「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>ヒロシマ、ナガサキ、オキナワ
2015/08/09
「広島をまどうてくれ(元通りにして)」。被爆70年を迎えた広島の平和記念式典で松井一実市長は、身も心も元通りにしてほしいという被爆者の悲痛な叫びを広島弁で訴え ...
<金口木舌>ぎらぎらした夏を
2015/08/08
猛暑日を連日記録する近畿地方で全国高校総体が開催中だ。ある会場では「ただ今38・5度です。熱中症から身を守ってください」との放送も ▼重量挙げでは94キロ級の ...
<金口木舌>憲法破壊議員の暴言
2015/08/07
政治家の問題発言が止まらない。首相の側近中の側近、礒崎陽輔首相補佐官(参院議員)は集団的自衛権行使に絡んで「法的安定性は関係ない」と述べた。謝罪はしたが本心な ...
<金口木舌>被爆70年の誓い
2015/08/06
世界的なバレリーナ森下洋子さんのきゃしゃな姿が5日はピッチャーマウンドにあった。広島カープが原爆投下から70年を前に本拠地で開いた「ピースナイター」で始球式を ...
<金口木舌>未来を築く紙碑
2015/08/05
「紙碑」という言葉を最近知った。紙と碑とは妙な取り合わせだ。世に知られていないことや、他界した人の業績を紹介した文章や本のことをいう。あまり定着していないため ...
<金口木舌>こども記者の困惑と大人の責務
2015/08/04
多くの子どもたちが夏休みに地域探索や自由研究を行う。普段と違う学びは成長への一歩になる。9月1日付本紙「こども新聞」に参加するこども記者もこの時期、取材を通し ...
<金口木舌>至福の瞬間何度でも
2015/08/03
あまりにもよく似た父親の顔立ち。「たいしたもんや」などのコメントに顔をほころばせた読者も多いだろう。芸人、又吉直樹さんの芥川賞受賞は全国的に注目を集めた ▼父 ...
<金口木舌>しつけ
2015/08/02
あれは平手だった。中学生のころだったか、後にも先にも父親から殴られたのはその一度きりだ。頬を張られて、頭にガンと響いたあの衝撃は今でも覚えている ▼宮古島で3 ...
<金口木舌>未来を築く力
2015/08/01
放蕩(ほうとう)ざんまいの不良少年だった。自ら「悪人」を名乗り「ヤクザの仁義」を口にした。近年は「不逞(ふてい)老人」として社会を見詰めた。鶴見俊輔さんが亡く ...
<金口木舌>「悪魔の島」から半世紀
2015/07/31
絵本画家・いわさきちひろの遺作『戦火のなかの子どもたち』(1973年)は異色だ。テーマはベトナム戦争。ストーリーがなく、心が傷ついた子どもたちが描かれ、静かに ...
<金口木舌>おらが県の先生、わったー島の議員
2015/07/30
参院の「1票の格差」是正案として合区が提案された今月中旬、高知県で会った人々は複雑な表情だった。「隣県でも高知と徳島は県民性も地域事情も違うが」 ▼高知と徳島 ...
<金口木舌>「復帰男」を送る
2015/07/29
国頭村の辺戸岬に立つ祖国復帰闘争碑の碑文は「復帰男」コンビが合作した。祖国復帰協議会の3代目会長だった桃原用行さんの文を、6代目事務局長の仲宗根悟さんの文字で ...
<金口木舌>艱難汝を玉にす
2015/07/28
走行中の汽車のガラス窓を無理やりこじ開けようとする「いかにも田舎者らしい」少女の振る舞いに、乗り合わせた客が顔をしかめる。芥川龍之介の短編「蜜柑(みかん)」は ...
<金口木舌>内閣支持率
2015/07/26
新国立競技場をめぐる議論が止まらない。本当に間に合うのか。新たな費用はいくらかかるのか。そして、いまだ答えが出ていないが、責任は誰が取るのか ▼膨れ上がった建 ...
<金口木舌>誰かの生きづらさに思いを
2015/07/25
運転免許の更新が迫り、県警免許センターに行った。周囲は、人物像は不明だがほぼ同じ7月生まれの連帯感。講習で居眠りする人に「目立ちすぎ」と視線で合図するも届かな ...
<金口木舌>海洋博40年、光と影
2015/07/24
海洋博が開幕したのは40年前。当時、本部町に住んでいて、会期の半年間で30回近く足を運んだ。ほぼ毎週末、友人らと会場にいた ▼海洋みどり館では12万年前の北極 ...
<金口木舌>エヌ氏の窮状
2015/07/23
一人、山の湖にやって来たエヌ氏。ボート遊びで誤って水に落ちる。何とか岸まで泳ぎ着いたものの服はびしょぬれ。カード類の入った財布もなくなっていた ▼着替えを買う ...
<金口木舌>生命を守る旗
2015/07/22
「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの漫画家水木しげるさんは、戦争を取り上げた作品でも知られる。代表作「総員玉砕せよ!」は左腕を失った自身の戦争体験に基づいた物語であ ...
<金口木舌>自然が育む生き物たち
2015/07/21
本島北部の静かな山あい。夏祭りの花火の迫力とはひと味違った満天の星空が瞳に広がり、時を忘れそうになる。自然の豊かさはやんばるの魅力そのものだ ▼過日、象徴的な ...
<金口木舌>酒は適量で
2015/07/20
20代のころに聞いた先輩の言葉だ。「酒が強いか、弱いか、幾つになっても分からないよ」。飲めないと思っていた先輩は、飲むたびに酒量の限界が広がったと息巻いた。「 ...
<金口木舌>世界遺産
2015/07/19
「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録された。8県に点在する23施設で構成されるが、九州への集中が明治政府立ち上げの藩閥を反映しているようで興味深い ▼幕 ...
<金口木舌>不安な夜の「あのさ」
2015/07/18
「普通の家族が欲しかった」。自立するための施設で暮らす少女は言った。子どもは家庭を選べない。同時にその親の子ども時代を思う ▼貧困や暴力のため安心して暮らせな ...
<金口木舌>ペリーの星条旗の呪縛
2015/07/17
ミズーリ号といえば、アジア・太平洋戦争の降伏調印式が行われた米戦艦だ。1945年9月2日の式典で、米国は2枚の星条旗を掲げた。真珠湾攻撃の際にホワイトハウスに ...
<金口木舌>感動は選手から
2015/07/16
1940年東京五輪が幻に終わったことはよく知られる。関東大震災からの復興を世界に示し、「皇紀2600年」の記念行事として構想された ▼開催4年前の36年にヘル ...
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