「山田健太」の記事一覧
記者会見の意味 多面的情報提供の場 口封じの恫喝許されない<山田健太のメディア時評>
深刻な問題が生じている記者会見(コラージュ・久高陽) インターネット社会の中で、政府も企業も国民・消費者に対し直接、情報発信することが一般化している。市民も、 ...
【識者談話】少年事件記録の廃棄 基準調査し公表を 文書のデジタル化可能 山田健太氏(専修大教授)
2023/07/13
#少年事件
山田健太氏(専修大教授) 重大少年事件の記録が全国各地の家庭裁判所(家裁)で廃棄されていた問題で、沖縄県内でも記録がたどれる2002年以降に発生した集団暴行死 ...
被害者取材・報道 匿名社会 責任曖昧に 監視機能は信頼感が前提<山田健太のメディア時評>
6月発生の大学生殺害事件に際し、遺族からコメントが発表された。「誤った情報がまことしやかに報道されていること/悪意のある情報操作/私たちの住まいはもちろんのこ ...
「大衆的検閲」 続く表現規制立法 容認の空気感が後押し<山田健太のメディア時評>
マイナンバー法など改正関連法が可決、成立した参院本会議=2日午前 1か月が経過したが、5月3日は「世界報道の自由の日(ワールド・プレス・フリーダム・デー)」だ ...
裁判記録の保存・利用 国民共有の財産に 期待したい最高裁報告書<山田健太のメディア時評>
記録保存の在り方を検証する有識者委員会の意見聴取に臨む、神戸連続児童殺傷事件の遺族・土師守さん(右から3人目)=2月14日、最高裁(代表撮影) 1997年に神 ...
マイナカードの弊害 行政サービスに差別 普及ありきは憲法違反<山田健太のメディア時評>
健康保険証とマイナンバーカードを一つにした「マイナ保険証」を利用するための読み取り機=2021年10月、東京都内の病院 4月1日に改正個人情報保護法関連の法令 ...
取材は報じるため オフレコ必要な側面も 取材の自由㊦<山田健太のメディア時評>
11日付の前編で脱オフレコを求めはしたものの、報道現場ではこうした取材手法が一般化し、定番にすらなっている。たとえば逮捕された容疑者の様子は「警察(検察)関係 ...
オフレコ誰のため 政治と慣れ合わぬ緊張感を 取材の自由㊤<山田健太のメディア時評>
記者団の取材に臨む岸田首相。左は荒井勝喜秘書官=2022年11月、首相官邸 岸田文雄首相のスピーチライターとされる荒井勝喜首相秘書官が4日、更迭された。3日晩 ...
見過ごせぬ自由の縮減 なし崩し「閣議決定」常態化 コロナ禍の言論状況<山田健太のメディア時評>
列を組み与那国町の公道を走行する戦闘車(奥)。見つめる住民の姿も=2022年11月17日、与那国町与那国(小川昌宏撮影) 昨年のサッカー・ワールドカップではコ ...
民主主義崩壊の危機 「紙」の新聞は社会への窓 メディアの未来<山田健太のメディア時評>
記者の質問に答える岸田首相=8月、首相官邸 今秋以降、「××新聞いよいよ○台割り込む」といったニュースが続いた。新聞発行部数は1995 ...
実効性ある救済手続きを デモや集会、制約懸念も ヘイトスピーチの規制<山田健太のメディア時評>
沖縄県庁(資料写真) 沖縄県でいわゆるヘイトスピーチ対処条例の検討が進んでおり、本年度中の制定をめざしていると伝えられている。近日中には素案が示され、パブリッ ...
国と住民の関係性の有り様を考える 中央都合に翻弄され、個人情報保護も一本化へ<山田健太のメディア時評>
公園内の警備に当たる大勢の警察官たち=6月23日午前10時39分、糸満市摩文仁の平和祈念公園(小川昌宏撮影) 8月に入り、広島と福島を巡ってきた。その共通のテ ...
那覇市内の写真展中止 抗議対処へ透明性必要 集会の自由と抗議の自由と 公的施設が保障する責務とは<山田健太のメディア時評>
展示会中止を知らせるパレットグループのフェイスブック 今月開かれる予定だった写真展が、開催に反対する団体等からの抗議を受け直前に中止となった。フォトジャーナリ ...
侮辱罪の強化 批判の自由に抑制始まる 歴史逆転、罪深き法改正<山田健太のメディア時評>
「侮辱罪」を厳罰化する刑法改正案を賛成多数で可決した衆院法務委=5月18日午前 刑法改正の一括法案が今国会で成立し、侮辱罪の厳罰化については7月中に施行される見 ...
放送制度改革、自由と「見る権利」の確保を 転機迎えるNHKと民放<山田健太のメディア時評>
県内のテレビ各局のニュース番組=10日 日本の放送の大きな特徴は、NHK・公共放送と民放・商業放送の二元並立体制だ。この内実は、受信料収入のみで賄われるNHK ...
メディアの公共性 地域性喪失の危機 岐路のNHKネット参入<山田健太のメディア時評>
山田健太(専修大学教授・言論法) 総務省「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」が8月5日、「デジタル時代における放送の将来像と制度の在り方に関 ...
改憲めぐる新聞社説 地方紙の多数は否定的、全国紙に社会の空気感<山田健太のメディア時評>
護憲派が開催した「憲法大集会」でメッセージを掲げる参加者=3日午後、東京都江東区 沖縄と縁が深い「ウルトラマン」シリーズの新作が昨日、公開された。同じ円谷プロ ...
ヤジと民主主義 守られた表現の自由 権利保護に先行き不安<山田健太のメディア時評>
「表現の不自由展 東京2022」の会場風景。写真奥に座っているのは見守り弁護士 東京・国立市で「表現の不自由展 東京2022」が、混乱なく予定通り開催された。 ...
取材報道ガイドライン 主体的な判断で報道を 当事者の心情に配慮も<山田健太のメディア時評>
大阪で発生したビル火災で、大阪府警が容疑者名を公表したことを受け、実名で報じることに伴って「おことわり」を掲載した2021年12月20日付の琉球新報 学生に「 ...
法制審と表現の自由 侮辱罪強化の危うさ 枝葉議論で全体崩壊も<山田健太のメディア時評>
刑法改正で、侮辱罪の厳罰化についての法制審議会答申について報じる10月22日付琉球新報 法務省に法制審議会という組織がある。戦後間もない1949年に法務府設置 ...
ネットの言論規制 誹謗中傷対策に諸刃 事業者の自律モデルに期待<山田健太のメディア時評>
違反コメント投稿者への投稿停止措置の強化について伝えるヤフーのプレスリリース(「Yahoo!ニュース」のウエブサイトより) 眞子さん結婚報道がメディアをにぎわ ...
国への異論認めず規制 後退した「表現の自由」回復を <メディア時評>
衆議院で第100代首相に選ばれ、起立する自民党総裁の岸田文雄氏=4日 第100代内閣総理大臣が決まった。傀儡(かいらい)とか後継といわれているが、その前提とな ...
個人情報の保護 県は住民情報を守れるか 条例改正が最初の試金石<山田健太のメディア時評>
行政オンライン化をはじめとした改革を推進する「デジタル庁」の辞令交付を終え、記念写真に納まる(左から)岡下昌平政務官、平井デジタル相、菅首相、藤井比早之副大臣= ...
違い際立った緊急事態下の五輪報道 コロナとのバランス模索も<メディア時評>
金網に囲まれ人を寄せつけないオリンピックスタジアム(国立競技場、東京五輪の期間中に筆者撮影) 沖縄にとって「初めての日本の五輪」は、バッハIOC会長がいみじく ...
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