「連載:佐藤優のウチナー評論」の記事一覧
元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんが、沖縄をめぐるさまざまなテーマについて論評します。米軍基地問題に触れながら「国家の本質」などを解き明かすシリーズです。
映画「沖縄決戦」 立ち位置の違い言葉に<佐藤優のウチナー評論>
映画監督・岡本喜八氏(本名・喜八郎、1924~2005年)についてノンフィクション作家・前田啓介氏(読売新聞記者)が書いた優れた評伝「おかしゅうて、やがてかな ...
プーチン大統領の死生観 命よりも国家を重視<佐藤優のウチナー評論>
2月6日、モスクワのクレムリンで元FOXニュースの司会者タッカー・カールソン氏がロシアのプーチン大統領に対する約2時間の単独インタビューを行った。このインタビ ...
教育虐待 真の学知伝える教育を<佐藤優のウチナー評論>
琉球王国は、軍隊の力が弱かったので、文民優位の文化があった。筆者の母が久米島時代の思い出として話していたが、父(筆者の祖父)は、農作業の後、友人と戦国史の話を ...
派閥の機能 大衆迎合回避に必要<佐藤優のウチナー評論>
自民党が派閥を政策集団に転換するという方向性を示した。 <岸田文雄首相(自民党総裁)は、内閣や党役員人事の際に派閥の影響力を排除するため、党機能を強化する検 ...
言語と差別 琉球語は日本語と対等<佐藤優のウチナー評論>
沖縄が日本によって構造的に差別されている事案がまた一つ露見した。今回は琉球語に関してだ。われわれ沖縄人は、当初、独立国家を持っており、その後、中国(明、清)と ...
共産党 第29回大会 党の体質改善が不可欠<佐藤優のウチナー評論>
1月15~18日まで静岡県熱海市で日本共産党第29回大会が行われた。筆者が最も注目していたのは、党首公選制を訴える本を文藝春秋社から出した関連で「分派活動」を ...
不信から信頼へ 知事の忠告は日本に有益<佐藤優のウチナー評論>
8日午後、那覇市の琉球新報ホールで行われた第1回人間の安全保障フォーラム(琉球新報社、ゴルバチョフ財団日本事務所主催)に出席した。玉城デニー知事と踏み込んだ討 ...
人間の安全保障 沖縄の人間力で平和実現を<佐藤優のウチナー評論>
明後日、8日午後2時から、那覇市の琉球新報ホールで始まる第1回人間の安全保障フォーラム(琉球新報社、ゴルバチョフ財団日本事務所主催)で、玉城デニー知事と公開対 ...
構造的差別と無関心 日本人の心に響く言葉模索<佐藤優のウチナー評論>
今年もあと2日を残すのみとなった。2023年は、筆者個人、世界、沖縄にとって重要な年だった。 筆者個人に関しては6月27日に行った生体腎移植(ドナーは妻)が ...
沖縄の再団結 タブー排し話し合おう<佐藤優のウチナー評論>
米海兵隊普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設で、大浦湾側の軟弱地盤改良工事に向けた設計変更申請の承認に関して、斉藤鉄夫国土交通相が玉城デニー知事に代わって ...
岸田政権対検察特捜 民主主義を揺るがす手法<佐藤優のウチナー評論>
自民党の派閥が行った政治資金パーティーを巡る裏金問題が政界を揺るがす深刻な問題になっている。本紙は13日の社説でこう主張した。 <自民党の政治資金パーティー ...
教育無償化を実現する会 政策は沖縄にプラス<佐藤優のウチナー評論>
11月30日、国民民主党の前原誠司代表代行(元外相)が、同党を離党して新党「教育無償化を実現する会」を立ち上げると表明した。前原氏は、聡明(そうめい)な知性と ...
琉仏修好条約の原案 県が入手し自己決定権強化を<佐藤優のウチナー評論>
琉仏修好条約関連とみられる文書が東京のオークションに出品されたが、落札されなかった。 <1855年に琉球国がフランスと交わした琉仏修好条約に関する国書(外交 ...
池田大作と沖縄 民衆の視座で平和へ行動<佐藤優のウチナー評論>
創価学会名誉会長の池田大作氏(創価学会第三代会長、SGI[創価学会インタナショナル]会長)が、15日、東京都新宿区の居宅において老衰で逝去した。享年95。池田 ...
米軍の本音 新基地完成後も普天間存続<佐藤優のウチナー評論>
辺野古新基地建設を米軍が必ずしも望んでいないという本音が露見した。 <米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設について、米軍関係者は(11月)7日 ...
中立という幻想 日本はイスラエル側に<佐藤優のウチナー評論>
パレスチナ問題については、イスラエル国家とパレスチナ国家の併存を目指す動きを支持するというのが日本政府の基本的立場だ。イスラエルとパレスチナの間で武力衝突が起 ...
共産党「百年」 沖縄差別、公然と批判を<佐藤優のウチナー評論>
10月に日本共産党の公式党史、日本共産党中央委員会「日本共産党の百年 1922―2022」が刊行された。前回に公刊された公式党史が「日本共産党の八十年」(日本 ...
イスラエルの核 使用回避に日本も貢献を<佐藤優のウチナー評論>
パレスチナ自治政府のガザ地区における情勢緊迫化が、連日、全世界のマスメディアで大きく報じられている。近くイスラエル軍がハマスを根絶やしにするためにガザ地区で地 ...
モサドの大敗北 国際社会で働きかけ停戦を<佐藤優のウチナー評論>
国際政治の構造に大きな影響を与える事件が起きた。パレスチナのガザに拠点を置くイスラム教スンナ派系武装組織ハマスが、7日からイスラエルに対して激しい攻撃を加 ...
心閉ざすヤマトンチュ 現状を突破する言葉を<佐藤優のウチナー評論>
中央政府との激しいあつれきの中で玉城デニー知事はよく頑張っている。辺野古新基地建設に関する名護市辺野古沖の軟弱地盤の設計変更に関する斉藤鉄夫国土交通相の承認勧 ...
鈴木宗男氏の訪ロ 国や国民利益にかなう<佐藤優のウチナー評論>
日ロ関係で興味深い動きがある。<ロシア外務省は2日、ルデンコ外務次官が日本維新の会の鈴木宗男参院議員を迎え、会談したと発表した。昨年2月のウクライナ侵攻開始後 ...
人間の尊厳 原点に立ち返り交渉を<佐藤優のウチナー評論>
19日、ニューヨークの第78回国連総会において岸田文雄首相が一般討論演説を行った。その内容が実に興味深い。 <議長、世界は、気候変動、感染症、法の支配への挑 ...
知事の国連演説 沖縄益に大きな意義<佐藤優のウチナー評論>
スイス・ジュネーブで開かれた国連人権委員会において、18日午後5時半(日本時間19日午前0時半)ごろ、玉城デニー知事が演説を行った。 <(知事は)政府が進め ...
朝ロ首脳会談「沖縄負担強化」に警戒を<佐藤優のウチナー評論>
北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記(今回の訪ロでは、朝鮮民主主義人民共和国国務委員長の肩書が用いられている。党代表ではなく、国家指導者としてロシアを訪問している ...
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