「書評」の記事一覧
『若者へ贈るメッセージ集 沖縄、キリスト教、平和をベースに』 平和を願う全ての人へ
2020/05/03
#書評
『若者へ贈るメッセージ集 沖縄、キリスト教、平和をベースに』中原俊明著 沖縄タイムス社・1320円 著者は沖縄キリスト教学院大学(以下キリ学)の元学長である。 ...
『マスコミ・セクハラ白書』 性別偏見社会へ覚醒促す
2020/04/25
#書評
『マスコミ・セクハラ白書』WiMN編著 文藝春秋・1760円 まずWiMN(うぃめん)結成に心から敬意を表したい。財務事務次官によるテレビ局女性記者へのセクシ ...
『東アジアの「伝統の森」100撰』 生と死の営み 深く関わる
2020/04/18
#書評
『東アジアの「伝統の森」100撰』薗田稔監修、李春子編著 サンライズ出版・3520円 本書は「I 東アジアの『伝統の森』100撰」と「II 論考」の2章から成 ...
『風刺マンガで読み解く 米軍占領下の沖縄 1950年代・「島ぐるみ闘争」の時代』 画のユーモアと反骨精神を分析
2020/04/11
#書評
『風刺マンガで読み解く 米軍占領下の沖縄 1950年代・「島ぐるみ闘争」の時代』大城冝武著 沖縄タイムス社・2200円 昨年末に『絵解き「琉球処分」と東アジア ...
『国境27度線』 奄美復帰運動、新視点で
2020/04/05
#書評
『国境27度線』原井一郎・斉藤日出治・酒井卯作著 海風社・1980円 著者の一人、原井一郎は四国の生まれだが、母親の故郷である奄美に復帰間もない頃に移住した。 ...
『絵解き「琉球処分」と東アジアの政治危機』 鋭い考察と丹念な情報
2020/04/04
#書評
『絵解き「琉球処分」と東アジアの政治危機』大城宜武著 榕樹書林・3960円 明治の文明開化は、さまざまなところにその光と影を残す。近代日本に併合される琉球の歩 ...
『淡水産エビ類の生活史 ―エビの川のぼり―』 甲殻類研究大家の集大成
2020/03/28
#書評
『淡水産エビ類の生活史 ―エビの川のぼり―』諸喜田茂充著 諸喜田茂充出版記念会 A4判・230頁・5000円 沖縄甲殻類学の大家である琉球大学名誉教授の諸喜田 ...
『にちにいまし』 前向きになれる知恵満載
2020/03/22
#書評
『にちにいまし ちょっといい明日をつくる琉球料理と沖縄の言葉』山本彩香著 文藝春秋・1595円 彩香ンミー(姉さん)の本、興味深く一気に読んだ。本人の那覇気質 ...
『歌集 遠海鳴り』 気品に満ちた歌人の息吹
2020/03/14
#書評
『歌集 遠海鳴り』屋部公子著 砂子屋書房・3300円 雪降ると聞けば記憶の甦る とほき二月のとほき叛乱 巻頭に置かれた戒厳令下の東都の、「二・二六事件」で ...
『沖縄で生まれたマナティーの赤ちゃん』 未知の人工保育に奮闘
2020/03/07
#書評
『沖縄で生まれたマナティーの赤ちゃん』長﨑佑著 ボーダーインク・1870円 ドキュメンタリーな保育物語。物語は1978年メキシコ政府よりマナティー2頭が寄贈さ ...
『漁業と国境』 日本の領土と海、資源管理
2020/03/01
#書評
『漁業と国境』濱田武士、佐々木貴文著 みすず書房・3960円 本書は2015年、東京海洋大学で開催された漁業経済学会のシンポジウム「国境漁業の現状と課題」の ...
「琉球フォークの生きた歴史 歌手まよなかしんやのエッセイ集『命どぅ歌』」 沖縄フォーク歌手の軌跡
2020/03/01
#書評
「琉球フォークの生きた歴史 歌手まよなかしんやのエッセイ集『命どぅ歌』」まよなかしんや著 刊行委員会・3300円(上下巻) まよなかしんやの「琉球フォークの生 ...
『証言 沖縄スパイ戦史』 「虐殺者」の両面性を追う
2020/02/23
#書評
衝撃的なドキュメント映画「沖縄スパイ戦史」を世に問うたジャ―ナリストで映画監督の三上智恵さんが、10年間の取材を終え同名の「証言 沖縄スパイ戦史」を出した。7 ...
『竹取や 御主前ぬ物語』 広がる沖縄語の可能性
2020/02/23
#書評
『竹取や 御主前ぬ物語』宮良信詳訳注、ミキシズ絵 琉球新報社・2750円 あのかぐや姫の物語を沖縄語(うちなーぐち)で読む。この度、日本最古の物語、「竹取物語 ...
『ドナルド・キーンの東京下町日記』 日本を愛した者の遺言
2020/02/16
#書評
『ドナルド・キーンの東京下町日記』ドナルド・キーン著 東京新聞・1760円 東日本大震災の発生から1年になろうとした2012年3月8日、世界的な日本文学者と知 ...
『沖縄の基地と軍用地料問題 地域を問う女性たち』 杣山訴訟「地域変革運動」と主張
2020/02/09
#書評
『沖縄の基地と軍用地料問題 地域を問う女性たち』桐山節子著 有志舎・7480円 副題に「地域を問う女性たち」とある。章立ては、女性の自己決定と地域、沖縄の近代 ...
『ゆたかはじめのゆんたくゼミ もうひとつの沖縄文化』 自身の足で見た生の姿
2020/01/26
#書評
『ゆたかはじめのゆんたくゼミ もうひとつの沖縄文化』ゆたかはじめ著 琉球新報社・1980円 『ゆたかはじめのゆんたくゼミ もうひとつの沖縄文化』を読み終えた時 ...
ベストセラーランキング(2020/1/19)
2020/01/19
#書評
■ジュンク堂書店那覇店 (1)琉球新報社編「甦れ!首里城」(琉球新報社・1100円) (2)沖縄タイムス編「報道写真集 首里城」(沖縄タイムス社・1100円) ...
『増補改訂版 無意識の植民地主義―日本人の米軍基地と沖縄人』 外されることがない眼差し
2020/01/19
#書評
『増補改訂版 無意識の植民地主義―日本人の米軍基地と沖縄人』 野村浩也著 松籟社・2860円 昨年暮れ、米軍基地のない大阪で「沖縄問題」をテーマに講演した。参 ...
『サンゴ礁の植物 沖縄の海藻と海草ものがたり』 減りゆく藻場への警鐘
2020/01/12
#書評
『サンゴ礁の植物 沖縄の海藻と海草ものがたり』当真武著 ボーダーインク社・2420円 サンゴ礁の大型植物としては、海藻と海草が挙げられる。本書は著者が長年にわ ...
『甦れ!首里城』 不滅の城に寄せる魂
2019/12/29
#募金
『甦れ!首里城』琉球新報社・1100円 写真集「甦れ!首里城」は見事に首里城の神髄を表現している。なだらかに曲線を描く絶妙な造りの石段や城壁は人々を天上にいざ ...
『平成じぶん歌』 次代に語り継げる戦後史を
2019/12/22
#書評
『平成じぶん歌』 「短歌研究」編集部編 短歌研究社・3850円 『平成じぶん歌』は31年間続いた平成をどう生きたかを問う企画で、89人の歌人が31首を寄せる異 ...
『「抱護」と沖縄の村落空間』 琉球の集落 分野越え迫る
2019/12/22
#書評
『「抱護」と沖縄の村落空間』鎌田誠史、山元貴継、浦山隆一編著 風響社・5500円 琉球列島の集落はいつ頃、どのような経緯で今、見ることのできる景観になっていっ ...
『日本の貧困女子 衰退途上にあるこの国のリアル』 衝撃的な沖縄 あぶり出す
2019/12/15
#書評
『日本の貧困女子 衰退途上にあるこの国のリアル』中村淳彦著 SB新書・957円 今から2カ月程前。私は中村淳彦氏の取材に同行した。「日本の貧困女子」には、北関 ...
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