「書評」の記事一覧
『談論風発 琉球独立を考える』 平和共存への道を示唆
2020/10/11
#書評
『談論風発 琉球独立を考える』前川喜平、松島泰勝編著 明石書店・1980円 世界は自国優先を堂々と唱える大国が出だして、第2次大戦以来何とか維持されてきた国際 ...
『共同売店の新たなかたちを求めて』 地域福祉、情報交換の場として
2020/10/10
#書評
『共同売店の新たなかたちを求めて』沖縄国際大学南島文化研究所編 編集工房東洋企画・1650円 「共同売店」(共同店)は、明治の末、沖縄本島最北の奥集落に生まれ ...
『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』 各大臣らの見事なスクラム
2020/10/03
#書評
『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』野嶋剛著 扶桑社新書・968円 台湾の新型コロナウイルス封じ込めを巡り、国民ID番号や健康保険カードを提示して特定 ...
『沖縄 ことば咲い渡り さくら あお みどり(全3巻)』 琉球諸島の多様な「ウタ」
2020/09/26
#書評
『沖縄 ことば咲い渡り さくら あお みどり(全3巻)』外間守善、仲程昌徳 波照間永吉著 ボーダーインク・各2420円 琉球諸島ではシマごとに、または時代によ ...
『黒船来航と琉球王国』 もう一つの日本「開国」史
2020/09/20
#書評
『黒船来航と琉球王国』上原兼善著 名古屋大学出版会・6930円 日本人の多くは果たして知っているだろうか、浦賀来航以前にペリー艦隊が那覇に来ていたこと、ペリー ...
『爆走小児科医の人生雑記帳』 「わくわく感」満ちた生き方
2020/09/13
#書評
『爆走小児科医の人生雑記帳』大宜見義夫著(幻冬舎メディアコンサルティング・1320円) 大多数の大人は、自分が子どもだった頃の心を忘れて、人生を味気ないものに ...
『戦争孤児たちの戦後史1 総論編』 国に見捨てられた子たち
2020/09/13
#書評
『戦争孤児たちの戦後史1 総論編』浅井春夫・川満彰編(吉川弘文館・2420円) 「私たちが生きている日本社会にとって、戦争孤児を生みだした歴史に学ぶことは、戦 ...
『青い眼が見た幕末・明治 12人の日本見聞記を読む』 個々の活動束ねる視点
2020/09/13
#書評
『青い眼が見た幕末・明治 12人の日本見聞記を読む』緒方修著 芙蓉書房出版・2420円 幕末は開国をめぐる内外動乱の時期であり、明治は開国を強要した西欧列強を ...
『沖縄戦75年 戦禍を生き延びてきた人々』 体験の継承が未来を拓く
2020/09/05
#書評
『沖縄戦75年 戦禍を生き延びてきた人々』琉球新報社社会部編著 高文研・1980円 本書は、昨年から琉球新報で掲載されてきた四つの連載を中心に構成されている。 ...
『島の風Ⅱ』 深化する写真への愛
2020/09/05
#書評
『島の風Ⅱ』石垣島写真研究会編 南山舎・2200円 2冊の写真集を見ながら、フランスの思想家ロラン・バルトの、「アマチュア」についての記述を思い出しました。 ...
『ミハイル・ゴルバチョフ 変わりゆく世界の中で』 当事者が語る「歴史の教訓」
2020/08/30
#書評
『ミハイル・ゴルバチョフ 変わりゆく世界の中で』ミハイル・セルゲービッチ・ゴルバチョフ著 副島英樹訳 朝日新聞出版・2860円 本書は、ソ連の最高指導者であっ ...
『沖縄の昆虫 学研の図鑑LIVE ポケットスペシャル』 生きている姿 写真で紹介
2020/08/29
#書評
『沖縄の昆虫 学研の図鑑LIVE ポケットスペシャル』槐真史著・編 学研プラス・1430円 沖縄の昆虫少年・少女はレベルが低い! 出前授業をしにいった先の学校 ...
『新版 赤瓦の家 朝鮮から来た従軍慰安婦』 緻密な取材による記録文学
2020/08/22
#書評
『新版 赤瓦の家 朝鮮から来た従軍慰安婦』川田文子著 高文研・2420円 この書は沖縄戦で米軍が上陸する前年の1944年、朝鮮半島から渡嘉敷島の慰安所に連行さ ...
『「沖縄問題」の本質』 専門分野越えた創造的研究
2020/08/22
#書評
『「沖縄問題」の本質』日本平和学会編 早稲田大学出版部・2420円 平和創造を志向する日本平和学会(1973年設立)は、今回で3度、「沖縄問題」を特集として学 ...
『沖縄をめぐる言葉たち 名言・妄言で読み解く戦後日本史』 鮮鋭に描いた沖縄戦後史
2020/08/15
#書評
『沖縄をめぐる言葉たち 名言・妄言で読み解く戦後日本史』河原仁志著 毎日新聞出版・2200円 本書は、沖縄戦から現在に至る「沖縄をめぐる言葉」を取り上げ、それ ...
『「沖縄人スパイ説」を砕く 私の沖縄戦研究ノートから』 ゆがんだ歴史を照らし出す
2020/08/15
#書評
『「沖縄人スパイ説」を砕く 私の沖縄戦研究ノートから』 大城将保著 高文研・1540円 沖縄戦最終盤に出された大田実海軍司令官の「沖縄県民カク戦ヘリ」。当時本 ...
『眉の清らさぞ 神の島 上野英信の沖縄』 移民史の先に描かれる沖縄
2020/08/08
#書評
『眉の清らさぞ 神の島 上野英信の沖縄』三木健著 一葉社・1980円 本書を開くと上野英信とその作品『眉屋私記』が生み出した熱気の渦が思い出される。1985年 ...
『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集37』 三十一通りの人生味わう
2020/08/08
#書評
『沖縄エッセイスト・クラブ 作品集37』 沖縄エッセイスト・クラブ 新星出版・1500円 昭和58(1983)年に創刊され、平成を経て令和最初の作品集である。 ...
『沖縄県史 各論編9 民俗』 意外性示して読者挑発
2020/08/02
#書評
『沖縄県史 各論編9 民俗』 沖縄県教育委員会・頒布価格5千円 いつもの年だとエイサーの太鼓の響きが聞こえてくる頃だが、どこも中止だという。そのような時期に7 ...
『図説 首里城の創建者 初代「琉球国中山王察度」』 察度の生の実像を紡ぐ
2020/08/02
#書評
『図説 首里城の創建者 初代「琉球国中山王察度」』下地昭榮著 新星出版・1980円 先に触れておくが本書は学術書ではない。著者も歴史学を専門としている研究者で ...
『みやこの自然(本編)、別冊』 島の自然、再発見の書
2020/07/25
#書評
『みやこの自然(本編)、別冊』 宮古島市教育委員会 本編5000円、別冊2000円 われわれ生物学者が宮古島と聞いた時に真っ先に思い浮かぶのはピンザアブの驚く ...
『沖縄米軍基地全史』 沖縄を裏切る政府の実態
2020/07/19
#書評
『沖縄米軍基地全史』野添文彬著 吉川弘文館・1870円 いかなる歴史を対象とする場合も「全史」を描くことは至難の業であるが、著者は普天間・辺野古問題に象徴され ...
ベストセラーランキング(2020/7/19)
2020/07/19
#書評
■球陽堂書房サンエー那覇メインプレイス店 (1)樋口耕太郎著「沖縄から貧困がなくらない本当の理由」(光文社・990円) (2)吾峠呼世晴原作、矢島綾著「鬼滅の刃 ...
『みやこの祭祀 宮古島市史 第二巻 祭祀編(中) 悉皆調査〈平良地区〉』 伝統祭祀の記録、詳細に
2020/07/19
#書評
『みやこの祭祀 宮古島市史 第二巻 祭祀編(中) 悉皆調査〈平良地区〉』宮古島市教育委員会 宮古島市教育委員会・5000円 卵ボーロを供え、祈りを捧(ささ)げ ...
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