「連載:佐藤優のウチナー評論」の記事一覧
元外務省主任分析官で作家の佐藤優さんが、沖縄をめぐるさまざまなテーマについて論評します。米軍基地問題に触れながら「国家の本質」などを解き明かすシリーズです。
緊迫するイスラエル・イラン関係 事態の拡大は回避か<佐藤優のウチナー評論>
1日にイスラエル軍がレバノンに侵攻した。それに対抗し、同日、イランがイスラエルの各地に約200発のミサイルを撃ち込んだ。米軍とイスラエル軍によってほとんどが迎 ...
イスラエルのレバノン侵攻 世界大戦発展の恐れも<佐藤優のウチナー評論>
中東情勢を大きく変化させる事件が起きている。イスラエルが、レバノン南部に拠点を置くイスラム教シーア派武装組織ヒズボラに対する本格的な壊滅作選を開始した。9月2 ...
<書評>『佐藤優のウチナー評論2』 斬新な視点から沖縄論じる
現代沖縄の姿を規定する論理は、アメリカの覇権を前提として構築され、東京で整備されてきた。これは沖縄にとっては不条理な論理である。このような言説に対抗し、斬新な ...
イスラエルとヒズボラ 全面対決いとわぬ攻勢<佐藤優のウチナー評論>
イスラエルがレバノン南部に拠点を持つイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの壊滅作戦に着手した。 〈イスラエル軍は23日、親イラン民兵組織ヒズボラが影響力を持つ ...
「佐藤優のウチナー評論2」出版 歴史・文化、政治・経済、教育、世界情勢に鋭く斬り込む
2024/09/23
#社告
琉球新報社は「佐藤優のウチナー評論2」を出版しました。2010年3月13日付から2024年2月10日付まで琉球新報で連載した中から128回分を選び、まとめまし ...
琉球と沖縄 高良史観を再読する<佐藤優のウチナー評論>
昨日と今日、筆者は名護市の名桜大学で集中講義を行っている。テーマは「琉球と沖縄」で、この二つの言葉が持つ意味領域の共通性と差異を通じて沖縄人のアイデンティティ ...
奇妙なスパイ事件 中西氏帰国の方策を<佐藤優のウチナー評論>
ロシアの同盟国ベラルーシで日本絡みの奇妙なスパイ事件が発生した。ベラルーシで7月に拘束された中西雅敏氏に関する特別番組が今月5日、ベラルーシ国営テレビで放送さ ...
日本人とどう付き合うか 沖縄の利益を第一に<佐藤優のウチナー評論>
在沖米兵による新たな性的暴行事件が明らかになった。〈沖縄県内に住む成人女性に性的暴行をしたとして、県警が5日、不同意性交致傷の疑いで20代の米海兵隊の男を書類 ...
モスクワの市民生活 新しい「資本主義」が現出<佐藤優のウチナー評論>
前回のこのコラムでも紹介したが、筆者は13~18日にロシアの首都モスクワを訪問した。今回は政治問題を離れて、市民生活について記す。ひとことで言うと、モスクワの ...
モスクワ訪問記 日本の報道とギャップ<佐藤優のウチナー評論>
13~19日、22年ぶりにモスクワを訪問した。今回痛感したのは、ロシアと日本における報道空間の大きなギャップだ。 ロシア領クルスク州へのウクライナ軍の侵攻に ...
臭いの記憶 再生される苦しみ<佐藤優のウチナー評論>
8月15日の終戦記念日前後には、テレビで戦争関連の番組が報道される。その番組を見ると、母(佐藤安枝、旧姓上江洲、2010年死去)のことを思い出す。筆者が小学3 ...
議員外交 対話の維持 国益に沿う<佐藤優のウチナー評論>
鈴木宗男参院議員(無所属)が、7月28~31日、モスクワを訪問し、プーチン大統領側近のコサチョフ連邦院(上院)副議長ら要人と会談した。議員外交は、政府とは異な ...
知事のユニークな闘い 草の根へのアプローチ<佐藤優のウチナー評論>
「朝日新聞」は、7月29日に「日米2+2 一体化 主体性保てるか」と題する社説を掲載した。この中には沖縄に関する言及もある。〈(2プラス2の)共同発表は、沖縄 ...
トランプ氏への北朝鮮の認識 にじむ個人的信頼関係<佐藤優のウチナー評論>
米国のウィスコンシン州ミルウオーキーで15~18日に行われた共和党全国大会において、ドナルド・トランプ前大統領が正式に大統領候補に指名された。大会最終日(18 ...
トランプ暗殺未遂 使命感深める内面世界<佐藤優のウチナー評論>
米国のペンシルベニア州バトラーで13日(日本時間14日)、トランプ前米大統領が演説中に銃撃され、右耳を負傷した。容疑者は射殺された。連邦捜査局(FBI)が暗殺 ...
テルアビブ出張 イスラエル人が抱く恐れ<佐藤優のウチナー評論>
4~6日、イスラエルのテルアビブに出張した。2泊4日(機中1泊)の短期間だったが、現地の緊迫した雰囲気を肌で感じることができたのが成果だった。6日に25年来の ...
宮川大使への手紙 外務官僚の矜持どこへ<佐藤優のウチナー評論>
宮川学大使、御無沙汰しています。 宮川さんと私は職種は異なりますが(宮川氏はⅠ種=当時、現在の総合職、私は専門職)でしたが外務省の同期(1985年入省)で、 ...
米兵事件 二つの問題 構造的差別への無自覚さ<佐藤優のウチナー評論>
嘉手納基地に勤務する米空軍兵が去年12月24日に県内在住の16歳未満の少女に性的暴行をしたとして起訴(3月27日付)された事件について、今月25日に報道される ...
県議会選挙 我慢する他ない沖縄人<佐藤優のウチナー評論>
沖縄県議選に関してヤマトの国会議員、新聞記者、学者からたくさん照会があった。典型的なやりとりを問答形式で記しておく。 問 これで米海兵隊普天間飛行場への移設 ...
「風船爆弾」 不必要なエスカレーション<佐藤優のウチナー評論>
韓国と北朝鮮の緊張が高まっている。韓国インテリジェンス機関の分析能力が低いので、不必要なエスカレーションが起きているというのが筆者の率直な見立てだ。北朝鮮が汚 ...
北朝鮮からの「贈り物」 相互主義のシグナル送る<佐藤優のウチナー評論>
5月29日、韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が韓国側に家畜の糞(ふん)、使用済み乾電池、紙くずなどごみが入った袋を結びつけた大量の風船を散布したと明らかにした。今 ...
日中韓首脳会談 「非核化」に激高する北朝鮮<佐藤優のウチナー評論>
沖縄に影響を与えうる、東アジアにおける国際関係の変動が生じている。5月27日、岸田文雄首相と中国の李強首相、韓国の尹錫悦大統領が行った日中韓首脳会談(サミット ...
イラン大統領の死去 速かった日本の対応<佐藤優のウチナー評論>
19日、イラン北西部の東アゼルバイジャン州でライシ(ライースィ)大統領(63)が搭乗したヘリコプターが墜落した。〈イラン政府は20日、ライシ師と、同乗のアブド ...
創価学会とバチカン 平和の価値観で一致<佐藤優のウチナー評論>
創価学会の原田稔会長が5月10日午前(現地時間)、バチカン市国のアポストリコ宮殿でローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇と会見した。〈会見では冒頭、会長が、 ...
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