「女性たち発・うちなー語らな」の記事一覧
沖縄県内で活躍中の女性4人がリレーするコラム「女性たち発 うちなー語らな」。沖縄の課題を挙げ、自由に意見などを述べてもらいます。
琉球の螺鈿漆器 自然の恵みからの造形 金城聡子(浦添市美術館学芸員)<女性たち発・うちなー語らな>
皆さんはヤコウガイをご存じだろうか。「夜光貝」の方が親しまれていて、ロマンチックな表記かもしれない。鹿児島県屋久島辺りから沖縄近海に生息する大きな巻き貝で、食 ...
沖縄の視点を世界へ 相手に伝わる工夫を 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター)<女性たち発・うちなー語らな>
ちょうど17年前、私はアメリカ留学をした。高校時代に県費や国費で留学に行ってきた同級生を見て、「私も大学では必ず留学に行く」と決意していた。好きだった英語をペ ...
営利と社会貢献 徳を残して財を残さず 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表)<女性たち発・うちなー語らな>
NHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野富太郎博士にゆかりのある人物が沖縄にもいる。教員や県会議員を歴任し、建材事業を手掛けた故金城三郎氏 ...
女性の人材育成 今こそチャレンジを 富原加奈子(県経営協女性リーダー顧問)<女性たち発・うちなー語らな>
いきなりですがクイズに挑戦してみていただけますか。 「父親とその息子が交通事故で病院に運ばれた。病院の先生が運ばれた息子を見てこう言った。『この子は私の息子 ...
コミュニティー作り 「誰かが」を「私が」に 真栄田若菜(IAm(アイアム)共同代表理事)<女性たち発・うちなー語らな>
近くでこんなコミュニティーがあったら良いのに。こんなことができたら良いのに。インターネットで検索しても見つからない。でも自分は何かを先導してやるタイプではない ...
世界の沖縄人 交流深化させ学び合いを 大城尚子(北京工業大講師)<女性たち発・うちなー語らな>
5月下旬から7月まで40度の日が多かった北京もようやく秋の気温になってきた。キャンパスで新生活に期待で胸を膨らませる新入生たちを見かけた。いつか沖縄の大学生と ...
私という存在 母と姉が人生の師 宮城さつき(フリーアナウンサー)<女性たち発・うちなー語らな>
毎回何を書こうか頭を悩ませながら、立ち止まり、自分の半生を振り返るような時間は楽しくもあったこのエッセーも今回で最終回。タイトルにちなんで、私を取り巻く女性た ...
活気に満ちた中国深圳市 若い世代に海外視察を 富原加奈子(県経営協女性リーダー顧問)<女性たち発・うちなー語らな>
経済特区の指定を受けたのが1980年。わずか40年余りで人口3万人の漁村が東京と同規模の1400万人の大都市に急成長した。そんな夢のような発展を遂げたのが、香 ...
旧盆の祈り 大切な故人へ思い届ける 真栄田若菜(IAm(アイアム)共同代表理事)<女性たち発・うちなー語らな>
真栄田若菜 あっという間に8月も後半に入り、旧盆が近づいてきた。亡くなった母が今年もこちらに帰ってくる。仏壇に何を飾ろうか。どんなごちそうが食べたいかな? 旧 ...
PFAS問題 日米は透明性確保を 大城尚子(北京工業大講師)<女性たち発・うちなー語らな>
2023年7月、琉球民族独立総合研究学会とちゅら水会が在沖米軍基地に由来するPFAS(有機フッ素化合物)問題の声明文をEMRIP(国連先住民族の権利に関する専 ...
映画「八月十五夜の茶屋」 金井喜久子の応援歌 宮城さつき(フリーアナウンサー)<女性たち発・うちなー語らな>
1956年公開のハリウッド映画「八月十五夜の茶屋」をご存じだろうか? 舞台は米軍占領下に置かれた沖縄の収容所。民主化を推し進めようとする軍政側と沖縄住民との異 ...
社内SNS導入 働く時間削減を実現 富原加奈子(県経営協女性リーダー顧問)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/07/23
#女性たち発・うちなー語らな
「社内SNSを全社導入しましょう」。ある日、私が働いていたりゅうせき商事の営業会議で管理職の一人が提案してきた。他のメンバーもぜひやってみたいという。部分導入 ...
「夢中」になること 新しい世界への原動力 真栄田若菜(一般社団法人IAm(アイアム)共同代表理事)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/07/15
#女性たち発・うちなー語らな
真栄田若菜 暮らしている場所、国籍や言語、その他の属性にかかわらず、私たちを突き動かすもの。それが「夢中」である。 それは国内外の俳優やアイドルかもしれない ...
沖縄県の地域外交 戦争加害の反省も必要 大城尚子(北京工業大講師)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/07/09
#大城尚子
6月4日付「人民日報」1面で習近平中国国家主席の「琉球発言」が報道された。中国の研究者から同記事が送られてきた時、目を見張った。まさか玉城デニー知事の訪中前に ...
慰霊への思いと表現 沖縄は平和生み出せる 宮城さつき(フリーアナウンサー)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/07/02
#女性たち発・うちなー語らな
6月23日の「慰霊の日」、私はかつてないほど緊張して、ある絵本の朗読に臨んだ。作家の池澤夏樹さん、画家の黒田征太郎さんのお二人が手がけた「ヤギと少年、洞窟の中 ...
新型コロナと沖縄 観光業の人材育成急務 富原加奈子(県経営協女性リーダー顧問)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/06/24
#女性たち発・うちなー語らな
国際通りににぎわいが戻ってきた。楽しそうな観光客の笑顔がまぶしい。新型コロナが5類へ移行し、沖縄観光はさらに活気を取り戻しつつある。最初の緊急事態宣言から3年 ...
米軍人との離婚 県民支援の体制拡充を 真栄田若菜(一般社団法人IAm(アイアム)共同代表理事)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/06/17
#女性たち発・うちなー語らな
真栄田若菜 米軍人と結婚し米国に住んでいた妹が今年離婚し、先月5歳の娘と一緒に沖縄に戻ってきた。昨年末に突然離婚の話が出て、4月に離婚が成立した。妹の離婚によ ...
単身者支えるインフラ 中国の宅配サービス 大城尚子(北京工業大講師)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/06/10
#大城尚子
大城尚子 北京で暮らし始めて4カ月がたとうとしている。日頃、ネットスーパーやEC(電子商取引)サイトを利用する中で、中国の宅配サービスは、単身者と高齢者の生活 ...
きなくさい時代に 「戦争」の実相知る努力を 宮城さつき(フリーアナウンサー)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/06/04
#女性たち発・うちなー語らな
梅雨の最中、見頃を迎える月桃の花。涼やかな乳白色の房から黄色の花が顔をのぞかせる。見た目でも、香りでも心に癒やしをもたらしてくれる。こんなに美しい月桃だが、ど ...
全国一長時間労働の沖縄 柔軟な働き方で改革を 富原加奈子(県経営協女性リーダー顧問)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/05/27
#働き方改革
近頃よく見かける「抱っこひもパパ」。時折、いとおしそうに赤ちゃんをのぞき込む姿にほっこりする。男性の育児休業取得促進が義務化されたこともあり、そんな姿はますま ...
ユンヂチ 負担や制限話す機会に 真栄田若菜(一般社団法人IAm(アイアム)共同代表理事)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/05/21
#女性たち発・うちなー語らな
真栄田若菜 4月末、亡き祖父と母が眠っているお墓で清明祭(シーミー)をした。10代、20代の頃は、清明祭やお盆のようなジェンダー・バイアスが色濃く残る先祖供養 ...
「個」の経験 自立の機会に 「対等関係」問いながら 大城尚子(北京工業大講師)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/05/14
#大城尚子
大城尚子 5月に入り、北京も緑が増え初夏が来ている。ゴールデンウイーク並みの大型連休だった労働節の4月29日から5月3日、約2億5000万人が旅行したという。 ...
二つの「5月3日」 沖縄の重圧と父の苦労 宮城さつき(フリーアナウンサー)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/05/07
#女性たち発・うちなー語らな
5月3日は私にとって二つの意味を持つ大切な日だ。一つは言うまでもなく憲法記念日。もう一つは父の誕生日である。今年は仕事でもご一緒させていただき、尊敬してやまな ...
その向こうに成長した自分 「失敗」を「経験」に 富原加奈子(県経営協女性リーダー顧問)<女性たち発・うちなー語らな>
2023/04/23
#女性たち発・うちなー語らな
富原加奈子 昭和が終わる少し前、大学4年の私は東京で就職活動をしていた。と言っても、男女雇用機会均等法もなく、募集は男子学生ばかり。女性の就職は結婚前の腰かけ ...
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