「未来へいっぽにほ」の記事一覧
心がひとつに 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
一つしかない私たちの星を守りたい…。 「瑠璃色の地球」は松田聖子さんが1986年に歌い、全世界が新型コロナウイルスの脅威に晒(さら)される中、再び注目された ...
仏壇の人はどんな人なの 安里拓也(さびら平和学習講師)<未来へいっぽにほ>
お歳暮を手土産に親戚の家を巡る。知らない名前が並んだ仏壇に手を合わせる。トートーメーに刻まれた名前は誰だろう。父さんや母さんに聞いても分からないと言う。小さい ...
「はっ?」 山城勝秀(山城塾(無料塾)代表) <未来へいっぽにほ>
塾にはさまざまな課題を抱えた子どもたちが通う。 不登校で発達障がいの疑いがあり、勉強も苦手で5年間も私の塾に通った生徒がいた。彼は私が話しかけると、いつも「 ...
Z世代の読者事情 知念秀明(県教委高校生読書リーダー育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
「若い子たちはマンガをよく読むが、活字の本はあまり読まない」。皆さんはどう思いますか。沖縄県の読書実態調査でもそのような結果が出ています。その理由は? ...
キャラメル色の容器 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
91歳になる母が小学校の教員をしていた頃、自宅にはさまざまな電話がかかってきた。母は一つ一つに対応してきた。 「体育着が湿っているんですが、うちの子が風邪を ...
やましろー、いるかー! 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表<未来へいっぽにほ>
塾の西日の差す入り口がガラッと勢いよく開き、「やましろー、いるかー!」と大きな声がした。真っ赤な口紅を塗り、きつめのアイシャドー、ピアス、ミニスカート、ハンド ...
「読書リーダー」育成プログラム 知念秀明(県教委高校生読書リーダー育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
前回のコラムで紹介した高校生の不読率改善に関して、沖縄県では「一石二鳥」いや「三鳥」のプログラムを推進しています。高校生の不読率の高さは全国的な課題となっ ...
「おこられませんように」 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
県内で暮らしていたタレントの高見知佳さんがお元気だった頃、ある小学校の母親学級で絵本「おこだでませんように」の読み聞かせをしてもらったことがある。 高見さん ...
もう1個もらえる? 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表<未来へいっぽにほ>
数年前のことである。「このおにぎり、もう1個もらえる?」。私の方に近寄って来る生徒がいた。塾に来る中学生4人組の1人、Aさんだ。おにぎりとパンが2~3個残って ...
データが語る子どもたちの読書(1) 知念秀明(県教委高校生読書リーダー育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
「読書を好きでない子どもが、ひと月に50冊以上の本を読んでいる」と聞いたら、皆さんはどのような感想を持ちますか。 県教育委員会が2022年度、県内の小中高校 ...
黒い髪の少女 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
机の引き出しを開けると、いつもの場所に消しゴムはんこがある。おかっぱ頭の女の子がにっこり笑い、その下に名前が彫られている。 浦添市内の中学校にいた頃、リカコ ...
リレーエッセー「未来へいっぽにほ」 10月から新たな執筆陣
2023/10/03
#未来へいっぽにほ
リレーエッセー「未来へいっぽにほ」は10日から新執筆者を迎えます。執筆期間は2024年3月末までの6カ月間です。 安里拓也(あさと・たくや) 平和学習事業など ...
どんな時でも、安心して暮らしたい 鈴木陽子(沖縄愛楽園交流会館学芸員)<未来へいっぽにほ>
もう、何十年も前。「健康しか取り柄(え)がないのだから」と、風邪をひかないよう気遣われました。その言葉に自覚的な悪意はないと思いつつ、それでも「私は風邪も引い ...
たった一人の卒業 仲盛康治(仙台育英学園沖縄高・沖縄大非常勤講師)<未来へいっぽにほ>
2019年2月ごろ、夜間中学校から依頼文が届きました。「戦後の混乱期に学校に通えず、学び直したおばあちゃんが卒業する。大病を患い言葉を話すことが困難だが、貴校 ...
見方が広がるということ 廣瀬真喜子(沖縄女子短期大学児童教育学科教授)<未来へいっぽにほ>
今から十数年前、市町村で発達検査の仕事をしていました。発達に凸凹が大きい子のアセスメントをするものです。経験のある先輩にやり方を教わり、同じ分野の方たちとの勉 ...
あやはべる 磯崎主佳(美術教師・絵本作家)<未来へいっぽにほ>
磯崎 主佳(美術教師・絵本作家) 先週北海道を旅しました。早朝散歩しようと湖畔に出たら、大きな黒い蝶(ちょう)がやってきて、私の回りをくるくると舞い始めました ...
「あの時はしかたなかった」 鈴木陽子(沖縄愛楽園交流会館学芸員)<未来へいっぽにほ>
鈴木陽子 私たちはなぜ、あのような行動をしたのかと自他の行動を振り返ることが少なくありません。そして許しがたい言動も、その行動が出てくる背景を理解しようとしま ...
一生懸命がかっこいい! 仲盛康治(仙台育英学園沖縄高・沖縄大非常勤講師)<未来へいっぽにほ>
ある中学校で生徒指導を担当した時の話。当時「まーめーしー」と言って、真面目にすることをひやかす雰囲気が校内で蔓延(まんえん)していました。私たち教員は毎日やん ...
実習の季節は学びの季節 廣瀬真喜子(沖縄女子短期大学児童教育学科教授) <未来へいっぽにほ>
沖縄女子短期大学の児童教育学科の学生は2年次の夏休み、小学校や保育所、幼稚園などで、目指す職業に応じて実習に挑む。 実習中は私たち教員も実習先を訪問して学生 ...
生き続ける言葉 磯崎主佳(美術教師・絵本作家)<未来へいっぽにほ>
磯崎 主佳(美術教師・絵本作家) 疎開する学童を乗せ、撃沈された対馬丸の語り部をされていた平良啓子さんの訃報を聞いた時、淀(よど)みない張りのある声が今にも聞 ...
回復者・家族に出会うこと 鈴木陽子(沖縄愛楽園交流会館学芸員)<未来へいっぽにほ>
鈴木陽子 今年、沖縄愛楽園は開園85年をむかえます。現在、愛楽園在園者96人の平均年齢は85歳です。平均年齢の在園者にとっては、誕生の年にハンセン病隔離政策の ...
大人も子どもも共に学び 仲盛康治(仙台育英学園沖縄高・沖縄大非常勤) <未来へいっぽにほ>
2023/07/25
#未来へいっぽにほ
沖縄は各地域で子どもたちの演劇が盛んです。今日紹介するのは、若手教師らが不登校生徒や職に就いていない若者と共に、平和を探し求める那覇青少年舞台プログラムの創作 ...
自分の考えを率直に伝えるということ 廣瀬真喜子(沖縄女子短期大学・児童教育学科教授)
2023/07/18
#教育
大好きな夏が来た。この時期になると、子どもたちと毎年参加した学童でのキャンプを懐かしく思う。自然の中で思い切り遊ぶ子どもたちを見ながら、大人もワクワクしたもの ...
交わす言葉のぬくもり 磯崎主佳(美術教師・絵本作家)<未来へいっぽにほ>
2023/07/11
#未来へいっぽにほ
磯崎 主佳(美術教師・絵本作家) 6月23日の朝は、今年も白梅之塔慰霊祭準備から始まりました。元白梅学徒隊の中山きくさんが今年1月に亡くなり、私にとってはきく ...
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