「南風」の記事一覧

　私の出身地、「多良間島」は宮古島と石垣島の中間に位置し、晴れた日には島で一番高い八重山遠見台から石垣島が見える。島には山や河川はなく、平たんでお皿のようにまん ...

　１９６６年夏。ベトナム戦争が激しさを増す中、米軍の戦闘機や輸送機が上空を切り裂くコザの街に、米軍（兵）専用の１７室の小さなホテルが開業した。デイゴホテル。沖縄 ...

　目につくように、真っ赤な大きな日の丸を日本地図の東北地方にかぶせ、「東北から、ありがとう」と書いたタグ付きシャツを弊社（鎌倉シャツ）の直営２２店の店頭に並べた ...

　海なし県である群馬で生まれ育った私が、沖縄の琉球大学に赴任してきたのは、８年前の春です。世界に誇れる美しい海を毎日眺められる場所に暮らし、人間的に大きく成長さ ...

　宜野湾にある私がよく利用するレストランカフェは私の仲の良い友達がオーナーをしています。私は何かあればそこのお店へ行き、おいしいフレンチを食べ、愚痴、相談を朝ま ...

　毎年初詣に行くと気合の入った一張羅を着た若者たちを目にする。母は彼らを「とぅいぐゎーやさ（小鳥だ）」と言う。確かにひな鳥から大人の鳥に変わる様の独特の気恥ずか ...

　インフルエンザが流行しています。私の病院でも、受診する方が増えてきました。入院している患者さんもいらっしゃいます。今年は年配の方に広がっている印象がありますね ...

　１８歳の時に初めて沖縄を旅行した。小学生の時、実家（千葉県柏市）近くにテニスクラブができ、幼なじみのＭとスクールに通っていた。クラブには大学生のコーチが数人い ...

　生まれも育ちも浦添市の詩人、トーマ・ヒロコです。 　会社員として働く傍ら、創作活動をしています。トーマ・ヒロコというのは、お察しの通り、本名をカタカナ表記にし ...

　私は精神科医をしています。精神科医は変わり者が多いと、昔は言われていました。そうかもしれません。自分が何者か分からず、知りたくて医者になったのですから。でも精 ...

　２０１２年１月１９日、東村高江のＮ４ゲート前で沖縄防衛局員が「工事をさせてください、工事車両を通してください」と叫んでいる間、私は付近でチョウを数えていました ...

　南（ぱい）ぬ島、石垣島で生まれ育ち、古里を離れてから５０余年。今では、沖縄語（うちなーぐち）が話されている言語圏で生活の根を下ろしている。 　「私（ば）がー　 ...

　お米にまつわるお話というのは、稲作・おにぎり・炊飯の歴史、お米の銘柄数から見える日本人のお米へのこだわり、お米の選び方から保管まで、食育として、ごはんの栄養や ...

　「味の素ナショナルトレーニングセンター」で開催された「ジュニア・エリート合宿」に、今年も参加させていただいた。参加者は、全国から選抜された男女３０人の高校生ア ...

　夢を持たない人間は輝きと魅力を失い、退屈な存在だと思います。僕が興味を持つ人のほとんどが夢を追い続けて成功している人たちだし、彼らは人間的に面白い。僕もそう在 ...

　２０１３年、巳（み）年も余すところわずかとなった。一年の結びに大変うれしい知らせがあった。またいとこの大見謝恒吉氏が瑞宝双光章叙勲を受賞したことだ。親族の一人 ...

　「―図書館力―一年の計は図書館にあり」。繁多川図書館の２０１４年１月の展示テーマです。新しい年は今年以上に皆さんの暮らしに役立ててほしい、職員全員一致の企画で ...

　沖縄こどもの国は、県民の方々にかわいがっていただき、また激励を受け、動物園、ワンダーミュージアム、チルドレンズセンターが運営されています。 　動物園は暖地に生 ...

　私の長男は、重度の障がいを持って生まれ、闘病の末１年と１１カ月でこの世を去りました。 　時折、長男を思い、涙を流すことはあっても、それ程深く気分が落ち込むとい ...

　年末。大掃除。いらないものを、どんどん処分できたらいいのだが、これがなかなか難しい。いつか使うかも、は御法度。必要か否か、悩まず即決するのが片付ける極意らしい ...

　悩み事ができた時、気持ちを打ち明けて相談できる人はいますか？　本当に苦しい時や困った時は、誰かを頼ってもいいのではないでしょうか。自分の問題を自分で解決するこ ...

　今回で最終の原稿です。全体を通して自叙伝風になってしまいました。私自身が歴史や伝記、自叙伝などを好んで読んでいるせいかもしれません。 　歴史という語は英語のｈ ...

　人との出会いとご縁に恵まれ、いまの私がつくられているのだなぁと年を重ねるごとに実感しています。 　２３歳でこの仕事に携わるようになってからだけでも、本当にたく ...