「女性たち発・うちなー語らな」の記事一覧
沖縄県内で活躍中の女性4人がリレーするコラム「女性たち発 うちなー語らな」。沖縄の課題を挙げ、自由に意見などを述べてもらいます。
誰かの期待した「沖縄」 「本当の言葉」自問する オーガニックゆうき(作家) <女性たち発・うちなー語らな>
初回からじーぐいはーぐい失礼します。 9月21日、TBSの「報道特集」で、昨年のクリスマスイブに起きた少女暴行事件の特集が放送された。2022年まで同番組の ...
10月から新執筆陣 コラム「女性たち発 うちなー語らな」
2024/09/29
#女性たち発・うちなー語らな
各方面で活躍する女性たちが沖縄の今と未来を照らすコラム「女性たち発 うちなー語らな」は、10月から新たな執筆者4人のリレーがスタートします。掲載は第1~4日曜 ...
福島/フクシマ 沖縄/オキナワ 痛みを表現する試み 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
福島県出身の友人がいる。何気ないことで笑いあえるその友人は、約14年前から続く福島原発事故に怒り、悲しみ、様々な葛藤を抱いてきたのだと思う。そして福島をあえて ...
うとぅいむちの心 世界中から選ばれる沖縄 翁長由佳(サンダーバード代表取締役)<女性たち発・うちなー語らな>
観光に携わって30年が過ぎた。海外特派員になりたかった昔の私が、今の私を見たらどう思うだろうか。「私、頑張ってんじゃん」と思ってくれるだろうか。 今でも世界 ...
故郷へ寄せる思い 「我した島」へできること 西銘むつみ(NHK解説委員)<女性たち発・うちなー語らな>
9月に入り、旧暦の祭りや伝統行事の開催が増えてきた。地元や故郷への愛着が垣間見える風景だ。 ことし87歳になった父は、この夏から食欲が急速に衰え、1日の多く ...
祖母に学ぶ教育の未来 次世代に託した夢と知恵 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
24年前に他界した大正生まれの祖母が車に乗った時のルーティンは、車窓から見える看板を片っぱしから音読することだった。読めたのは主にひらがなとカタカナだったので ...
現在に続く人類館 欲望に応じない力強さを 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
琉球やアイヌ民族、朝鮮人らが生きたまま展示された人類館をご存じだろうか。 約120年前の1903年に大阪で開催された内国勧業博覧会、いわゆる万博は殖民(しょ ...
夏の日の思い出 受け継がれる想い 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
夏の思い出はなぜか、子どもの頃の記憶の方が鮮明だ。景色が白むほどの太陽の光、耳をつんざくセミの声、幼なじみと分け合う駄菓子と炭酸。遊んでいた範囲はそんなに広く ...
トイレから見える世相 人にどう寄り添うか 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
トイレからは世相が見える、という独りよがりの持論がある。 入局当時、豊見城村にあった職場の女性用トイレには個室が二つあり、女性が少なかったため十分な数だった ...
消えた敵愾心 真実は唯一にあらず 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
争いは、自分が正しいと思うことを唯一の真実だと信じる者の間に生じる。しかし、視点が違えば、同じ事実が全く異なる真実になる。 職員宿舎で一人暮らしをしていた頃 ...
被害を聞いてきたか 被ばくの歴史に終止符を 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
広島と長崎に原爆が投下される約3週間前の1945年7月16日、アメリカニューメキシコ州の砂漠地帯で人類初の核実験が行われた。原爆開発を率い原爆の父と称された物 ...
夏休みの挑戦 チャンスの扉は目の前に 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
2008年、娘が小学校に入学すると同時に、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンター勤務になった。沖縄コンベンションセンターでの5年間は、宜野湾市コンベンション ...
夏休みの憂うつ 子育ての「壁」いつまで 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
もうすぐ夏休みだ。子どもの頃は心躍ったが、親になると憂うつでしかなくなった。息子たちが大きくなった今も、この季節は苦い思いがよみがえってくる。 長男が小学校 ...
幸福な老いとは 淘汰されない感謝の記憶 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
90歳の母は、週に2回、介助されながら元気にデイサービスに出かける。30秒ごとに記憶が消去されるので、毎日、毎時間が繰り言だらけだが、認知症を「患う」という表 ...
家族の歴史と沖縄戦 過ち繰り返さない術を 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
私が15歳の時に亡くなった父方の祖父が戦争を語ったのは3回だ。 1回目は「平和の礎」が設立された時。幼い私は刻まれた名前の質感が不思議で指でなぞりながら歩い ...
現場で輝く女性たち 社会の違和感に声上げる 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
会合の多い父が、朝ご飯だけは家族そろって食べるというルールを決めたのは、私が小学校に入学した頃だった。言い出しっぺだからと毎朝4時に起きて、食卓一杯に愛情と栄 ...
沖縄戦取材の教訓 記憶のバトンをつなぐ 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
若気の至りではすまされない取材をした。その時の猛省と教訓を胸に刻み沖縄戦の取材を続けている。 記者2年目、もうすぐ戦後50年という頃だったか。沖縄本島南部の ...
慰霊の日を前に 背後で見守る人々の問い 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
この人こそが沖縄のリーダーだと思える女性と出会うことがある。ひめゆり平和祈念資料館の元館長で、昨年97歳で亡くなった本村つるさんもその一人だ。ひめゆり学徒隊の ...
祖霊に手を合わせる 絶たれた関係繋ぎ直す 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
2020年、琉球正月にあたる旧正月に京都大学総合博物館の前で拝んだ。1929年、旧京都帝国大学の人類学者が、研究のために今帰仁村にある百按司(むむじゃな)墓を ...
ママの宣言 働き方の選択肢は無限大 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
娘のスマホに「2017年8月27日ママの宣言」という音声がある。何がきっかけでこれを録音したのか全く覚えていない。当時47歳の私が「ママは、5年以内に自分の夢 ...
復帰と果報 「沖縄」に思いはせる日 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
「果報は寝て待て」。努力した上で良い結果を淡々と待てという意味らしい。 ある日、待ってもいない、思い出すことさえほとんどなかったのに「果報」が舞い込んだ。三 ...
理不尽な痛み 自立の機会は突然に 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
日本では「あおり運転」が問題だが、運転中にキレることを英語ではroad rageと言う。そして、運転中にキレるのは、国を問わずなぜか男性の方が多い。 大学1 ...
沖縄と重なる痛み なぜ福島原発なのか 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員)<女性たち発・うちなー語らな>
なぜ沖縄出身のあなたが福島原発事故を研究しているのか。出会った人達から発せられた質問を自分自身に問うてきた。考える度に、沖縄で生まれ育って感じたことや家族の話 ...
地域防災力と観光 観光客のそばにいるのは 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
想像して下さい。皆さんが楽しみに訪れた観光地でもしも災害に巻き込まれたら? 土地勘のない場所でどこに逃げたらいいかわからなかったら? そこが外国で言葉が通じな ...
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