「金口木舌」の記事一覧

　台湾との民間交流を進めている市民グループの酒席で「台湾観光客に人気のお菓子を知っているか」と問われた。菓子類には疎く見当がつかない。答えを聞くと、愛知県産のチ ...

　時計の針が午前６時を指すころ、作業服姿の男たちが次々と車で乗り付ける。自宅近くの総菜屋の一日が始まる。店の中心に常連客と楽しそうにユンタクする女性の姿も見える ...

　「じゃあ、また」－。８月１日の日記は、いつもの言葉で締められた。２年２カ月続いた日記を、少女が再び開くことはなかった ▼ドイツ系ユダヤ人家庭の次女として生まれ ...

　感動の演技に感謝したい－。多くの国民が、ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子で６位入賞した浅田真央選手に対し、こんな思いを抱いているのではないか。ショートプログ ...

　１０年ほど前、高校生に取材していたら「ミツヨコ」「ヨギジュウ」という不思議な単語を交えて話され、頭の中で「？」の文字が飛び交った 　▼あらためて聞くと、人気の ...

　参院選で落選した地方の野党若手議員を、電力業界の幹部が訪ねる。浪人中の生活の糧として、大学客員教授の職を紹介する。こうすれば政権交代があっても、手なずけた政治 ...

　女流画家の第一人者といわれた上村松園に「牡丹（ぼたん）雪」という作品がある。萌葱（もえぎ）色の着物姿の娘が降りしきる雪に傘を斜めにして先を急ぐ。東京に大雪が降 ...

　さりげなくブランド品を使いこなす人に気品を感じる。「あの人は全身ブランドずくめ」というせりふには皮肉が交じる。誰を相手にするにせよ、ブランド戦略はものづくり業 ...

　県の記念日に樹木で初めて「フクギの日」が加わるという。「フク」にちなみ２月９日。本部町備瀬の並木道や渡名喜島の屋敷林などは、地域をつなぐよりどころとしても継承 ...

　「平和の鐘を聞く時ぞ／我等は集う手をとりて／めざす光を求めつつ／ああ歌わなんわが学舎」。沖縄戦終結から７年後の１９５２年、再出発した沖縄盲学校（当時の沖縄盲聾 ...

　「金メダルは駄目かな」。１４日、ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手はフリーの演技を終えた後、得点を見詰めこう思ったという。しか ...

　きょう１５日は旧暦１月１６日。沖縄の年中行事である「十六日祭」だ。ご先祖さまが暮らすあの世、いわゆる後生（グソー）の正月に当たる ▼餅店を営む知人に聞くと、こ ...

　結婚式の媒酌人を務める屋良朝苗元知事の写真は意外だった。指輪を交わす新郎は亡き金城哲夫さん。ウルトラマンの脚本家だ。故郷・南風原町の文化センターで開催中の生誕 ...

　母の故郷である伊平屋島に、海岸の白砂が吹き上げられてできた天然の砂山があった。子どもの格好の滑り台だった。ある夏、砂山が小さくなった。浜と山の間にアスファルト ...

　沖縄の航空写真を見ていると、空から島の変遷を眺めているような錯覚に陥る。道路延長と住宅地拡大の一方で緑地や砂浜が消えた。航空写真は沖縄の表層をありのまま記録し ...

　ミドリムシで世界を動かす？　舞台上の女子高生の言葉にあぜんとした。確かに藻は近年、燃料精製や食品加工などで注目が集まっているが… 　▼しかし、そんな驚きも一瞬 ...

　優れた女性の研究者に贈られる「猿橋賞」。２００７年に死去した元中央気象台（現気象庁）勤務・猿橋勝子さんらが創設した賞 　▼猿橋さんは１９５４年のビキニ水爆実験 ...

　スポーツ選手の「ベテラン」とは何歳ぐらいからを指すのだろうか。１日に始まったプロ野球の沖縄キャンプ。中日の山本昌投手（４８）と横浜の三浦大輔投手（４０）が年齢 ...

　名護の市街地は道路が碁盤目になっているので、通りの向こうまで見渡せる。少し肌寒さもある朝、通勤途中の見慣れた景色がいつもと違って見えた 　▼目を凝らすと、道路 ...

　ペリー艦隊が那覇に来たのは１８５３年。入港間際、乗組員の目を引いたものがある。「丘陵には所々に白い斑点が点在して、最初は家かと思ったが、石灰岩の墳墓であった」 ...

　五輪選手並みの肉体と芸術センスと美しい容姿、そして運－というのがバレエダンサーの条件だそうだ。特に容姿は重要で、ロシアのバレエ学校では脚の長さの基準が決まって ...

　お年寄りの前では、しまくとぅばを使うのにためらう。失礼ではないか、間違ってはいないか気になる。結局やまとぅぐちを使うものの、抑揚が独特らしく「兄さん、どこの人 ...

　元旦、「今年こそは楽しく健康に」とスポーツの目標を立てた。１カ月が過ぎ達成は早くも見込み薄だ。諦めが頭をよぎるが、この選手から「努力不足」と一喝されそうだ 　 ...