「金口木舌」の記事一覧

　空手の国際大会で、男子形の喜友名諒選手（劉衛流龍鳳会）がまた頂点に立った。那覇市で開かれた空手１シリーズＡの個人戦と団体戦。鋭い眼光で繰り出す演武は、鬼気迫る ...

　パラオ沖で転覆し、一時安否が心配された「第一漁徳丸」の乗組員７人が、無事救出された。救出したのは、衝突したフィリピン船籍の船だった ▼転覆した船を見つけたのは ...

　多くの相手と瞬時に情報をやりとりできる無料通信アプリＬＩＮＥ（ライン）は大変便利だ。電話で会合の日時などを一人一人に連絡していたころに比べると、格段に楽になっ ...

　全国一を決める試合を取材した記者から報告があった。「レクリエーション性が強いと思っていたが、全く違う」。選手の噴き出す汗や張りつめた雰囲気など、競技の魅力に興 ...

　最近、心弾む出来事があった。小学生の娘に手作り料理をせがまれたのだ。その料理とは、自ら命名した「パパカルパッチョ」。スーパーで安売りしている魚の切れ端を材料に ...

　自らの人生をキャンバスに見いだす画家は他にもいよう。彼は文字通りキャンバスの中に人生を見つめ、ゆっくりと、しかし懸命に歩んだ。「かたつむり画家」を名乗った仲宗 ...

　「区民運動会の告知記事を出してもらえないか」との依頼があった。不特定多数に向けるのが告知記事の役割だ。区民向けであれば、掲載の必要はないのではないか、と最初は ...

　「あの戦争が頭から離れない。もう二度とごめんだ」。「対馬丸」生存者の平良啓子さん（８３）はそう訴え、大宜味村内での「九条の碑」早期建立を呼び掛けた ▼１９４４ ...

　中学生の娘は自宅で食事中、スマートフォンを食卓に置き、何かしら触っている。そのたびに取り上げるのだが、何度注意してもきかない ▼食事をしながらのスマホも行儀が ...

　「あなたはなぜ歩けないの？」。電動車いすで生活する伊是名夏子さんは幼い頃、人からよくそう聞かれるのを不思議に思い、逆に「あなたはなぜ歩けるの？」と聞いたという ...

　具志堅用高さんら世界王者を育て上げるなど、沖縄ボクシング界を支え続けた金城眞吉さんが１６日午前１時３４分、７３年の生涯を閉じた。具志堅さんをはじめ、教え子たち ...

　ベトナムで長く歌われてきた日本の反戦歌がある。「青い空は青いままで子どもらに伝えたい」と歌う「青い空は」だ。原爆を投下された広島の体験を後世に伝えたいとの思い ...

　「広辞苑」の第７版が来年１月に発刊される。どのような新語が掲載されるのかニュースになる。「国民的辞書」への注目度は高い。版元の岩波書店のキャッチコピーは「こと ...

　幼いころ、熱発すると豚レバーのチムシンジ汁が出ることがあった。おそらくは普段より多めのかつお節で取っただしには、レバーのエキスが染み込んでいるようで、食欲がな ...

　「核兵器の終わりの始まり」。広島で被爆したカナダ在住のサーロー節子さん（８５）の言葉が印象的だった。７月、核兵器禁止条約が国連で採択された時に語った ▼賛成１ ...

　女子生徒の髪はまゆより上で肩に付かない長さ、男子は丸刈り。靴下はラインが入ったりワンポイントの模様が入ったりしては駄目で必ず白。約３０年前の中学時代の校則だ ...

　２００を超える世界記録、４０億人がテレビ観戦…。昨年夏のリオ・パラリンピックは幾つもの過去最多が生まれた。競技力だけでなく、発信力とそれに伴う関心度の向上で障 ...

　生涯をかけて１３００人余の被爆者の証言を集めた人がいる。長崎県出身の故・伊藤明彦さんがその人。カセットテープやＣＤなどに編集し、全国５４７の個人・団体に寄贈し ...

　乱世に挑む若者の物語には、老賢者が登場することが多い。主人公の迷いを解き、進むべき道へと導く存在である。映画の主人公ハリーポッターが学んだ魔法使い学校の校長ダ ...

　代表作「忘れられた日本人」で名高い民俗学者の宮本常一さんの仕事に雑誌「あるく　みる　きく」の監修があった。１９６７年の創刊で、タイトルに宮本民俗学の基本姿勢が ...

　「地域への愛着」を指す「シビックプライド」という言葉がある。地域の一員として、その場をよりよい場所にしていく意識を持つ、との意味がある ▼郷土愛が向けられる広 ...

　１１月５日は「世界津波の日」。２０１５年の国連総会で日本が主導した決議案が、満場一致で採択された。東日本大震災から５年を前に、津波への国際的な意識を高めたいと ...

　テレビや映画での殺人事件では、たいてい人間関係のもつれや金銭トラブルが背景にある。しかし現実社会の殺人の理由は心の闇に覆われ、理解不能である ▼神奈川県座間市 ...