「シネマFOCUS」の記事一覧
「成功したオタク」 桜坂劇場・27日公開 報道されない真実<シネマFOCUS>
韓国には「成功したオタク」という意味を表す「ソンドク」という言葉がある。この作品は、監督本人が大好きだった「推し」による性犯罪が発覚し、混乱しながら撮ったセルフ ...
ピアノ・レッスン シネマプラザハウス・きょうから 奏でることが言語<シネマFOCUS>
浜辺に1台のピアノ。その傍(そば)に佇(たたず)む黒いドレスの女性とピアノの上の少女。映画をご覧になったことがなくともそんなシュールなポスターを目にした方は多 ...
<シネマFOCUS>「奴隷牧場」リアルに描く マンディンゴ
2021/05/28
#シネマFOCUS
19世紀半ばのルイジアナ州で、「奴隷牧場」を経営する父と息子の物語を軸に、当時のアメリカ南部の様子をリアリティーたっぷりに描いた本作。21世紀を生きるわれわれ ...
<シネマFOCUS>ファーザー 認知症の目に映るもの
2021/05/28
#シネマFOCUS
明日はわが身だよとどこからか声が聞こえる。それでも明日はまだまだ遠いとひとごとのように見ていたら大いに混乱した。娘は何度介護人を頼んでもうまくいかないのは自分 ...
<シネマFOCUS>SNS 少女たちの10日間 驚き連続の実験映像
2021/05/21
#シネマFOCUS
人生、いろいろなことがあったもので、疑い深くなってしまった。仕事で人事に関わったりしていると、疑い深さに拍車がかかり、今信じられるのは、藤竜也のカッコ良さだけ ...
<シネマFOCUS>「アンモナイトの目覚め」 孤独と痛みで結びつく
2021/05/21
#シネマFOCUS
愛と自由をてんびんにかけるものではないが、愛し合ったふたりの針が同じ分量をさすことは困難かもしれない。 19世紀イギリス。人嫌いで世間と距離を置きながら暮らす ...
<シネマFOCUS>「ブータン 山の教室」 大切なもの思い出させる
2021/05/14
#シネマFOCUS
少女はヒマラヤの山々をその澄んだ目に映しながら、先生が来てくれるのを待っている。標高4800メートルもある秘境ルナナ村で。だがそこに派遣されたのは、教師などさ ...
<シネマFOCUS>愛のコリーダ 「純愛」への幻想、形に
2021/04/30
#シネマFOCUS
アートかエロスかって?いいえ、どちらでもありません。これは純愛です。私の抱く「純愛」への幻想を、大島渚監督が形にしてくれました。 主人公の定は藤竜也演じる吉 ...
<シネマFOCUS>サンドラの小さな家 天は自ら助く者を助く
2021/04/30
#シネマFOCUS
小さい時はかわいいもので、清く正しく生きていれば神様がちゃんと見ていて勝手に幸せになれるものだと信じていた。だが長じて知ることになる。自分を幸せにするのは自分 ...
<シネマFOCUS>きまじめ部隊のぼんやり戦争 無知がもたらす恐ろしさ
2021/04/23
#シネマFOCUS
朝9時~夕方5時まで、規則正しく何十年もの間戦争を続けてきた、ある架空の町のお話。 主人公は、津平町の真面目な兵隊・露木。敵は、川を挟んだ向こう岸の太原町。 ...
<シネマFOCUS>旅立つ息子へ 息子に注ぐ父親の愛情
2021/04/23
#シネマFOCUS
自閉症を抱える息子のために人生をささげてきた父親の、子離れの寂しさと喜びを同時に描く。 妻とも別居し、仕事もセーブしたままの父アロハンは愛する息子ウリと2人 ...
<シネマFOCUS>「私は確信する」 冤罪事件の怒り題材
2021/04/16
#シネマFOCUS
愛、怒り、自己顕示欲…など、映画はその作品の制作者の人柄や、感情までも伝えることがある。例えば本作と同じ24日公開の「ドリームランド」。プロデューサーであり、 ...
<シネマFOCUS>「バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら」 大杉漣の思いが実現
2021/04/16
#シネマFOCUS
日本映画界の名だたる名脇役たちが本人で出演する。テレビの深夜ドラマからの劇場版で、亡くなった大杉漣さんが「映画になったらいいな~」とつぶやいたというから、出演 ...
<シネマFOCUS>「アーニャは、きっと来る」ユダヤ人を救う少年の物語 人々の希望の象徴
2021/01/08
#シネマFOCUS
第二次世界大戦のさなか、市井の人々に助けられたユダヤ人の物語は至る所に存在する。“至る所に”と私たちが知る事ができるのは、名もなきヒーローたちにまつわるたくさ ...
<シネマFOCUS>「声優夫婦の甘くない生活」 愛し合う美しさ描く
2021/01/08
#シネマFOCUS
物語の主人公は、還暦を超えた夫婦。舞台は1990年代のイスラエル。2人は声優をなりわいにする旧ソ連からの移住者。物語を構築する全てのエッセンスが絶妙に絡み合い ...
<シネマFOCUS>「ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった」伝説の5人組、唯一無二の才能と葛藤
2020/11/13
#シネマFOCUS
米国のバンド史上、唯一ビートルズに匹敵するバンド。ボブ・ディランが憧れたバンド。名声をほしいままに、あっという間に解散した伝説の5人組バンド「ザ・バンド」の歴 ...
<シネマFOCUS>「博士と狂人」言葉に生かされ、傷つき、救われる…2人の男の交流
2020/11/13
#シネマFOCUS
言葉に生かされ言葉に傷つき言葉に救われる。そんな言葉を編むために出会ったのは二人の男。 オックスフォード英語大辞典の編さんを任されたのはマレー博士。協力者と ...
<シネマFOCUS>映画「ナイチンゲール」 人間の中に潜む差別の恐ろしさ
2020/09/18
#シネマFOCUS
「分断」の姿を映像で見せつける衝撃作。 舞台は19世紀、イギリス植民地のオーストラリア。入植者である「白人」が、居住地を追いやられた先住民アボリジニの「黒人 ...
<シネマFOCUS>映画「はちどり」 中2少女の理不尽な日常に差す光
2020/09/18
#シネマFOCUS
あまりのみずみずしさに息をのむ。 1990年代の韓国。男性の絶対的優位と学歴社会を時代背景にして、中2の少女ウニの日常が描かれていく。自営業の両親は忙しく子 ...
<シネマFOCUS>作品「チア・アップ」 訳あり高齢者が集合、平均72歳のチアクラブ
2020/07/10
#シネマFOCUS
過日、すいたモノレールの中で高齢のご婦人が突然立ち上がり何かを探し始めた。すると、私の前で足を投げ出して音楽に聞き入っていた少年がちゅうちょなく立ち上がり一緒 ...
復活タン・ウェイに見とれて、焦がれて、おぼれて! 映画「ロングデイズ・ジャーニー」
2020/06/05
#シネマFOCUS
朗報です。タン・ウェイが、桜坂劇場のスクリーンに帰ってきます。 ご記憶でしょうか? 2007年、厳格な貞操観念を持つ国で、その濃密な官能表現が問題視されなが ...
ホラーより怖い展開 私の知らないわたしの素顔
2020/03/27
#シネマFOCUS
主人公クレールは、不幸の気配までも己の色気に変えてしまう、根っからの美人で、頭脳明晰(めいせき)、50代バツイチの女性。ある日、20歳ほど年下の恋人に、ひどい ...
不器用な男の愛情表現 『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』
2020/03/20
#シネマFOCUS
寡黙で、不器用で、愛情表現も拙い。一人の男の大きな愛に泣かされる。 19世紀末、フランス南部の村で暮らす郵便配達員・シュヴァルは、毎日30キロもの道のりを配 ...
知と知の闘いに圧倒 三島由紀夫VS東大全共闘50年目の真実
2020/03/20
#シネマFOCUS
観てほしい!感じてほしい! そんなドキュメンタリー。天才VS天才などと言われても、凡人を自覚する身にはハードルが高いと思って観る。だがすぐ画面にくぎ付けにされ ...
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