「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>取材の方法、今昔
2020/08/26
#報道
はじめは何をしているのか分からなかった。沖縄サミットを前に名護市を訪れた当時の野中広務官房長官に同行した記者が顔をつきあわせて何かメモしている ▼中心の記者が ...
<金口木舌>悲喜こもごもの「ハワイやっさー」
2020/08/25
#世界のウチナーンチュ
「ハワイやっさー」という表現を教えてくれたのは、うちなー噺家(はなしか)の藤木勇人さんであった。普久原明さんと故登川誠仁さんの掛け合いが楽しい霊園のCMにも出 ...
<金口木舌>危機回避の道筋は
2020/08/24
#しまくとぅば
作家はとりわけ言葉を大切にする。歌舞伎や落語の作者でもあった宇野信夫さんは耳障りな言葉は使わないのが文学者の務めと誓った。挙げたのは「ぴったり」を「ぴったし」 ...
<金口木舌>山原船はなくとも
2020/08/23
#国頭村
戦前、国頭から与那原までの物資輸送を担った山原船(マーラン船)。2015年にうるま市教育委員会が主催した山原船の復活航行では、まきや泡盛などの国頭村の特産品が ...
<金口木舌>会いたい人とテレビ電話
2020/08/22
#金口木舌
私事だが同僚記者に第1子が誕生した。新型コロナウイルスへの対策のため、父親となった同僚はわが子との面会、病棟への立ち入りを従来より制限された。水際対策は必要と ...
<金口木舌>救済制度、絵に描いた餅にしない
2020/08/21
#貧困対策
「困窮世帯に支援制度が周知されていない」「手続きに手間がかかり過ぎて断念する世帯もある」。子ども支援に関わる団体からよく耳にする。救済制度の対象でも機会を逸し ...
<金口木舌>ストーカーと不平等
2020/08/20
#ストーカー
埼玉県桶川市の路上で1999年、21歳の女性が刺殺された。殺害を指示したのは女性から別れ話を切り出され、嫌がらせを続けていた男だった。事件をきっかけに翌年、ス ...
<金口木舌>「空からの災難」の責任は
2020/08/19
#戦後処理
作家の野坂昭如さんは、地震避難に「火の始末身軽さと足もとの用心が第一」と書いた。関東大震災の教訓らしい。げた履きの鼻緒が切れると「硝子(ガラス)片(へん)など ...
<金口木舌>八汐の波 悲しい海
2020/08/18
#対馬丸
2015年に立て替えられた那覇市の県教職員共済会館・八汐荘に、元県知事の屋良朝苗さんの功績をたたえて名付けた「屋良ホール」がある。入り口に安次富長昭さん作のレ ...
<金口木舌>一音に懸けて
2020/08/17
#ユーチューブ
高校野球の春の選抜選出校を招いて行われた甲子園での交流試合が閉幕した。アルプス席は閑散としていたが、ネット上では熱い応援が展開された ▼開幕戦で花咲徳栄高は吹 ...
<金口木舌>待ち続ける人々
2020/08/15
#DNA鑑定
那覇市泉崎の居酒屋つくもの軒下に、キーホルダーケースに入った赤ちゃんの写真が置かれていた。2週間後、店先を歩いてもそのままだった。店員に聞くと、落とした人に返 ...
<金口木舌>古地図のたのしみ
2020/08/14
#歴史
古地図は時空を超えて旅ができるので眺めていて飽きない。今も残る明治時代のレンガ造りの館や江戸時代の武家屋敷の門などを見ながら地図に目を落とすと、しばしタイムト ...
<金口木舌>島国の苦境
2020/08/13
#金口木舌
美しい海とサンゴ礁に囲まれた島。かつてはサトウキビが基幹産業だったが、今は観光が島の経済を支える。人口は約130万人。日本から約1万キロ離れたインド洋の島国モ ...
<金口木舌>自転車による冒険
2020/08/12
#りゅうぎん総研
幼い頃、一人で隣町に行くのはちょっとした冒険だった。住んでいた大阪の南の町から、親に連れられ車で市外に出ることはあっても、自分一人で冒険するのはいつも自転車だ ...
<金口木舌>「ゴートー」って何だ
2020/08/11
#GoTo
「ゴートーって読むの? どういう意味ですか」。同僚記者が読者の問い合わせの電話に応じた。「GoToトラベル」事業の説明が伝わらず、同僚は四苦八苦したようだ ▼ ...
<金口木舌>基地被害の不平等
2020/08/09
#F15戦闘機
「人のいない所に持って行ったという素晴らしい功績があった」。2004年の米軍ヘリ沖国大墜落事故の後、当時のトーマス・ワスコー在日米軍司令官が操縦士を称賛した ...
<金口木舌>画面越しの若者たち
2020/08/08
#スマートフォン
新型コロナウイルスの感染拡大で、子どもたちの夏休みは短くなった。多くの県立校や小中学校は11日から学校を再開する。感染拡大の防止のため時差登校などに取り組む ...
<金口木舌>高校がなくなる
2020/08/07
#下地島空港
島から学校が消える。島の人たちや卒業生は寂しくないだろうか。島のこれからを憂いてはいないだろうか。そんなことを考えてしまう。県教育委員会が県立伊良部高校の廃校 ...
<金口木舌>地元の商店へ行こう
2020/08/06
#金口木舌
「よく飲み屋のママさんたちが天ぷら持って回収に来た」。新人の頃、取材先の警察署で幹部たちの思い出を聞いた。月給が現金支給だった時代、後日精算する約束で飲み食い ...
<金口木舌>戦火の新聞人たちの思い
2020/08/05
#新聞
首里城の地下に日本軍が司令部を築いた。その壕に日本兵はもとより、沖縄出身の軍属や学徒に加え、女性たちも含めて千人余が雑居していたとされる ▼司令部壕の近くに新 ...
<金口木舌>夏の王者
2020/08/03
#金口木舌
数字の「六」は「りく」とも読む。名護親方、程順則の「六諭衍義(りくゆえんぎ)」がそうだ。慶応義塾の応援歌「若き血」が「陸の王者」と歌うのはそもそも六大学の「六 ...
<金口木舌>安田協同店の貸し出し
2020/08/02
#ウミガメ
数円でも損をした気分になる。コンビニエンスストアやスーパーで買い物するたびにレジ袋の購入を尋ねられるようになった ▼日本のレジ袋は丈夫で、着替え入れなど再利用 ...
<金口木舌>子どもの笑顔
2020/08/01
#那覇バスターミナル
那覇市泉崎の那覇バスターミナルから琉球新報社本社に徒歩で向かう途中、居酒屋の軒下に、長さ約6センチの透明ケースに入った赤ちゃんの写真が置かれていた。店に聞くと ...
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