独自の文化も生まれた。 豊川あ ...
コザ高校(6)コザが育てた歌とビート 川満勝弘さん、佐渡山豊さん<セピア色の春ー高校人国記>
川満 勝弘氏 「かっちゃん」の愛称で知られるロックミュージシャンの川満勝弘(76)はコザ高校の18期である。入学は1960年。ロック少年ではなく卓球少年だった ...
コザ高校(5)「島ぐるみ闘争」目の当たりに…コザ騒動「時代が生んだ事件」 新川秀清さん、稲嶺勇さん<セピア色の春ー高校人国記>
新川秀清氏 コザ市、沖縄市を通じて初のコザ高校出身市長となったのは11期の新川秀清(84)であった。1990年に初当選。米軍基地を抱える沖縄市政を2期担った。 ...
<金口木舌>たゆまぬ努力がつかんだ夢
本紙連載「セピア色の春―高校人国記」は各高校の卒業生の記憶をたどって校風を描く。在学中にスポーツや音楽、演劇、文芸と出合い、その道を究めた人々が生き生きと往事 ...
コザ高校(4)米兵の飲酒運転が女生徒の列に…人権、政治への目覚め 比屋根照夫さん、謝名元慶福さん<セピア色の春ー高校人国記>
比屋根照夫氏 1957年2月に刊行されたコザ高校文芸クラブの文芸誌「緑丘」8号に「生活の中から」と題した短歌の連作が掲載されている。作者は13期で琉球大名誉教 ...
コザ高校(3)周辺に米軍歓楽街 抵抗と反骨心で歩んだ「私たちの道」 幸喜良秀さん、志田房子さん <セピア色の春ー高校人国記>
1960年代のコザ十字路周辺(沖縄県公文書館所蔵) コザ高校12期の演出家、幸喜良秀(82)は1950年代半ばのコザ十字路を思い出す。「僕たちにとって通学路の ...
コザ高校(2)沖縄を代表する2人の音楽家が学びつつ、卒業しなかった理由 <セピア色の春ー高校人国記>
備瀬善勝氏 1949年、音楽家の普久原恒勇(88)は鹿児島に向かう密航船に乗った。普久原は前年、コザ高校を退学していた。 「与論、沖永良部、喜界と島伝いに鹿 ...
コザ高校(1)創立時は「胡差高校」 生徒でコメ作り学校の資金に<セピア色の春ー高校人国記>
戦後2番目の高校として生まれたコザ高校 敗戦後初の高校として創設された石川高校に続き、コザ高校が1945年10月7日、室川初等学校(コザ第二小学校)に併置する ...
石川高校(5) 戦後沖縄芸能の発祥の地で 照屋林賢さん、闘牛アナ・伊波大志さん<セピア色の春―高校人国記>
戦後沖縄の政治、経済の発祥の地である石川は芸能復興の地でもあった。1945年12月、城前初等学校で開かれた「クリスマス演芸大会」は、戦後沖縄芸能の出発点とされ ...
石川高校(4)琉米親善と宮森小事故と…久高政治さん、フォーシスターズ<セピア色の春―高校人国記>
1970年ごろの石川高校の校門 1959年の宮森小学校米ジェット機墜落事故の悲劇を後世に語り継ぐ「石川・宮森630会」の会長、久高政治(72)は22期。64年 ...
石川高校(3)「ロマンス学校」と呼ばれた時代も ふさぎ込んだ高校時代を救った俳句<セピア色の春―高校人国記>
野ざらし延男氏 石川高校14期の俳人で元高校教師の野ざらし延男(79)=本名・山城信男=は大阪府で生まれ、戦後、石川市山城に引き揚げてきた。石川高校にはまだコ ...
石川高校(2)空手家・佐久本嗣男の高校時代は<セピア色の春ー高校人国記>
佐久本嗣男氏 世界チャンピオン7連覇を成し遂げた空手家はグラウンドを駆ける少年だった。21期の佐久本嗣男(73)である。 スポーツ万能だった。「恩納小中学校 ...
石川高校(1)【後編】バスケに励み、政治家に胸ときめかす・・・宮城篤実元嘉手納町長<セピア色の春ー高校人国記>
コンセット大講堂をバックにした6期生の卒業記念写真=1951年3月(石川高校創立50周年記念誌より) 元嘉手納町長の宮城篤実(84)は10期生。北谷村(現嘉手 ...
石川高校(1)【前編】戦火生き延び、学ぶ喜び 沖縄ツーリスト創業の宮里政欣さん<セピア色の春ー高校人国記①>
石川高校の一期生、宮里政欣(92)=沖縄ツーリスト相談役=は75年前の通学路を懐かしむ。石川の中心地から高校がある伊波集落へ至る登り坂である。「高校への坂道を ...
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