「南風」の記事一覧

　久々に海が見たくなったので、ことしは長期の正月休みを取り、ベトナム最南端のフーコックという島に来ている。海を挟んだ１５キロ先はカンボジアで、かつて両国が占有を ...

　ことしの初め、お客さまからガイドに届いた手紙を渡され、感動を覚えました。 　「私の祖母も父母も戦中を生きた人間です。東京大空襲の話をよく聞いたものでした。しか ...

　ほとんどの方には馴染（なじ）みのない話かもしれない、世の中には研究会や学会というものがある。 　特定の学問や研究を行うには、一人より同学の士を集めた方が効率的 ...

　カンヒザクラの見頃も過ぎて、葉桜が目立つようになりました。この季節になると、「？」と首をかしげることがあります。カンヒザクラの開花に関する放送原稿や新聞記事の ...

　久しぶりに京都を訪れました。学生時代を過ごしたという郷愁もありますが、春夏秋冬それぞれに魅力を感じさせる街だと思います。とりわけこの時期は、凛（りん）とした寒 ...

　ちょうど２０年前の地下鉄サリン事件のころであった。「みどりちゃんのお父さんはなぜ悪い人の味方をするの？」と友達から質問があったと小学生の娘はべそをかいて涙なが ...

　私は動物が大好き！　犬の気持ちがよく分かる（つもり…笑）。私がなぜこんなにも動物、特に犬好きになったのか、記憶をたどってお話したいと思います。 　最初の記憶は ...

　皆さんは街中で「Ｅｘｃｕｓｅ　ｍｅ」と聞かれたらどうしますか？　今や小学生でも学校で英語を学ぶ時代になりましたが、私は英語に対する苦手意識とコンプレックスがあ ...

　一昔前まで３Ｋ（きつい・汚い・危険）などとも言われ、ややマイナスのイメージを張り付けられていた感もある建設業ですが、お近くの建設現場などで最近そのイメージが随 ...

　銀色に輝く雪景色は喜怒哀楽を表現する最も身近な要因の一つだと言えよう。 　初めて雪景色を見たのが１９６５年米国ケンタッキー州であった。白い真綿がフワリフワリ落 ...

　私にとっての初海外は、アフリカ・スーダン。スーダンと私を繋（つな）げてくれたのはＮＰＯの「ロシナンテス」理事長である医師川原尚行さんという方で、スーダンの医療 ...

　舞踊家としての母の思い出は、哀（かな）しいトーンを伴う。幼い頃、寝ていた母の手がスーと伸び、揺らめいた後、憑（つ）かれたように母は起き出して稽古場へ渡り、ひら ...

　私が研究留学のためベトナムに住みだした際、当初の計画は１年間であった。１年が２年になり、２年が３年になり…７年が過ぎた。なぜそうなったのか、自問することがよく ...

　あちこちに出向くと「あなたの専門分野は何ですか」と聞かれることがある。 　考古学に全く関心がない方はこんな聞き方をしないので、答える際にはちょっと身構えてしま ...

　沖縄テレビでは民間放送教育協会の事業の一環で、アナウンサーが小学校で絵本の読み聞かせをする活動をしています。私は開南小学校３年生の教室で絵本を読みました。選ん ...

　昨年、各県の一人当たり県民所得が公表されました。沖縄県は全国最下位の２０２万円であり、全国平均の２９１万円と比べて大幅に低い水準となりました。 　沖縄の県民所 ...

　「じゅん子の会」と聞くと銀座のバーかクラブのママさんをイメージする人が多いだろう。だがそうではない。私は以前東京で弁護士をして１５年ぐらい前に沖縄に帰郷した。 ...

　「クラシック音楽は敷居が高くて…」「行ったことないし…」「面白くなさそう…」。われわれ、演奏者が聞くと耳が痛い声が聞こえてきそうですが、声を大にして言いたい… ...

　私は現在、琉球大学産業経営学科の３年生（夜間）です。今まで独学で会社経営をしてきましたが、経営理論を本格的に学びたいと一念発起して、受験しました。 　マーケテ ...

　昨年１０月末から１２月初旬にかけて、ＮＰＯ活動の一環として開発途上国の技術者研修のお手伝いをさせていただく機会がありました。ＪＩＣＡ沖縄からの委託事業として南 ...

　製糖期になるとサーターナービの外側に付く「サーターハラガー」が懐かしく思われる。 　新春になると、製糖期のシーズンが始まる。砂糖は沖縄の基幹農産物の一つである ...

　大流行中のインフルエンザ。実は私も年明け早々にかかってしまいました。 　熱が下がった後もいまひとつ身体に力が入らず、完全にヤル気スイッチはオフの状態。少年が自 ...

　沖縄は国際的になったのだろうか。観光立県を標榜（ひょうぼう）しても、「海も空も伝統文化もすばらしい。だけどコミュニケーションができなくて」と外国の観光客は残念 ...