「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>時代の流れに翻弄されて
2019/04/03
#新元号
〈唐(とう)の世からやまとの世/やまとの世からアメリカ世/ひるまさ変わたる/くぬうちなー〉。嘉手苅林昌さんは「時代の流れ」で施政者にほんろうされる沖縄をうたっ ...
<金口木舌>「平成」を締める三本締め
2019/04/02
#大相撲
新元号「令和」に沸く一方で、平成、昭和よりも昔から伝わるしきたりに反するという力士の振る舞いが騒動となっている。大相撲春場所の千秋楽、横綱白鵬が優勝インタビュ ...
<金口木舌>新市の歩んだ45年
2019/04/02
#沖縄市
記事冒頭のクレジットは取材地の市町村や都市名を記す。支社や支局の記者が書いた記事に付く。「地方記者の存在証明なので書き忘れるな」と先輩記者から口酸っぱく言われ ...
<金口木舌>待機児童対策と保育を受ける権利
2019/03/31
#保育園
子どもたちがはだしで走り回り、リズム遊びをする西原町の「こばと保育園」に、わが子を通わせる親たちは突然の「強制退園」の宣告に戸惑った ▼認可外保育所だった同園 ...
<金口木舌>日本人の意識
2019/03/30
#元号
4月1日は新たな元号が発表される。安倍晋三首相が会見し、新元号に込められた意義やメッセージを国民に伝える。元号と同様に漢字や熟語にはそれぞれの文字やその連なり ...
<金口木舌>沖縄の秋田杉と花粉
2019/03/30
#多和田真三郎
プロ野球が開幕した。沖縄をキャンプ地とする球団や県勢の活躍が楽しみだという人も多い。昨季パ・リーグで本塁打王の山川穂高内野手、最多勝を獲得した多和田真三郎投手 ...
<金口木舌>沖縄戦の痕跡
2019/03/26
#沖縄戦
40年以上も那覇かいわいで暮らしているが、初めて聞く地名や意外な地名に出合うことがある。先日、那覇と浦添の境を流れる安謝川の下流周辺を散歩していたら、「岡野」 ...
<金口木舌>SOSに気付くか
2019/03/25
#自殺
西条八十の詩に「子供礼讃」がある。幼い娘と触れ合う父親としての喜びを歌う。同時に今は無邪気な子がいずれ抱える悩みを思い「私の手で癒やせぬ」だろうとつづっている ...
<金口木舌>拒まれるは暴力と差別
2019/03/24
#岩屋毅
「沖縄人お断り」。かつて県外の飲食店などで見られた張り紙。映画を見ながら、その記憶が浮かんだ県民もいるのでは ▼映画界の最高峰とされる今年のアカデミー賞で、「 ...
<金口木舌>自粛に一石
2019/03/23
#金口木舌
「えっ」。12日夜、懇親の席で同僚が声を上げた。とっさにスマホを操作した同僚が流したのは「虹」。電気グルーヴのヒット曲だ。「配信で聞けなくなるかもしれない」 ...
<金口木舌>「短ラン」減っても非行は増加
2019/03/22
#金口木舌
変形学生服の「短ラン」や「ボンタン」に身を包んだ中学生を久しぶりに見掛けた。一目で「やんちゃ」と分かるような格好をした中学生が街を闊歩(かっぽ)していた時代に ...
<金口木舌>抑圧する側の意識
2019/03/21
#金口木舌
酒に酔った女性に乱暴したとして準強姦(ごうかん)罪に問われた会社役員の男性に、福岡地裁久留米支部が12日、無罪判決を言い渡した。「女性が同意していると誤信して ...
<金口木舌>2カ月と10日の命
2019/03/20
#低体重児
2カ月と10日の命だった。764グラムの超低出生体重児で生まれた貴陽(たかはる)ちゃんの短い人生をつづった辻聖郎さんの「いつか貴い陽のしたで」は、苦悩を抱えな ...
<金口木舌>父と娘の会話
2019/03/19
#児童虐待
休暇をもらって東京へ行った時のこと。満員電車の中でほほ笑ましい父と娘を見掛けた。父親の年齢は30代半ばか。娘は小学3年くらいだろう。少々いたずらっ子らしい ▼ ...
<金口木舌>オリンピアの芸術家
2019/03/18
#オリンピック
童謡「赤とんぼ」をつくった作曲家の山田耕筰はオリンピック選手だった。音楽と両立させての快挙ではない。本職での参加だった ▼1912年のストックホルム以降、7度 ...
<金口木舌>ウチカビ、石敢當のある街
2019/03/17
#金口木舌
朝の市場を歩くと、グソー(あの世)のお金、ウチカビを女性が燃やしていた。建物の壁に魔よけの石敢當があった。沖縄で見掛ける風景が対岸の街、中国福建省福州市にあっ ...
<金口木舌>手を上げなくても
2019/03/16
#バス
バス停に立っていた。扉が開いたが、行き先の違うバスだった。「乗らない」という意味で手を横に振った。以前は違う路線のバスが来ると、ドアが開いてもじっとしていたり ...
<金口木舌>分かりやすさのわな
2019/03/13
#辺野古
原稿を書き始めてこの方、いかに文書を分かりやすく書くかに腐心してきた。ちまたにあふれる文章読本を手にし、教えをなぞってきた。効果のほどは疑問だが ▼記事をチェ ...
<金口木舌>茶色の風景
2019/03/12
#東日本大震災
「茶色の風景」と聞き、何を想像するだろうか。岩手県宮古市で東日本大震災に遭った関口琴乃記者が津波が来た時に見た風景だ。今月、避難した高台を訪れ、再びこの風景と ...
<金口木舌>もてなしの温かみ
2019/03/11
#キャンプ
先週、このコラムで暖冬に触れ「半袖姿も目立つ」と書いたら、途端に寒が戻ってしまった。一度はしまった上着を出したり、車内でヒーターを使ったりした人もいるだろう ...
<金口木舌>伝えたい記憶
2019/03/10
#東日本大震災
「においが街に充満し、あちこちでハエが飛び交っていた。ペットボトルに酢と砂糖を入れた自家製のハエ取り器を置くと、あっという間にたくさん捕れた」 ▼7年前、宮城 ...
<金口木舌>惻隠(そくいん)の情
2019/03/09
#元号
「人をいたわしく思う心、あわれみの気持ち」。広辞苑を引くとこう書かれている。「惻隠(そくいん)の情」という言葉だ ▼現在ではあまり聞くことはなく、小説などで目 ...
<金口木舌>サンキューの日に誓うこと
2019/03/08
#交通事故
「誰もが被害者にも加害者にもなる」。運転免許証の更新のために受講した講習で、担当教官が強調した言葉が胸に刺さった。まさに一瞬の気の緩みで、双方に深い傷を残すの ...
<金口木舌>作家の卵を支えて
2019/03/07
#おきなわ文学賞
県高校文化連盟が主催する高校文芸誌コンクールの審査に参加した。各校の部誌はどれも書き手の個性が際立ち、読み手を意識して丁寧に編集されていた ▼詩や小説などを競 ...
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