「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>結婚の向こう側
2014/11/22
「氷点」「塩狩峠」などの作品で知られる作家三浦綾子さんにとって、作品を生み出した原動力は夫光世さんの存在だった。綾子さんの取材や講演会に付き添い、闘病中に綾子 ...
<金口木舌>「ベノコ」推進の首相補佐官
2014/11/21
浦添を「うらぞえ」と呼ばないで。そんな願いをかなえるキャラクターがいた。浦添市観光協会の「ウラソエ仮面」だ。誤読しがちな他府県の人を正すというパロディーが話題 ...
<金口木舌>拍手する側の大スター
2014/11/20
石垣島を訪ねた高倉健さんが、富野小中学校の運動会に出くわした。見たことのない競技「ナワナエ競争」が始まる ▼おじいさん、おばあさんが真剣な表情で縄をなう。子ど ...
<金口木舌>常とう句
2014/11/19
予想はしていたが、耳に入ってきたせりふにため息が出た。手あかにまみれた台本の一節をなぞるばかりでは物語は進まない。菅義偉官房長官の「粛々と進める」のことだ ▼ ...
<金口木舌>人の営みと銀天街
2014/11/18
酒宴はもちろん、何につけ食は専ら個人店に求める。そんな食通の先輩がいた。店探しの際の注文のうるささには、へきえきしたものである ▼今振り返れば、食の善しあしよ ...
<金口木舌>アイデアで課題解決を
2014/11/17
2センチ、3センチ、5センチ-。京都大学の生協でのみ売られている「素数ものさし」が人気のようだ。名前の通り、上辺は素数センチ、下辺は素数ミリにしか目盛りがない ...
<金口木舌>念のために600億円?
2014/11/16
子どものころに「無駄遣いはするな」と教えられた。それなのにいまだ「持っている分だけ使う」という悪癖が染み付いている。反省はするものの、月末のやりくりに頭を悩ま ...
<金口木舌>不便を楽しむ
2014/11/15
子どものころ、竹馬を作った世代と、既製品を買った世代の境目は1970年ごろか。取材先で話が弾んだ。還暦を過ぎた人は「手作りのせいか大切にしたね」と懐かしんだ ...
<金口木舌>市民の力が壊した壁
2014/11/14
まだベルリンの壁があった1988年2月、東ベルリンを訪れた。学生時代の気ままな一人旅だった。初めての社会主義国は色が乏しく、灰色と茶色が街を覆う ▼東側から ...
<金口木舌>政冷観熱の時代に
2014/11/13
積み上げられた日本製の菓子を争うように買っていく。家電製品にも人だかり。その名も「アキハバラ」という成田空港の免税店は、通り抜けるだけでも汗をかくほどごった返 ...
<金口木舌>島を見ているのか
2014/11/12
解体作業が続く那覇タワーの周辺を歩いた。最上階にあった回転展望レストランが懐かしい。建物内のディスコに通ったかつての若者は中年の域に達したか。来年春には国際通 ...
<金口木舌>地域文化つなぐ市場の魅力
2014/11/11
「カタ、カタ」と小さな機械が動く。立ち寄った本部町営市場の一角。かつお節を削る音が響く。常連客の注文に応じ量り売りをしていた。カツオどころの地域ならではの音だ ...
<金口木舌>生活に伝統文化を
2014/11/10
今から44年前、1970年のきょう、第19回技能五輪国際大会(国際職業訓練競技大会)が東京で開かれた。アジアでは初めての開催だった ▼若手の技術者が仕事の技能 ...
<金口木舌>言葉を見極めたい
2014/11/09
認知症はかつて「痴呆」といわれた。だが言葉自体に「侮蔑的な意味がある」「実態を反映しない」などの理由で言い換えられた。おかげで今では症状も含めて理解が進むよう ...
<金口木舌>壁を越えられるか
2014/11/08
人生にはさまざまな壁が立ちはだかる。解剖学者の養老孟司さんは、自分の脳に入ることしか理解できない人間の習性を「バカの壁」と称した ▼「小1の壁」は、働く母親が ...
<金口木舌>「忘却力」はご免
2014/11/07
先日亡くなった前衛芸術家の赤瀬川原平さんは流行語の生みの親だった。「超芸術トマソン」「中古カメラウイルス」「新解さん」などの造語で話題を提供した ▼最大のヒ ...
<金口木舌>誰もが避けられないこと
2014/11/06
あるアンケートで、将来認知症になった場合、延命措置を「断る」と答えた人にその理由を聞いた。日本人で圧倒的に多かったのは「家族や周囲の人に迷惑を掛けたくないから ...
<金口木舌>171年ぶりの奇跡の夜
2014/11/05
八重山の子守歌「月(つぃく)ぬ美(かい)しゃ」は情感豊かな旋律が心に染みる歌だ。〈月ぬ美しゃ十日(とぅか)三日(みーか) 女童(みやらび)美しゃ十七(とぅなな ...
<金口木舌>沖縄コーヒー
2014/11/04
「グルメ男爵」と呼ばれた尚順(1873-1945年)にまでさかのぼるというから、結構な歴史である。県内のコーヒー栽培は、桃原農園が持つ本部町の農園に起源があり ...
<金口木舌>思いやりの社会を
2014/11/03
生き方を変えるきっかけを与えてくれた人に「ありがとう」を伝えたかった。こう記した上原大樹さん(泊高校定時制午前部3年)の生徒生活体験発表文(10月31日付教育 ...
<金口木舌>実力ある者いつか輝く
2014/11/02
高校野球はセンバツ出場を懸けた九州大会が終わったが、大学野球は佳境に入る。14日からは各地区のリーグを勝ち抜いたチームが集い、大学王者を決める明治神宮大会が始 ...
<金口木舌>揺らぐ老後の安心
2014/11/01
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明さんは、手帳に10年先の予定を書き込んでいる。103歳を迎えた今も時々、病棟で診察し、講演依頼があれば国内外へ赴く。円熟した ...
<金口木舌>無駄遣いはどちら?
2014/10/31
問題です。米国で危険な食べ物の調査結果が出た。それは何か。「犯罪者の98%が食べる」「日常的に食べる子の約半数がテストで平均点以下」「暴力事件の90%は食べて ...
<金口木舌>異形の神の力
2014/10/30
ある年の旧盆。村人が酒を酌み交わし歌い、豊年祭りを楽しんでいた。そこにマゾムヌという目に見えない妖怪が紛れ込み、祭りの後に疫病をはやらせた。このままでは集落が ...
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