「未来へいっぽにほ」の記事一覧
児童に寄り添う本当の意味 石川博久(琉球大学教育学部付属小学校校長) <未来へいっぽにほ>
学校現場における新年度スタートの4月はかなり忙しい。各種会議や教室環境の整備、学習指導・生徒指導の準備等、先生方は、校長の学校経営方針の下、児童一人一人のこと ...
県外大進学急増の背景 久米忠史(奨学金アドバイザー、まなびシード代表取締役) <未来へいっぽにほ>
県の学校基本統計によると、2020年度に既卒生を含む大学進学者のうち県外進学者が初めて過半数を占めた。翌年以降もその傾向は続き、22年度には県外大学進学率が5 ...
ただいまー 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表 <未来へいっぽにほ>
数年前、私の携帯に1通のメールが届いた。「ただいまー」。送り主は、中学1年から2年生にかけて時々塾に通っていた女の子である。私が声をかけても「黙れ!」「うるさ ...
誰もが楽しめる多様な読書 知念秀明(県教委高校生読書リーダー 育成研修担当) <未来へいっぽにほ>
「小学3年生のケンくんが自分の部屋で『読書』を楽しんでいます」。さて、あなたはどのような光景を思い浮かべましたか? ケンくんが楽しそうに文字の書かれた本を読 ...
母親の卒業式 小那覇涼子(生徒サポーター) <未来へいっぽにほ>
卒業式を間近に控えたある日、特別支援学級の担任をされているO先生から声を掛けられた。 「お母さんにも卒業証書をあげない?」 それは毎日子どもを支援室に送り ...
本当に、それでいいのか 安里拓也(株式会社さびら 平和学習講師) <未来へいっぽにほ>
福島第一原発が近づくに連れ、車窓の景色は空き地か太陽光パネル。時々見える建物は真新しいものばかりだった。放射線測定器を手に持ち、バリケードを通過し帰宅困難区域 ...
今から仕事だよ 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表 <未来へいっぽにほ>
子どもたちは突然自分に起きた大きな試練に、どのように立ち向かうのだろうか。両親が離婚した時や亡くなった時など、人生には自分の意思とは関係なく予期せぬことが起こ ...
絵本の楽しさは大人の笑顔から 知念秀明(県教委高校生読書リーダー、育成研修担当) <未来へいっぽにほ>
絵本の「読み聞かせ」、皆さんはやっていますか? 私は子どもたちが小さい頃、毎晩のように絵本の読み聞かせをしながら、そのまま眠りかけては子どもたちに起こされてい ...
「楽しそう」の先に 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
今や進学も就職先もパートナー選びに至っても決め手は「楽しそう」である。 М先生は国語教師として教壇に立つ傍ら、プライベートでは大手商業施設でおこなわれた「の ...
はるのひ 安里拓也(株式会社さびら 平和学習講師) <未来へいっぽにほ>
大きな泣き声で私を呼ぶ、赤子。外はまだ薄暗い。睡魔と戦いながら、暖かいベッドから抜け出し冷たいリビングへ向かう。ご要望通り、熱いお湯と粉ミルクを哺乳瓶に入れて ...
ほっとしています 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表 <未来へいっぽにほ>
毎度お騒がせの4人組がやってきた。彼らは塾に入る時から騒々しい。スリッパに履き替える時のことだが、1人目は靴下のまま入ろうとするので「お~い、スリッパに履き替 ...
データが語る子どもの読書 知念秀明(県教委高校生読書リーダー、育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
「面白い」「楽しい」「難しい」「めんどくさい」…。これらは何を意味する単語だと思いますか? 沖縄の中高校生を対象とした読書実態調査で「読書に対するイメージ」 ...
心がひとつに 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
一つしかない私たちの星を守りたい…。 「瑠璃色の地球」は松田聖子さんが1986年に歌い、全世界が新型コロナウイルスの脅威に晒(さら)される中、再び注目された ...
仏壇の人はどんな人なの 安里拓也(さびら平和学習講師)<未来へいっぽにほ>
お歳暮を手土産に親戚の家を巡る。知らない名前が並んだ仏壇に手を合わせる。トートーメーに刻まれた名前は誰だろう。父さんや母さんに聞いても分からないと言う。小さい ...
「はっ?」 山城勝秀(山城塾(無料塾)代表) <未来へいっぽにほ>
塾にはさまざまな課題を抱えた子どもたちが通う。 不登校で発達障がいの疑いがあり、勉強も苦手で5年間も私の塾に通った生徒がいた。彼は私が話しかけると、いつも「 ...
Z世代の読者事情 知念秀明(県教委高校生読書リーダー育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
「若い子たちはマンガをよく読むが、活字の本はあまり読まない」。皆さんはどう思いますか。沖縄県の読書実態調査でもそのような結果が出ています。その理由は? ...
キャラメル色の容器 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
91歳になる母が小学校の教員をしていた頃、自宅にはさまざまな電話がかかってきた。母は一つ一つに対応してきた。 「体育着が湿っているんですが、うちの子が風邪を ...
やましろー、いるかー! 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表<未来へいっぽにほ>
塾の西日の差す入り口がガラッと勢いよく開き、「やましろー、いるかー!」と大きな声がした。真っ赤な口紅を塗り、きつめのアイシャドー、ピアス、ミニスカート、ハンド ...
「読書リーダー」育成プログラム 知念秀明(県教委高校生読書リーダー育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
前回のコラムで紹介した高校生の不読率改善に関して、沖縄県では「一石二鳥」いや「三鳥」のプログラムを推進しています。高校生の不読率の高さは全国的な課題となっ ...
「おこられませんように」 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
県内で暮らしていたタレントの高見知佳さんがお元気だった頃、ある小学校の母親学級で絵本「おこだでませんように」の読み聞かせをしてもらったことがある。 高見さん ...
もう1個もらえる? 山城勝秀、山城塾(無料塾)代表<未来へいっぽにほ>
数年前のことである。「このおにぎり、もう1個もらえる?」。私の方に近寄って来る生徒がいた。塾に来る中学生4人組の1人、Aさんだ。おにぎりとパンが2~3個残って ...
データが語る子どもたちの読書(1) 知念秀明(県教委高校生読書リーダー育成研修担当)<未来へいっぽにほ>
「読書を好きでない子どもが、ひと月に50冊以上の本を読んでいる」と聞いたら、皆さんはどのような感想を持ちますか。 県教育委員会が2022年度、県内の小中高校 ...
黒い髪の少女 小那覇涼子(生徒サポーター)<未来へいっぽにほ>
机の引き出しを開けると、いつもの場所に消しゴムはんこがある。おかっぱ頭の女の子がにっこり笑い、その下に名前が彫られている。 浦添市内の中学校にいた頃、リカコ ...
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