「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>音のある風景
2014/10/04
松島みどり法相が参院本会議場で身に着けた赤い“ストール”の是非をめぐり、参院議会運営委員会が紛糾した。アントニオ猪木議員の赤いマフラーの際もそうだったが、論戦 ...
<金口木舌>差別語はびこる国
2014/10/03
「おじさんは売国奴ですか」。男子高校生から問われて、元県議の瑞慶覧長方さんは耳を疑った。昨年夏、県庁近くでのこと。首相を風刺する琉歌のプラカードを持って歩いて ...
<金口木舌>早く見つけてあげられたら
2014/10/02
支社勤務のころ、地域を回っていると防災無線から情報提供を求める放送が流れてきた。高齢の女性が2日前から行方不明になっているという。家族をはじめ自治会、女性が通 ...
<金口木舌>街の指定席
2014/10/01
バーのカウンターに据えた丸いすに座る太宰治の写真を一度は見たことがあろう。撮影は1946年。戦後日本を代表する写真家・林忠彦が無頼派作家の肖像を切り取った ...
<金口木舌>医療の公益性とは
2014/09/30
江戸時代の医薬学者、貝原益軒の養生訓に「医は仁術なり」という言葉がある。分け隔てなく人を思い、救う。自らの利得ばかりに心を傾注してはならないことを説く。その精 ...
<金口木舌>若い世代と飲もう
2014/09/29
「若いやつが一緒に飲まない」。同年代の仲間との飲み会で最近、よく耳にする愚痴だ。どの職場も同じかと思う一方、筆者も昔、先輩によく言われていたことを思い出す。年 ...
<金口木舌>地味な男の大仕事
2014/09/28
米大リーグ、アスレチックスは貧乏球団だが、なぜ強い? そんな謎に迫ったノンフィクション「マネー・ボール」は、従来の野球観を打ち破った ▼この本で広く知られた ...
<金口木舌> かけがえのない命
2014/09/27
40万人以上を動員しているドキュメンタリー映画「うまれる」は、4組の家族の物語を通して命を見詰める。映画に込められているのは、一人一人が掛け替えのない存在とい ...
<金口木舌> 地球をクールに
2014/09/26
ゆでガエルの例え話がある。水に入れたカエルをゆっくりと熱していくと、温度上昇に気付かず死んでしまうという話だ。変化に鈍感なことを戒める際によく使われるが、実際 ...
<金口木舌>次の交渉は?
2014/09/25
ワクワクしながら他国の投票結果を見詰めたのは初めてだった。新国家は生まれなかったが、民主的な手法を見せてもらった。英国からの独立を問うたスコットランド住民投票 ...
<金口木舌>老舗の締めくくりに
2014/09/24
沖縄三越が閉店した21日夜、国際通りを歩いた。土産店はまばゆい光を放ち、民謡やポップスが方々から聞こえる。観光客はのんびりと歩く。いつもの風景が県庁前交差点か ...
<金口木舌>ウチナームンでハラール料理
2014/09/23
イスラム教徒(ムスリム)は豚肉やアルコールだけでなく、その成分が入った調味料などもご法度。雑食性の民の一人としては何とも味気ない気がする ▼県内初の「ムスリム ...
<金口木舌>理想郷に近づくには
2014/09/21
きょう21日は宮沢賢治忌。自然を尊び、自己犠牲を惜しまない作品を生んだ背景には母が教えた次の言葉があったという。「人というものは、人のために何かしてあげるため ...
<金口木舌>秋の夜長と眠り
2014/09/20
「医師に必要な資質は」と尋ねると、思いがけない答えが返ってきた。「いつでもどこでも眠れること」。数年前、小児科の医師を取材した時の話。命と向き合う職業にはタフ ...
<金口木舌>スコットランドの熱い炎
2014/09/19
「政府の言うことは国益ばっかりだ」。地元の声を聞かず、豊かな資源を搾取する。民意を無視して強制的に合併する-。スコットランドのことではない。井上ひさし著『吉里 ...
<金口木舌>富を分かち合う発想は
2014/09/18
他社の若い記者の問い掛けに対する答えを何カ月も探しあぐねている。「衰退する地方や過疎地をなぜ税金を使って救わなくてはいけないのか」 ▼その記者も地方出身。生 ...
<金口木舌>沖縄の風貌
2014/09/17
額は広く、顔は楕(だ)円形。表情は穏やかで愛想が良い。160年前、ペリー提督が見た琉球人の風貌である。「ペリー提督日本遠征記」の一節。「鼻は総じて格好良い」と ...
<金口木舌>失敗をどう生かす
2014/09/16
失敗とは一つの要因で起こるのではなく、複雑な階層性が絡み発生するのがほとんどだという。工学博士畑村洋太郎氏の著書「失敗学のすすめ」(講談社文庫)は、過去の事例 ...
<金口木舌> バス利用のすすめ
2014/09/15
バスが好きだ。那覇の市内線を利用しているが、音楽を聴いたり読書をしたり、通勤の際の息抜きになっている ▼いつも思う事がある。市内線は乗車時に230円を払うが ...
<金口木舌> 大学に行きたいけれど
2014/09/14
「大学は出たけれど」とは名匠小津安二郎の映画の題名。もう一つ、第1次世界大戦や米国発の株暴落に影響を受けた昭和初期の世相を表した言葉でもある ▼戦前の大卒と ...
<金口木舌> 「かつ江さん」はどこへ
2014/09/13
南城市の地形に似せた逆ハート形の口と麦わら帽子が愛くるしい。市の“顔”を務めるゆるキャラ「なんじぃ」は飲料水のイラストにも採用されるなど活躍している ▼愛さ ...
<金口木舌>トクホでトホホにならないために
2014/09/12
「お墨付き」とは江戸時代に幕府や大名が臣下に与えた文書をいう。墨で花押(かおう)を書き入れたことから、そう呼ばれた。お上が保証するのだからと、庶民は信じ込んで ...
<金口木舌>自分にとって必要な物
2014/09/11
両親の引っ越しで驚いたのが物の多さだった。かつての子ども部屋は物置と化し、家具や客用の食器や古着がぎっしり。「いつかは使う」と言ったり、思い出を語り出したりで ...
<金口木舌>かりゆしウエアの演出効果
2014/09/10
身なりには無頓着な方である。普段着は量販店で買ったシャツと数本のジーンズで通してきた。服を変えても風采はそれほど上がらぬものだと心得ている ▼それでも、かりゆ ...
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