「金口木舌」の記事一覧

　大口をたたくだけで実行が伴わない人を「言うだけ番長」という。普通なら大ごとにはならないが、事と次第では「無責任番長」のそしりを受けることにもなる ▼作家百田尚 ...

　６月２３日の黙とう終了後の発表にこだわったようだ。沖縄出身のロックバンド、モンゴル８００が「慰霊の日」に新曲「ひめゆりの詩」を映像付きでホームページ上に公開し ...

　そもそも百田尚樹氏の発言だけではなかった。自民党若手議員の勉強会で報道への圧力は議員側から提起された。自民に巣くうメディアコントロールの欲求が露呈した ▼長尾 ...

　夏の甲子園出場を懸けた全国高校野球選手権県大会が始まった。シードの興南と糸満を除く６０校が参加する１回戦が２８日まで行われる ▼野球取材ではスコアブックへの記 ...

　日本で初めて缶入りのお茶が発売されたのは１９８５年。なかなか売れず、４年後「缶入り煎茶」という商品名を「おーいお茶」に変えたら大ヒットした。抗菌靴下「フレッシ ...

　夏の盛り、帰って真っ先に冷蔵庫を開ける子どもたちに、祖母はぬるいお茶を勧めた。不思議なもので、氷水より温かいお茶の方が早く汗が引いた気がする ▼冷たい物の取り ...

　大学生のころ、伊江島で阿波根昌鴻さんにお会いした。聖書を引用し、土地接収を迫る米兵に抗議したという話が忘れ難い。強権に抵抗するため、神の言葉が持つ力を借りた。 ...

　名桜大で先日、講師を頼まれた。活字離れが進む世代に就活や仕事に生かせると新聞の利点を紹介した。経験を伝える難しさを痛感したが、「現場に足を運ぶ」ことを基本にし ...

　東京報道部時代、首相官邸や国会議事堂前でのデモを何度も取材した。常に頭をよぎったのは官邸や議事堂の当事者らに彼らの声がどう聞こえているかということだ ▼デモに ...

　その老女はずっと表情に生気がなかった。いろいろ施術したが、感情に火がともることはなかった。それがある日、彼女に笑顔が戻り、過去の記憶を生き生きと語り出すように ...

　中学高校と、学校が苦手だった。違うどこかを夢見ながら、別の生き方があると考えたこともなく時間は過ぎた ▼県高校総体が終わって少し後、定時制通信制の夏季体育大会 ...

　きょうは旧暦５月４日のユッカヌヒー。戦前は年に一度だけおもちゃを買ってもらえる日だった。県内各地に玩具市が立ち「今の歩行者天国とは較（くら）べものにならない程 ...

　沖縄尚学高校が県勢初の全国制覇を成し遂げた１９９９年春の甲子園。高校野球と沖縄の歴史を端的に表した写真がある。球場フェンスにしがみついて泣き崩れる年配の男性の ...

　ただ一度会っただけなのに、深く心に残る。毎年６月になると、その人のことを思い出す。北中城村史編さんに携わった山川輝昌さん。１４年前の夏、５０代の若さでこの世を ...

　作家城山三郎さんが著書「少しだけ無理をして生きる」（新潮文庫）で、人の魅力は「初心」にあると語っている。例えば仕事にせよ、何事も初めは全てにおいてぎこちない。 ...

　暦の上では梅雨入りとされる「入梅」の日に、ことし沖縄は梅雨明けした。平年に比べて１２日早かったという ▼梅雨入りも平年より遅かったため、梅雨の期間２２日は観測 ...

　イヤホンしながらの走行。車の走行車線を車と逆方向に走る。お酒を引っかけた後にちょっと乗って帰る。これらは全て自転車運転の危険行為とされ、繰り返し摘発されると安 ...

　県庁前通りの歩道に大きなキノコが生えた（１０日付「びっくり　巨大“かさ”」）。食用のニオウシメジ。サンダンカの花の下、ホウオウボクの切り株から高さ３０センチ、 ...

　もうすぐ１年の折り返し。年頭に立てた誓いや抱負を忘れるころだ。三日坊主の代表格と言えば日記だろう。多くの方が挫折経験をお持ちではないか ▼評論家の秋山ちえ子さ ...

　戦争を知る世代の危機感がひしひしと伝わる対談だった。９日、日本記者クラブで行われた対談に、自社さ連立政権で首相を務めた村山富市さん（９１）と自民党リベラル派重 ...

　プロ棋士の世界ではめったにない珍事と聞く。３月放送のＮＨＫ杯テレビ将棋トーナメント準決勝第２局は反則の「二歩」で勝敗が決した。既に歩がある縦の同じ筋に、もう一 ...

　歌にまつわる記念日としては「さんしんの日（３月４日）」「フォークの日（４月９日）」「ロックの日（６月９日）」が知られる。各地のイベントを通し、音楽の魅力を再確 ...

　「また沖縄か」とため息をついた県民は多いだろう。全国ニュースに事欠かない沖縄だが那覇空港であわや大惨事につながるトラブルが発生した矢先、日本年金機構から流出し ...