「沖縄戦」の記事一覧
沖縄戦の写真「杖の少年」が胸にしまった記憶 「イクサヤ、ナランドーヤ」…継承誓う研究家・賀数仁然さん
沖縄戦の写真「杖の少年」が胸にとどめた戦場の実相を、自分ごととして語り継がなければ―。琉球史を「楽しく伝える」ことで知られる賀数仁然(ひとさ)さん(54)は今 ...
【記者ノート】戦後の原点に立ち返る 南彰(編集委員、暮らし報道グループ)<歩く民主主義 100の声>
「慰霊の日」の早朝、摩文仁の黎明(れいめい)之塔から、平和の礎(いしじ)へと向かうとき、少しだけホッとした。陸上自衛隊第15旅団の旅団長らが、「殉国美化につなが ...
自衛隊増強に賛成も 中国やロシアの軍拡に「不安」 「戦う覚悟」発言は批判<歩く民主主義 100の声>
糸満市摩文仁や各地の慰霊祭で聞いた遺族ら100人のうち、「南西シフトで進む県内での自衛隊増強」に19人が賛成と答えた。中国や北朝鮮、ロシアの脅威への不安を口に ...
【識者】「自衛隊は沖縄戦総括を」 発足70年 一ノ瀬俊也氏(埼玉大教授)<歩く民主主義 100の声>
自衛隊の役割は国土防衛であり、そこに国民の生命と財産を守ることも含まれているはずである。しかし沖縄戦では多くの住民が巻き添えとなって命を失い、「軍隊は住民を守 ...
沖縄の問題、自分事に 愛知・至学館大 歴史や文化学ぶ
慰霊の日を前にした6月20日、愛知県の至学館大学で沖縄の歴史や現在の基地問題について考える授業があった。「近・現代史」の授業の一環で、4年生150人が受講した ...
対馬丸事件、つらさで語れなかった母 体験を娘が書籍に 沖縄戦
「今も冷たい海に眠る子どもたちのことを忘れないで」。太平洋戦争中、疎開する学童らを乗せ米潜水艦に撃沈された対馬丸に引率教員として乗船した故・新崎美津子さん(享 ...
元日本兵の遺族、継承誓う 南城・アブチラガマ 日比野さんの娘4人、平和講話も
南城市玉城糸数の糸数アブチラガマで沖縄戦当時、住民に助けられ生還した元日本兵で、人形職人だった故・日比野勝廣さん=愛知県、享年85=の娘4人が23日、アブチラ ...
慰霊の日、歌と語りで平和誓う アウトプットで21回目の「琉球魂」開催 佐渡山豊、むぎ(猫)らのライブも 沖縄
慰霊の日恒例のイベント「琉球魂2024 vol.21」が23日、那覇市のOutput(アウトプット)であった。今回は「沖縄から放った言葉、ウクライナから届いた ...
沖縄戦時のノート 米から返還 表紙に「宮里清松」、教科書も 元兵士持ち帰る 琉米歴史研「家族に届けたい」
琉米歴史研究会(喜舎場静夫理事長)は26日までに、ワシントン州シアトルに住むクラウディア・キングさんから、元米海軍兵の父親が沖縄戦時に持ち帰ったとみられる教科 ...
自衛隊も一般市民 原点に立ち返る必要 小西誠<日本軍と自衛隊 牛島司令官 辞世の句>下
6月4日付琉球新報社説は、陸自第15旅団サイトの第32軍牛島司令官の辞世「皇国の春に甦らなむ」などを引用し、「自衛隊は『皇軍』に戻るのか」と糺(ただ)す。筆者 ...
母、生きていてくれたら 西原町戦没者追悼式 遺族会に代わり町が主催 沖縄
【西原】西原町戦没者追悼式が22日、町翁長の西原の塔で開かれた。高齢化などを理由に23年をもって70年の歴史に幕を下ろした西原町遺族会に代わり、町が主催した。 ...
沖縄戦「日本軍が善戦敢闘し得た」 陸自、過去資料で記載 幹部候補生学校の教育要領
【東京】陸上自衛隊幹部候補生学校は2016年度から20年度まで、沖縄戦に関する教育要領で「日本軍が長期にわたり善戦敢闘し得た」と記載していた。政府が25日、屋 ...
捕虜許さず突撃命令 皇国史観の下 犠牲多数 川満彰<日本軍と自衛隊 牛島司令官 辞世の句>中
50数万人とも言える住民を巻き込んだ沖縄戦。戦略的な戦闘を終えて来年で80年という大きな節目を迎える。住民戦没者数は未だに不明で、4人に1人が犠牲になったとし ...
ガマフヤー具志堅さん、ハンスト終了 デニー知事に「自衛隊配備に強く反対していない」と指摘 沖縄
沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(70)らによるハンガーストライキが23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園で最終日を迎えた。沖縄戦戦没 ...
慰霊祭参加者らに聞いた「沖縄が戦場になる可能性は?」 平均は「59%」 自衛隊拡張に危機感
沖縄戦から79年の「慰霊の日」を迎えた今年の沖縄全戦没者追悼式で、玉城デニー知事が自衛隊の配備拡張に「悲惨な沖縄戦の記憶と相まって、沖縄県民は強い不安を抱いて ...
【一覧表あり】沖縄戦の教訓継承に必要なことは? 各地の慰霊祭などで県民にアンケート 多様な意見上がる
23日の慰霊の日に合わせ、琉球新報社は各地で行われた慰霊祭などで、来場者らに「沖縄戦の教訓を継承するために必要なことは」と尋ねた。戦争体験者の声を直接聞くこと ...
現在の基地強化、土地規制「戦前と同じ」 住民を動員し厳しく監視「軍機を語るな」 <国防が奪った 沖縄戦79年>5
1943年夏、読谷山(当時)、嘉手納、伊江で陸軍飛行場が着工されたものの、沖縄戦を指揮した第32軍が44年3月22日に創設されるまで完成しているのは皆無だった ...
「対馬丸」の悲劇、ハワイに伝える 記念会がオンライン交流 沖縄
米潜水艦に撃沈された1944年8月の対馬丸事件の悲劇を伝えようと、遺族らで構成する対馬丸記念会は24日、米ハワイで県系人らが開いた慰霊の日の集会にオンラインで ...
97歳の母のために…「叔母たちの生きた証しを残せた」 終戦直後に死亡、「礎」に追加刻銘 沖縄
平和の礎(いしじ)に今年、叔母ら4人が追加刻銘された浦添市の宜野座富夫さん(69)は23日、糸満市摩文仁の平和祈念公園を訪れた。4人はフィリピン・ミンダナオ島 ...
非戦誓い一歩一歩 沖縄・糸満 遺族連合会行進に300人
【糸満】戦禍を避けるために南へと逃げた人々の思いを追体験しようと、第63回平和祈願慰霊大行進(県遺族連合会主催)が23日、開催された。ひめゆりの塔前から平和祈 ...
グアムから慰霊の帰郷 レストボグさん、家族の名に涙 平和の礎 遺族ら祈り 沖縄
終戦後、疎開先の熊本から親族のいた大阪を経て沖縄に戻ると、地元に残っていた家族は誰もいなくなっていた。一緒に疎開した妹と2人だけが生き残り、途方に暮れた。「家 ...
犠牲者思い590羽の鶴 渡嘉敷・新垣さん「村民の分まで」 平和の礎 遺族ら祈り
渡嘉敷村在住の新垣光枝さん(76)は、孫の上地凜さん(4)=那覇市=と糸満市摩文仁の平和祈念公園を訪れた。「ここに来られない村民の分までお参りしたい」。渡嘉敷 ...
【識者】誰のための平和宣言か、考える時期 佐道明広氏(中京大教授) 沖縄「慰霊の日」
「鉄の暴風」による悲劇から、現在も続く基地負担の問題に触れ、人命の尊さを説く。同時に国際情勢が悪化する中でも、沖縄は交流と信頼による平和を築く努力を誓う。県知 ...
「戦争を忘れたことはない」 両親と兄弟3人…家族全員失い、遺骨代わりに「石」を墓へ 沖縄
那覇市の儀間秀子さん(94)は、家族全員を沖縄戦で亡くした。両親と4人のきょうだいのうち、生き残ったのは秀子さん1人だけだ。23日、那覇市立商工学校の学徒らを ...
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