「未来に伝える沖縄戦」の記事一覧
沖縄戦から66年となった2011年の9月10日付から掲載を始めた「未来に伝える沖縄戦」。戦争体験者の高齢化が進んでいる現在、今の子どもたちは体験者から直接話を聞ける最後の世代になっています。沖縄戦の貴重な証言を記者が子どもたちと一緒に聞きながら記録し紙面を通じて伝えています。
＜未来に伝える沖縄戦＞艦砲の雨、母と妹２人犠牲 新垣美智子さん
2018/09/12
#未来に伝える沖縄戦
南城市大里字稲嶺区に生まれ育った新垣美智子さん（９０）は、沖縄戦で日本軍が南部へ撤退するのと同時期に母親と妹、弟たちを連れ、南へと激戦地を逃げました。艦砲射撃 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞戦場で命は惜しくなかった 仲里正子さん
2018/08/08
#未来に伝える沖縄戦
１９２７年５月、石垣町（現石垣市）に生まれ、小学校の先生になることを夢見た仲里正子さん（９１）。皇民化教育の影響を受け、ひめゆり学徒隊として沖縄戦の戦渦に巻き ...
＜未来に伝える沖縄戦＞学童疎開で友人失う 我喜屋芳子さん
2018/07/25
#未来に伝える沖縄戦
幼少時代を那覇市の松山で過ごした我喜屋（旧姓仲井間）芳子さん（８７）は、戦禍を逃れるため北部を転々としました。１９４５年６月２３日、沖縄戦の組織的戦闘が終わっ ...
＜未来に伝える沖縄戦＞５歳の足で那覇から羽地へ 玉栄義之さん
2018/07/11
#未来に伝える沖縄戦
与那城村（現在のうるま市）屋慶名出身の玉栄義之さんは５歳の時、学校の訓導（教師）をしていた父・清良さんのいる那覇へ引っ越し、沖縄戦に巻き込まれました。南部から ...
＜未来に伝える沖縄戦＞戦場であまりに軽い人命 神谷清吉さん
2018/06/27
#未来に伝える沖縄戦
八重瀬町東風平小城出身の神谷清吉さん（90）は東風平国民学校高等科を１５歳で卒業後、東風平青年学校に入学します。１９４４年、石垣島での飛行場建設に徴用されます ...
＜未来に伝える沖縄戦＞野戦病院で手榴弾配る 上原米子さん
2018/06/13
#学ぼう沖縄戦
恩納村山田出身の上原米子さん（９１）は１９４１年、名護町（現・名護市）の県立第三高等女学校に入学しました。その年の１２月、日本軍による真珠湾攻撃で太平洋戦争が勃 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞逃れた台湾、母と姉妹 病死 上原和彦さん
2018/05/09
#未来に伝える沖縄戦
上原和彦さん（７９）＝南城市＝は１９３８年６月７日、西太平洋のパラオ共和国コロール市で生まれました。太平洋戦争が激しくなると、母と姉２人、弟、妹の６人で父・宏 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞母死亡、人怖く墓に避難 上間幸仁さん
2018/04/25
#未来に伝える沖縄戦
上間幸仁さん（８４）は羽地村（現在の名護市羽地）の屋我地島で生まれ育ちました。上間さんの母は沖縄戦が始まった１９４５年４月、米軍の艦砲射撃で負傷し、亡くなりま ...
＜未来に伝える沖縄戦＞壕の中で母絶命、涙出ず 孤児院へ父が迎えに 冨名腰静子さん
2018/04/11
#未来に伝える沖縄戦
浦添村（現浦添市）当山で生まれ育った冨名腰（旧姓石原）静子さん（８３）は両親と３人の妹たちと暮らしていました。戦争が近づいてくると、浦添国民学校に通っていた静 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞「馬乗り」から脱出、被弾 翁長安子さん
2018/03/14
#未来に伝える沖縄戦
那覇市三原に住む翁長（旧姓善平）安子さん（８８）は１９４５年３月、首里安国寺の永岡敬淳住職が隊長を務めていた沖縄特設警備隊第２２３中隊（通称・永岡隊）に看護要 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞避難生活 弱視の身で体験 山田親幸さん
2018/02/28
#未来に伝える沖縄戦
沖縄県視覚障害者福祉協会の会長を務める山田親幸さん（８３）＝西原町＝は戦争の足音が迫る中で幼少期を過ごし、５年生になる年に沖縄戦が始まりました。米軍の攻撃から ...
＜未来に伝える沖縄戦＞召集令状渡した後輩、戦死 與座章健さん
2018/02/14
#未来に伝える沖縄戦
南風原町津嘉山の與座章健さん（８９）は１９４１年、県立第一中学校（現首里高校）に入学し、沖縄戦で一中鉄血勤皇隊に入隊しました。その後、日本軍から除隊を命じられ ...
＜未来に伝える沖縄戦＞日本軍接収、学びや失う 金城正篤さん
2018/01/24
#未来に伝える沖縄戦
旧兼城村（現糸満市）潮平で生まれ育った金城正篤さん（８２）は、戦時色が色濃くなる社会の中で幼少期を過ごしました。沖縄戦時は小学校４年生。米軍の攻撃から逃れるた ...
＜未来に伝える沖縄戦＞親と離れ戦禍生き延びる 山川信子さん
2017/12/27
#未来に伝える沖縄戦
金武町に住む山川信子さん（８５）はフィリピンのミンダナオ島で生まれました。太平洋戦争の開戦前、両親と別れて金武村伊芸区（現在の金武町）で暮らすようになり、沖縄 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞３度のガス弾に苦しむ 金城ハツさん
2017/12/13
#未来に伝える沖縄戦
金城ハツさん（旧姓・照屋）（７９）＝那覇市＝は６歳の時、出身地である糸満市賀数（旧兼城村）で沖縄戦を体験しました。金城さんは戦場で母親に置き去りにされ、３度も ...
＜未来に伝える沖縄戦＞山へ追われたハンセン病患者 上里栄さん
2017/11/22
#未来に伝える沖縄戦
旧平良町（現宮古島市）の久松に生まれた上里栄（うえざとさかえ）さん（８３）は幼いころにハンセン病を患い、１９４４年に同町の島尻にあった「旧国立療養所宮古南静園 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞前田を転々、祖母や弟犠牲 石川幸助さん
2017/10/25
#未来に伝える沖縄戦
浦添村（現浦添市）前田で生まれ育った石川幸助さん（８２）は祖母と両親、３人の弟たちとつつましやかですが、平和に暮してしていました。しかし第２次世界大戦が勃発し ...
＜未来に伝える沖縄戦＞宮崎疎開、「沖縄玉砕」の報 金城シズ子さん
2017/10/11
#未来に伝える沖縄戦
南風原町津嘉山の金城シズ子さん（８７）は、幼い時に母を亡くし、父と妹２人と暮らしていました。１９４４年９月、すぐ下の妹・ミツ子さんと一緒に、現在の宮崎県西都市 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞１０・１０空襲が生活破壊 浜田静江さん
2017/09/27
#未来に伝える沖縄戦
浜田（旧姓阿嘉）静江さん（８２）は那覇市の下泉町（現在の泉崎と久茂地）で生まれました。今はない甲辰国民学校の生徒だった１９４４年１０月１０日、「１０・１０空襲 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞ミンダナオ島逃げ惑う 新垣須磨子さん
2017/08/23
#未来に伝える沖縄戦
新垣須磨子さん（８６）＝沖縄市＝はフィリピンのミンダナオ島で戦争を体験しました。マニラ麻の栽培やクリーニング店の経営をして暮らしていた新垣さん一家の平和な生活 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞１０・１０空襲、級友も死傷 大城宏捷さん
2017/08/09
#未来に伝える沖縄戦
大城宏捷さん（８０）は那覇の久茂地で生まれ、１９４４年１０月１０日の「１０・１０空襲」の時は、松山国民学校の２年生でした。空襲の日、兄の政祐さんと那覇港から乗 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞兄 戦死、弟２人マラリアで 安里誠晁さん
2017/07/26
#未来に伝える沖縄戦
安里誠晁さん（８０）は１９３６年、世界遺産・中城城に近い北中城村大城に生まれました。沖縄戦が始まった時は喜舎場国民学校の２年生でした。当時、旧制開南中学校に通 ...
＜未来に伝える沖縄戦＞看護術学び、野戦病院へ 黒島春さん
2017/07/12
#未来に伝える沖縄戦
黒島春さん（８８）＝石垣市＝は八重山高等女学校の１期生で、戦時中は従軍看護婦として石垣島の野戦病院で勤務し、兵士の死を目の当たりにしました。青春を戦争に奪われ ...
＜未来に伝える沖縄戦＞母 銃撃死亡も「涙出ず」 具志堅貞子さん
2017/06/28
#未来に伝える沖縄戦
具志堅貞子さん（８６）は那覇の上泉に生まれ、４歳で与那原に引っ越します。沖縄戦が始まって必死に逃げ惑う中、妹とはぐれ、目の前で母親を亡くしました。「涙が出なか ...
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