「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>塩を送る度量
2015/01/11
「敵に塩を送る」という言葉はご存じだろう。戦国時代、塩の供給を断たれた武田信玄の領地で人々が困窮し、敵対する上杉謙信が塩を送った故事にちなむ ▼伝承などによ ...
<金口木舌>お墨付きは得られるか
2015/01/10
バナナが全国的に品薄になったのは2008年秋のこと。バナナと水だけの朝食を食べ続けたタレントの減量成功を紹介したテレビ番組をきっかけに、爆発的に売れた ▼だが ...
<金口木舌>隘路の基地
2015/01/09
少年非行を取材した時のこと。少年が暴走行為で、警察に捕まらない“極意”を別の少年たちに説いた。「狭い道に逃げ込めばパトカーは追って来られない」。「隘路(あいろ ...
<金口木舌>ナポリタンの春
2015/01/08
冷蔵庫に大した物が見当たらない昼時。食卓に登場するのはスパゲティナポリタンという家庭も多いのでは。残り野菜で手早く作れてケチャップのおかげで味も決まる。正月明 ...
<金口木舌>心の日記帳を引き継ぐ
2015/01/07
沖縄戦中、米軍が撮影した収容所の写真を見るたびに想像する。激しい地上戦を生き延び、米軍の保護下に置かれた人々は何を考え、戦後の歩みを始めたのだろうか、と ▼作 ...
<金口木舌>「ひるぎ」に託す子の成長
2015/01/06
初詣でにぎわう護佐(ごさ)喜宮(きみや)(名護市)に足を運んだ。進級進学の目標一文字一文字を絵馬に込める中高校生ら。夢の実現に向けた取り組みは大きな成長につな ...
<金口木舌>辺野古に「終」の一字を
2015/01/05
きょうは5日。官公庁や企業の多くが仕事始めとなる。2014年は11月に県知事選、12月に衆議院議員選挙があった。心機一転、新年からの仕事に向き合う人も多いはず ...
<金口木舌>初夢は羊のごとく
2015/01/04
最大9連休となった年末年始の休みも終わる。5日からは仕事始め。年の初めに、どんな夢を抱いていくか。えとの羊にちなんだ言葉を探した ▼中国ではかなり古い時代から ...
<金口木舌>子どもの可能性は無限大
2015/01/03
羊飼いが1匹の羊を見失った。目の前の99匹を野原に残して、1匹を諦めずに捜し回った。やっと見つけると「一緒に喜んでください」と友達や近所に呼び掛けた ▼こと ...
<金口木舌>未来に何を残すのか
2014/12/31
自動車は空を行き来し、若者は宙に浮くスケートボードを楽しむ。1989年公開の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で、主人公がタイムマシンで降り立ったのは2 ...
<金口木舌>歴史家の確信、沖縄の礎
2014/12/31
1910年の大みそか、27歳の比嘉春潮は1年を回想し「予が思想の大なる変改ありし年なり」と日記に記した。この年、「未見の師」と仰いだトルストイが逝き、大逆事件 ...
<金口木舌>コザ騒動からみる今
2014/12/30
孔子の「礼記(らいき)」に、こんな故事成語がある。「苛政(かせい)は虎(とら)よりも猛(たけ)し」。人が虎に食われるような地でも悪政がはびこる地よりはましとい ...
<金口木舌>戦前回帰を許すな
2014/12/29
童謡「赤とんぼ」や歌謡曲「からたちの花」。これらの名曲を作曲した音楽家、山田耕筰が49年前のきょう12月29日に亡くなった ▼山田は沖縄出身の音楽家、宮良長包 ...
<金口木舌>スポーツ界、輝く言葉
2014/12/28
スポーツ面にも季節感がある。駅伝やラグビー、バスケットボールが華々しく扱われるこの時期になると、年の終わりを感じる ▼ことしも各競技で県勢の活躍があった。選手 ...
<金口木舌>気の緩みがもたらす代償
2014/12/27
絵本「十二支のはじまり」は元旦、動物たちに集合をかける神様の言葉から始まる。大事な役目がもらえるとネズミやウシら12種の動物たちは神様の下に向かうが、ネコは集 ...
<金口木舌>歌われない「蛍の光」4番
2014/12/26
大みそかの風物詩、NHK紅白歌合戦は「蛍の光」の合唱で幕を下ろす。その歌詞に沖縄が登場する。めったに歌われない4番だ ▼〈千島の奥も沖縄も 八洲(やしま)の ...
<金口木舌>体験の重み発信を
2014/12/25
早朝の国会議事堂正門に、白い息を吐きながら初登院する議員の姿があった。正門は選挙後最初の召集日など特別な日しか開かない。選挙の関門を突破した議員たちには、まぶ ...
<金口木舌>歴史が育む沖縄の色
2014/12/24
漆は湿度の高い方が乾きやすい。沖縄の気候は漆芸には最適だ。そんな話をやんばるで活動する漆芸作家から聞いた。洗濯物と逆ではないか。作家の話に相づちを打ちながらも ...
<金口木舌> 文化財の発信力と地域発展
2014/12/23
保存の会が発足して10年。名護市にある国の重要無形文化財「津嘉山酒造所施設」主屋の解体修復が本格化している。壁の一枚一枚、漆喰(しっくい)の一層一層を丁寧に剥 ...
<金口木舌> スマホを置け、書を読もう
2014/12/21
「書を捨てよ、町へ出よう」と若者にハッパを掛けたのは作家の寺山修司だった。書物で得た常識に疑問を持ち、行動することで新たな視座を開くという意図だったと思う ...
<金口木舌> だれのための改憲
2014/12/20
絵本作家・田島征三さんの「ぼくのこえがきこえますか」は、研ぎ澄まされた言葉で戦争の愚かさを説く。「くにのためにたたかえ」と励まされ、兵士になった「ぼく」が主人 ...
<金口木舌>外国帰りはスパイ?
2014/12/19
読谷村波平にあるシムクガマは、沖縄戦で約千人の住民が救出されたことで知られる。比嘉平治さん(当時72)と比嘉平三さん(当時63)が率先して投降したおかげだ ...
<金口木舌>バッジの重み
2014/12/18
今衆院選の比例北海道ブロックで「支持政党なし」という名の政党が約10万票を得たことが話題となった。議席は得られなかったが、全票の4・2%を獲得した。社民党や次 ...
<金口木舌>「この道」ではない沖縄の道
2014/12/17
下校時の散歩に夢中になったのは小学生のころ。通学路を外れ、見知らぬ小道を徘徊(はいかい)しては「秘密の近道を見つけた」と喜んでいた。今考えると、かなりの遠回り ...
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