「書評」の記事一覧
『琉球新報が挑んだファクトチェック フェイク監視』 「偽情報」報道、社会に提起
2019/09/08
#書評
『琉球新報が挑んだファクトチェック フェイク監視』琉球新報社編集局 高文研・1728円 ジャーナリズムの基本は事実報道だ。事実(ファクト)であることを確認(チ ...
『世界は朝の』 普遍化される日常の感情
2019/09/08
#書評
『世界は朝の』佐藤モニカ著 新星出版1620円 詩、短歌、小説と活躍の場を広げている作者の、第二詩集である。作者が沖縄に住んでいるとか、ブラジル移民の血を引い ...
ベストセラーランキング(2019/9/8)
2019/09/08
#書評
■くまざわ書店那覇店 (1)トロル著「おしりたんてい ラッキーキャットはだれのてに!」(ポプラ社・1058円) (2)樹木希林著「一切なりゆき~樹木希林のことば ...
『国境の医療者』 難民の命支える情熱
2019/09/01
#書評
『国境の医療者』メータオ・クリニック支援の会編 新泉社・1620円 本書は、2008年に小林潤氏(現・琉球大学医学部教授)が代表となって設立された「メータオ・ ...
『那覇・末吉公園を歩く 楽しい植物ウォッチング』実用性に富んだ図鑑
2019/09/01
#書評
『那覇・末吉公園を歩く 楽しい植物ウォッチング』身近な植物をみる会編著 ボーダーインク・1944円 自然好きにとって、図鑑は座右の書だ。僕も小さなころから、本 ...
『資料集 石川・宮森の惨劇』 事件の核心に迫る資料
2019/08/25
#書評
『資料集 石川・宮森の惨劇 米国公文書館文書に見るジェット機墜落事件』NPO法人石川・宮森630会編 NPO法人石川・宮森630会 2000円 子どもたちが本 ...
『Simulacre』 「単純化」に抵抗する写真
2019/08/25
#書評
『Simulacre』根間智子著 小舟舎・1万2960円 イメージと物質の不可分な層の複雑化、モノクロームからカラーへの移行など近年根間智子の写真には、表現上 ...
『ジョージが射殺した猪』戦後沖縄 個人通し描く
2019/08/11
#書評
『ジョージが射殺した猪』又吉栄喜著 燦葉出版社・2700円 又吉栄喜氏の傑作短編集「ジョージが射殺した猪」が燦葉(さんよう)出版社より6月に発刊された。デビュ ...
『沖縄と核』圧倒的な当事者証言の重み
2019/08/11
#書評
『沖縄と核』松岡哲平著 新潮社・1944円 NHKスペシャル『スクープドキュメント 沖縄と核』(2017年9月10日放送)を見終わった時の衝撃は今も忘れられな ...
『ジュゴンに会った日』 人と自然のいのちへの祈り
2019/08/04
#書評
『ジュゴンに会った日』写真と文・今泉真也 高文研・1620円 「自然は、ただそこにあるのではなく、僕たち人間がそうであるように、小さな生命も、大きな生命も、み ...
『没後も社会貢献』 地球国家を目指して
2019/08/04
#書評
『没後も社会貢献』岸本正之著 文芸社・1836円 本書は著者の自伝的な大著「私たちは小さな水の星に生きている」に続き出版された姉妹編である。そのサブタイトル「 ...
『飛んで行きたや 沖縄愛楽園より』 差別との闘い、郷愁つづる
2019/07/28
#書評
『飛んで行きたや 沖縄愛楽園より』平得壯市著 コールサック社・1620円 著者の平得壯市さんは、ハンセン病元患者で名護市の国立療養所「沖縄愛楽園」に入所してい ...
『パスタを巻く』 静かに波打つ言葉
2019/07/14
#書評
『パスタを巻く』トーマ・ヒロコ著 ボーダーインク・1620円 “パスタを巻く” この何とも気なるタイトルは、まさに食べ終わりそうなお皿に残った1本のパスタの ...
『奇跡の島~木曜島物語~』 “偶然の奇跡”がクロスする
2019/07/07
#書評
『奇跡の島~木曜島物語~』飯島浩樹著 沖縄教販・1620円 えっ?うそっ?こんなことってあるの? と思わず発してしまう不思議とも思える出会いや出来事を一度は経 ...
『琉球諸島の動物儀礼』 肉食による地域の防災
2019/06/30
#書評
『琉球諸島の動物儀礼』宮平盛晃著 勉誠出版・6696円 日本では、米の文化を優越させたために、肉食が忌避され、基本的に食用動物との間に距離感がある。しかし近代 ...
『沖縄の名城を歩く』 わしたグスクへの熱い思い
2019/06/23
#書評
『沖縄の名城を歩く』上里隆史、山本正昭編 吉川弘文館・2052円 城郭マニアという言葉がある。とある旅行会社では、城めぐり専門のツアーが組まれ、「名城100」 ...
『句集 アイビーんすかい』 生活者の感覚、豊かに
2019/06/16
#書評
『句集 アイビーんすかい』親泊 ちゅうしん著 アローブックス・1728円 この句集の美点は、現代俳句の豊かさ、その多様性が鮮やかに表現されているところにある。 ...
『新沖縄風物誌』 自然の新たな相貌 描く
2019/06/09
#書評
『新沖縄風物誌』喜舎場朝順著 新星出版・1620円 自然に関する知識(リテラシー)の重要性が再認識されたのは20世紀半ばあたりであった。「自然」は「近代性」に ...
『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集36』 成熟した大人との出会い
2019/06/09
#書評
『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集36』沖縄エッセイスト・クラブ編 新星出版・1500円 聞けば、年1回の刊行を心待ちにしているファンが多い、と云う。読めば、 ...
『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』 変化繰り返し続く市場
2019/06/09
#書評
『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』橋本倫史著 本の雑誌社・1998円 本の主役は、那覇市第1牧志公設市場界隈(かいわい)で店を営む店主たちだ。店の ...
『合同歌集 花ゆうな 第25集』 平成最後の節目の刊行
2019/06/02
#書評
『合同歌集 花ゆうな 第25集』花ゆうな短歌会編 新星出版・2160円 花ゆうな短歌会(主宰・比嘉美智子)の合同歌集第25集が出版された。第25集と平成最終年 ...
『抗いと創造―沖縄文学の内部風景』 10人の詩人への鋭い批評
2019/05/26
#書評
『抗いと創造―沖縄文学の内部風景』大城貞俊著 コールサック社・1944円 「文学の不毛の地」と言われることもあった沖縄では、しかし優れた小説や詩が脈々と書かれ ...
『ココロ・カラダ 不思議つながり』 いのちや性 新たな世界
2019/05/26
#書評
『ココロ・カラダ 不思議つながり』徳永桂子著 琉球新報社・1350円 世に溢(あふ)れる歪(ゆが)んだ商業主義的性情報は、SNSの拡(ひろ)がりによってますま ...
『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』 中世研究に多くを加える
2019/05/19
#書評
『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』村井章介著 KADOKAWA・2376円 本書は「序章 古琉球から世界史へ」に続けて、「王国誕生前夜」「冊封体制下の国家形成 ...
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