「女性たち発・うちなー語らな」の記事一覧
沖縄県内で活躍中の女性4人がリレーするコラム「女性たち発 うちなー語らな」。沖縄の課題を挙げ、自由に意見などを述べてもらいます。
春は感謝 「ありがとう」伝えよう 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
「春はあけぼの」と、かの清少納言は「枕草子」につづったが、私の場合「春は感謝」だ。 先月、出席した末の息子の卒業式でも、校長のはなむけの式辞は「常に感謝の心 ...
水を守ること 島の生命を守る 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
まとまった雨が降らない。梅雨までにダムの貯水率が25%を下回れば、30年ぶりの断水だという。台風時に蛇口から水が出ない絶望を何度も経験したはずなのに、北部に大 ...
4月から新執筆陣 コラム「女性たち発 うちなー語らな」 沖縄
2024/03/24
#女性たち発・うちなー語らな
各方面で活躍する県内の女性たちに自由に語ってもらい、沖縄の今と未来を照らすコラム「女性たち発 うちなー語らな」は、4月1日から新たな執筆者4人のリレーがスター ...
新年度からの挑戦 経験増やしつなげよう 新垣道子(グラアティア共同代表) <女性たち発・うちなー語らな>
来月から新年度が始まる。職場や環境が変わり、新しいことをスタートする人たちも多いだろう。社会人経験が長くなってきた私から一つだけ言えることがあるとすれば、かの ...
琉球の抹茶文化 斬新でモダンなコラボ 金城聡子(浦添市美術館学芸員) <女性たち発・うちなー語らな>
心残りがないように、茶の湯(茶道)に触れたい。千利休(せんのりきゅう)(大阪堺出身・1522~91年)の時代、琉球に抹茶文化があった。むしろ盛んだったかもしれ ...
レッテル貼りのデメリット 先入観自覚が理解の一歩 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター) <女性たち発・うちなー語らな>
高校生の時、私の価値観の一部を形成した、とても大事な本に出合った。金城一紀著「GO」という小説である。在日コリアン2世の男子高校生が主人公の話で、周囲の人々や ...
男女共同参画と多様性 自分らしく生きる社会こそ 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士) <女性たち発・うちなー語らな>
正直に言うと私は「男女共同参画」にモヤモヤしていた時期がある。女性というだけで何かしらの役割が回ってくることがあるが、子どもといる時間をたくさん取りたかった私 ...
ジェンダー平等実現へ 私たちの役割と挑戦 新垣道子(グラアティア共同代表) <女性たち発・うちなー語らな>
3月8日は国際女性デーだ。女性のエンパワーメント、ジェンダー平等については私自身、会社や社会の中で、さまざまな葛藤とともに関わってきた。少しでも日本の社会を良 ...
能登への思い 漆の絆を大切に支援 金城聡子(浦添市美術館学芸員) <女性たち発・うちなー語らな>
能登を思うとき、国宝「松林図屏風」が浮かぶ。松は細く柔らかく水墨画の幽玄な画面に大陸からの冷たい空気が漂う。作者・長谷川等伯(とうはく)(1539―1610) ...
心に刻まれた言葉 「沖縄のために」父と共通 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター) <女性たち発 うちなー語らな>
「狭き門から入れ。滅びに至る門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行く者が多い。命に至る門は狭く、その道は細い。そして、それを見出す者が少ない」。こ ...
DV防止と自立支援 身近な人を大切に 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士) <女性たち発・うちなー語らな>
1月のコラムは父に「カタカナばかりで難しい」と言われた(反省)。その父も「DV(ドメスティック・バイオレンス)」という単語は知っている。DVの社会的認知が進み ...
中国のサービス展開 隣国からも学び交流を 新垣道子(グラアディア共同代表)<女性たち発・うちなー語らな>
先日、休暇で上海へ行った。スタートアップコミュニティーの一員として、技術革新を伴う中国のビジネス展開は消費者ニーズを捉えていて興味深い。 日常生活の中で「こ ...
琉球王国の謎 新たな研究が幕開け 金城聡子(浦添市美術館学芸員) <女性たち発・うちなー語らな>
今年も元日は浦添グスク突端の「ワカリジー」(為朝岩ともいう)で日の出を拝んだ。うっすらと神の島・久高島が望め、東の水平線に太陽が上がり始めると、明るむ彩雲から ...
米軍に関する調査・分析 問題打開へ研究網構築を 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター) <女性たち発・うちなー語らな>
前回のコラムでは、米軍に関する数々の疑問に対して中・長期的な調査研究が必要だという話をした。米軍基地は世界中に点在するが、他地域のケースから沖縄に応用できるこ ...
成人の日に思う 思い込みを捨て挑戦を 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士)<女性たち発・うちなー語らな>
大学生の頃、夏季講座で「女性学」を受講し社会における男女不平等の実態を知った。女性学の中では子どもの頃から生活の中で度々感じていた小さな違和感や疑問が言語化さ ...
困った時の支援 優しさを循環させよう 新垣道子(グラアディア共同代表) <女性たち発・うちなー語らな>
この時期になると思い出す光景がある。企業に勤めていたある冬、長期ロンドン出張があった。現地に到着した寒い夜、私は重いスーツケースを1人でガタガタと運んでいた。 ...
沖縄発ファッション 多彩なブランドに誇り 金城聡子(浦添市美術館学芸員)<女性たち発・うちなー語らな>
街もクリスマスで華やぐこの時期に沖縄発のファッションブランドについて語りたい。まねることができない、どこにもない装いである。私は「ドレスメーカー学院」系列の杉 ...
米軍事故への数々の疑問 沖縄に体系的研究機関を 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター)<女性たち発・うちなー語らな>
私は沖縄県内に専門の機関が必要だと思っている。米軍に関連する中長期的な調査・研究プロジェクトを担える組織のことだ。 11月29日、鹿児島県屋久島沖で米空軍の ...
男性の育休事情 長期的なチーム育児を 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士)<女性たち発・うちなー語らな>
サンエーでの会議でのこと。その日のトピック担当者の1人である男性社員が、育児休業中ではあったが会議の経過を把握したいと自宅から会議にリモート参加した。会議終了 ...
45歳からの起業 何度も諦めず打席に立つ 新垣道子(グラアティア共同代表)<女性たち発・うちなー語らな>
長年、キャリアを築いてきた大手外資系企業での仕事を辞めて、私は45歳で新しいことに挑戦した。イベント、ウェブサービス会社の立ち上げだ。毎年、年末に行う「ひとり ...
ウィズ・アート 市民つなげる新風を 金城聡子(浦添市美術館学芸員)<女性たち発・うちなー語らな>
昨年の新春にwith コロナになぞらえて「With Art うらそえ」を考案した。「アートと共生する浦添」「浦添でアートと共に」といった意味を込めている。地球 ...
基地政治学から見る沖縄 世界に前例ない先駆者 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター)<女性たち発・うちなー語らな>
今回は、海外の研究者がどのように米軍基地を抱える沖縄を分析しているか紹介しよう。特に2000年代以降に発展してきた「基地政治学」について話したい。 アメリカ ...
共同親権 「子どもの幸せ」忘れずに 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士) <女性たち発・うちなー語らな>
共同親権の導入が議論されている。共同親権とは、離婚後に父母のどちらか一方ではなく双方を未成年の子の親権者とすることを可能にする制度である。その法改正の議論では ...
20年前の挑戦 今日が未来をもたらす 新垣道子(グラアティア共同代表)<女性たち発・うちなー語らな>
今年もあと残すところ2カ月となった。2023年を振り返って最も印象深いことの一つ。それは約20年前、アメリカの大学院経営学(MBA)コースで肩を並べた旧友たち ...
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