「女性たち発・うちなー語らな」の記事一覧
沖縄県内で活躍中の女性4人がリレーするコラム「女性たち発 うちなー語らな」。沖縄の課題を挙げ、自由に意見などを述べてもらいます。
夏休みの挑戦 チャンスの扉は目の前に 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
2008年、娘が小学校に入学すると同時に、宜野湾市にある沖縄コンベンションセンター勤務になった。沖縄コンベンションセンターでの5年間は、宜野湾市コンベンション ...
夏休みの憂うつ 子育ての「壁」いつまで 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
もうすぐ夏休みだ。子どもの頃は心躍ったが、親になると憂うつでしかなくなった。息子たちが大きくなった今も、この季節は苦い思いがよみがえってくる。 長男が小学校 ...
幸福な老いとは 淘汰されない感謝の記憶 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
90歳の母は、週に2回、介助されながら元気にデイサービスに出かける。30秒ごとに記憶が消去されるので、毎日、毎時間が繰り言だらけだが、認知症を「患う」という表 ...
家族の歴史と沖縄戦 過ち繰り返さない術を 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
私が15歳の時に亡くなった父方の祖父が戦争を語ったのは3回だ。 1回目は「平和の礎」が設立された時。幼い私は刻まれた名前の質感が不思議で指でなぞりながら歩い ...
現場で輝く女性たち 社会の違和感に声上げる 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
会合の多い父が、朝ご飯だけは家族そろって食べるというルールを決めたのは、私が小学校に入学した頃だった。言い出しっぺだからと毎朝4時に起きて、食卓一杯に愛情と栄 ...
沖縄戦取材の教訓 記憶のバトンをつなぐ 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
若気の至りではすまされない取材をした。その時の猛省と教訓を胸に刻み沖縄戦の取材を続けている。 記者2年目、もうすぐ戦後50年という頃だったか。沖縄本島南部の ...
慰霊の日を前に 背後で見守る人々の問い 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
この人こそが沖縄のリーダーだと思える女性と出会うことがある。ひめゆり平和祈念資料館の元館長で、昨年97歳で亡くなった本村つるさんもその一人だ。ひめゆり学徒隊の ...
祖霊に手を合わせる 絶たれた関係繋ぎ直す 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員) <女性たち発・うちなー語らな>
2020年、琉球正月にあたる旧正月に京都大学総合博物館の前で拝んだ。1929年、旧京都帝国大学の人類学者が、研究のために今帰仁村にある百按司(むむじゃな)墓を ...
ママの宣言 働き方の選択肢は無限大 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
娘のスマホに「2017年8月27日ママの宣言」という音声がある。何がきっかけでこれを録音したのか全く覚えていない。当時47歳の私が「ママは、5年以内に自分の夢 ...
復帰と果報 「沖縄」に思いはせる日 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
「果報は寝て待て」。努力した上で良い結果を淡々と待てという意味らしい。 ある日、待ってもいない、思い出すことさえほとんどなかったのに「果報」が舞い込んだ。三 ...
理不尽な痛み 自立の機会は突然に 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
日本では「あおり運転」が問題だが、運転中にキレることを英語ではroad rageと言う。そして、運転中にキレるのは、国を問わずなぜか男性の方が多い。 大学1 ...
沖縄と重なる痛み なぜ福島原発なのか 佐久川恵美(同志社大学・都市共生研究センター研究員)<女性たち発・うちなー語らな>
なぜ沖縄出身のあなたが福島原発事故を研究しているのか。出会った人達から発せられた質問を自分自身に問うてきた。考える度に、沖縄で生まれ育って感じたことや家族の話 ...
地域防災力と観光 観光客のそばにいるのは 翁長由佳(サンダーバード代表取締役) <女性たち発・うちなー語らな>
想像して下さい。皆さんが楽しみに訪れた観光地でもしも災害に巻き込まれたら? 土地勘のない場所でどこに逃げたらいいかわからなかったら? そこが外国で言葉が通じな ...
春は感謝 「ありがとう」伝えよう 西銘むつみ(NHK解説委員) <女性たち発・うちなー語らな>
「春はあけぼの」と、かの清少納言は「枕草子」につづったが、私の場合「春は感謝」だ。 先月、出席した末の息子の卒業式でも、校長のはなむけの式辞は「常に感謝の心 ...
水を守ること 島の生命を守る 喜納育江(琉球大教授) <女性たち発・うちなー語らな>
まとまった雨が降らない。梅雨までにダムの貯水率が25%を下回れば、30年ぶりの断水だという。台風時に蛇口から水が出ない絶望を何度も経験したはずなのに、北部に大 ...
4月から新執筆陣 コラム「女性たち発 うちなー語らな」 沖縄
2024/03/24
#女性たち発・うちなー語らな
各方面で活躍する県内の女性たちに自由に語ってもらい、沖縄の今と未来を照らすコラム「女性たち発 うちなー語らな」は、4月1日から新たな執筆者4人のリレーがスター ...
新年度からの挑戦 経験増やしつなげよう 新垣道子(グラアティア共同代表) <女性たち発・うちなー語らな>
来月から新年度が始まる。職場や環境が変わり、新しいことをスタートする人たちも多いだろう。社会人経験が長くなってきた私から一つだけ言えることがあるとすれば、かの ...
琉球の抹茶文化 斬新でモダンなコラボ 金城聡子(浦添市美術館学芸員) <女性たち発・うちなー語らな>
心残りがないように、茶の湯(茶道)に触れたい。千利休(せんのりきゅう)(大阪堺出身・1522~91年)の時代、琉球に抹茶文化があった。むしろ盛んだったかもしれ ...
レッテル貼りのデメリット 先入観自覚が理解の一歩 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター) <女性たち発・うちなー語らな>
高校生の時、私の価値観の一部を形成した、とても大事な本に出合った。金城一紀著「GO」という小説である。在日コリアン2世の男子高校生が主人公の話で、周囲の人々や ...
男女共同参画と多様性 自分らしく生きる社会こそ 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士) <女性たち発・うちなー語らな>
正直に言うと私は「男女共同参画」にモヤモヤしていた時期がある。女性というだけで何かしらの役割が回ってくることがあるが、子どもといる時間をたくさん取りたかった私 ...
ジェンダー平等実現へ 私たちの役割と挑戦 新垣道子(グラアティア共同代表) <女性たち発・うちなー語らな>
3月8日は国際女性デーだ。女性のエンパワーメント、ジェンダー平等については私自身、会社や社会の中で、さまざまな葛藤とともに関わってきた。少しでも日本の社会を良 ...
能登への思い 漆の絆を大切に支援 金城聡子(浦添市美術館学芸員) <女性たち発・うちなー語らな>
能登を思うとき、国宝「松林図屏風」が浮かぶ。松は細く柔らかく水墨画の幽玄な画面に大陸からの冷たい空気が漂う。作者・長谷川等伯(とうはく)(1539―1610) ...
心に刻まれた言葉 「沖縄のために」父と共通 波照間陽(成蹊大学アジア太平洋研究センターポスト・ドクター) <女性たち発 うちなー語らな>
「狭き門から入れ。滅びに至る門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行く者が多い。命に至る門は狭く、その道は細い。そして、それを見出す者が少ない」。こ ...
DV防止と自立支援 身近な人を大切に 野崎聖子(うむやす法律会計事務所代表、弁護士) <女性たち発・うちなー語らな>
1月のコラムは父に「カタカナばかりで難しい」と言われた(反省)。その父も「DV(ドメスティック・バイオレンス)」という単語は知っている。DVの社会的認知が進み ...
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