「文化・芸能」の記事一覧
<書評>『月ぬ走いや、馬ぬ走い』 島を愛するための希望と祈り
本書の魅力は14人の語り手による多彩な語りの文体にある。小学生の日記、職業軍人、高校生、徴兵された知識人将校…等々。読者として、不意に共感してしまう登場人物も ...
ベストセラーランキング(2024/7/21)
■くまざわ書店那覇店 (1)沖縄オバァ研究会著「沖縄オバァ烈伝」(双葉社・935円)(2)「森のカフェと緑のレストラン 沖縄」(ぴあ・1100円)(3)佐藤愛子 ...
情緒ある道行毛遊び歌 「本部ミャークニー」 上 <島唄を求めて>2曲目 小浜司
民謡歌手・松田弘一(1947~2019)によると「実際の毛遊び経験者は1920年生まれが境界」とのこと。歌い手でいうと、1920(大正9)年生まれの嘉手苅林昌 ...
沖縄の自然を織り込んで 花藍舎
2024/07/18
#どローカル
伝統の技法と柔軟な発想で作品作り 琉球藍をはじめとする沖縄の草木で麻や綿の糸を染め、手織りで作品作りをしている「花藍舎(からんしゃ)」。小浜島で技術を学んだ染織 ...
【寄稿】作者は沖縄の「チムグクル」そのもの 平和への願い漫画に込め<4コマに描く沖縄・がじゅまるファミリー連載20年>
琉球新報の社会面で連載中の4コマ漫画「がじゅまるファミリー」(ウチナー漫画家・ももココロさん作)が、2004年1月の連載開始から今年で20年の節目を迎えた。今 ...
琉球王朝の古陶復刻 識名園で約200点展示販売 9月3日まで
琉球王朝時代の古陶を復刻した陶芸家らが12日、那覇市の識名園で完成品のお披露目会を開いた。このプロジェクトは2015年に発表された「琉球ポタリー 温故知新」シ ...
島本プロが六段に昇段 本紙将棋欄を担当
本紙将棋欄を担当している日本将棋連盟棋士の島本亮五段(44)が10日、第18回朝日杯将棋オープン戦1次予選で村田智弘七段に勝ち、五段昇段以降通算120勝目を挙 ...
モンパチが名曲「少年時代」カバー・配信 12年ぶりに南西諸島巡る「トロピカルツアー」も 沖縄
沖縄県出身のアーティスト・モンゴル800(モンパチ)が井上陽水の名曲「少年時代」をカバーし、7日から配信した。17日からは、南西諸島を巡るトロピカルツアーを1 ...
【写真多数】歌える喜び、分かち合う「うたの日コンサート」BEGINら沖縄出身11組 終盤はノンストップ13曲 読谷
「うた」への感謝を示し、歌えることの喜びを分かち合うひととき―。BEGINの呼びかけで、2001年から開催している「沖縄からうた開き!うたの日コンサート202 ...
<書評>『又吉栄喜の文学世界』 留保し根拠を問い直す
1996年に小説「豚の報い」で芥川賞を受賞した又吉栄喜は、沖縄戦によって廃墟となった浦添の半径2キロの内側を作品の舞台とし、米軍基地を抱え込んだ戦後沖縄の社会 ...
ベストセラーランキング(2024/7/14)
■ジュンク堂書店那覇店 (1)橋本之克著「行動経済学BEST100 世界最先端の研究が教える新事実」(総合法令出版・1650円)(2)ガブリエル・ガルシア=マル ...
<記者コラム>芸に触れることが後押しに 嘉手苅友也(暮らし報道グループ文化芸能班)
デジタル、営業の部署を経て、入社4年目にして文化芸能班の新人記者になった。引き継ぎをそこそこに、異動初日から音楽、舞台芸術、映画などを追っかける刺激的な毎日だ ...
「穏やかな日々、感謝でいっぱい」 黒島結菜さんが第1子誕生でコメント
2024/07/13
#宮沢氷魚
沖縄県出身の俳優の黒島結菜さん(27)が12日、第1子を出産したと公式インスタグラムで発表した。「たくさんの方々のお力添えのおかげで、穏やかな日々を過ごすこと ...
ジャズピアノの山中千尋ライブ 20日、名護・バードランド
【名護】世界的なジャズピアニスト山中千尋のライブが20日午後7時半から、名護市東江のライブハウス「バードランド」で開かれる。畠山令(ベース)、伊波大輔(ドラム ...
宮古沖映館(まいなみ劇場) 資料で異なる開館時期<沖縄まぼろし映画館>182
宮古島における戦後初の常設映画館は1950年12月23日開館の「平和館」とされる。その次に開館したといわれているのが「菊水館」。経営主は後に旧平良市の市長とな ...
大田康一さん優秀制作部賞 ジャパン・フィルムコミッション 県出身、「宝島」も担当 「光当ててもらい感謝」
6月20日に長崎県佐世保市で開かれたジャパン・フィルムコミッション(JFC)の「第10回JFCアウォード」で、フリーランスで映画やドラマの制作を担当している県 ...
『Condition Rainbow』ひげのかっちゃんを写真集で追体験 パートナー・写真家noricoさん
2024/07/11
#エンタメCLUB
ロックな生き方にとことん寄り添った一冊 1970年代から、沖縄のロックシーンで活躍した“ひげのかっちゃん”こと川満勝弘さん。昨年4月20日に亡くなった後も、その ...
【寄稿】日米兵・民間人が見たサイパン戦(下) 「忘れえぬ」証言記録 同じ過ち繰り返さぬよう 吉永直登
『忘れえぬサイパン 1944』。本のタイトルはサイパン戦に巻き込まれた民間人、あるいは死闘を繰り広げた兵士の気持ちを最も短い言葉で表すとどうなるかと考え、頭に ...
<聴事(チチグトゥ)を求めて 組踊初演300年>116 組踊における話芸(6) 田里のマルムンを発展
組踊における「マルムン」の創始が田里朝直であることは矢野輝雄の指摘にあったが、再考すると、田里の作品すべてにおいて「マルムン」的な役が登場し、組踊の世界の中で ...
【寄稿】エッセー・池宮城けい サイパン戦とカンパチ 癒えることなかった傷
多くの県出身移民が「集団自決」に追い込まれるなど、この世の「地獄」ともいわれる「サイパンの戦い」から奇跡的に生還した児童文学作家の池宮城けいさんが、エッセーを ...
【寄稿】日米兵・民間人が見たサイパン戦(上) 民間人巻き込む悲劇 沖縄戦で大規模に実践 吉永直登
サイパン島の在留邦人約1万人が犠牲となったサイパン戦の陥落(1944年)から7月7日で80年となった。ライフワークで「移民」や「戦前・戦中の南洋」の取材を続け ...
平和の大切さ歌舞劇で伝え 「月桃の花」川崎で公演
【神奈川】「月桃の花」歌舞団の新作ミュージカルが7日、川崎市平和館でプレミアム公演された。現代に生きづらさを感じる若者が戦時の沖縄にタイムスリップして見いだす ...
<書評>『中国で読む大城立裕文学』 揺れ動くアイデンティティー
日本において沖縄文学が論じられる際、特徴的な傾向が見られる。著者は「ある種国民的な総意が形成され、色眼鏡で以て戦後の沖縄文学が俯瞰された」と指摘する。政治・文 ...
<書評>『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集41』 27人の個性と思い伝わる
40年以上も続く沖縄エッセイスト・クラブの作品集で、多様な経歴の会員27人が思いをつづった随筆となっている。文学風、日記、旅行記、地誌や歴史、論文調の時評など ...
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